基本情報技術者試験(CBT方式)の当日の流れを、試験の申込み窓口の案内で時間順に整理。開場30分前から結果表示まで、メモ用紙の回収と追加、科目A・科目Bの時間配分の例、遅刻・マシントラブルなど場面別の対処を解説します。
目次
結論:基本情報技術者試験(FE)の当日は、試験開始の30分前に開場・受付が始まり、開始の15分前までに受付を済ませるのが目安です。試験は、科目A(90分・60問)、休憩(最長10分)、科目B(100分・20問)の順に連続して進み、開始時刻が10時なら、休憩を最大に使っても終了は13時20分です。メモ用紙とボールペンは会場が用意し、足りなければ試験監督員に合図するともらえます。遅刻は開始から80分以内なら入室できますが、終了時刻は繰り下がりません。
| 時刻の例(10時開始) | 場面 | 出典の案内にある内容 |
|---|---|---|
| 9:30 | 開場・受付の開始 | 開始30分前から。早めの来場を案内 |
| 9:45 | 受付の目安 | 開始15分前までに受付 |
| 受付 | 本人確認、署名、荷物をロッカーへ | 顔写真付きの書類を提示。机上の物以外はロッカーに預ける |
| 10:00 | 科目A開始 | 90分・60問。メモ用紙とボールペンは会場の備品 |
| 11:30 | 科目A終了・休憩 | 最長10分。休憩前にメモ用紙を回収 |
| 11:40 | 科目B開始 | 100分・20問。新しいメモ用紙を配布 |
| 13:20 | 科目B終了 | 画面に評価点が表示される。メモ用紙とボールペンを返す |
出典:申込み窓口 基本情報技術者試験(FE)(当日の流れ・試験概要)。時刻は当サイトが10時開始を例に計算したものです(10:00+90分=11:30、+10分=11:40、+100分=13:20)。会場ごとの開始時刻は、予約画面で確認します。
合格ナビには、本番の科目Aと同じ四肢択一の問題が120問(2022年のサンプル問題60問と令和5〜7年度の公開問題60問)あります(2026-10-02 集計)。90分で60問を解く感覚は、次の問題で確かめられます。
当日の時間の規定:開場・受付は試験開始の30分前から、集合時刻は15分前。遅刻は開始から80分以内なら入室可(終了時刻の繰下げなし)。科目A 90分・科目B 100分、休憩は最長10分。最終確認日:2026-10-04。出典:申込み窓口 基本情報技術者試験(FE)、IPA 試験要綱 Ver.5.6。
前日までに確認しておくこと:書類・経路・予約の変更期限
当日に困りやすいのは、試験の内容より、本人確認書類と到着時刻です。試験の申込み窓口の案内から、前日までに確認できることを挙げます。
- ① 本人確認書類:試験当日に提示できないと、「いかなる理由でも受験できません」と案内されています。種類と条件は、受験前に申込み窓口のよくあるご質問 本人確認書類で確認します
- ② 会場までの経路:試験会場の待合スペースに着いた時点が来場時刻とされ、案内には、交通機関の事故や混雑に備えて余裕を持つこと、地図で道順と所要時間を事前に確認することが書かれています
- ③ 予約の変更期限:受験申込内容(会場・日時など)の変更は、試験日の3日前までです
- ④ 同行者:会場には、同行者が待機できるスペースが用意されていません
申込みの手順、受験手数料、2026年12月28日以降の休止予定は、基本情報技術者試験のCBT方式の解説にまとめています。この記事は、試験日当日の動きに絞っています。結果が出たあとの合格発表は合格発表の記事で扱っています。
会場に着いてから試験が始まるまで:受付・ロッカー・操作説明
受付から入室までの手順は、試験の申込み窓口の概要ページに次のとおり載っています。
- ① 本人確認書類の提示
- ② 注意事項の説明と署名:会場で配布されるログイン情報シートに書かれた同意事項を確認し、署名します
- ③ 荷物をロッカーへ:机上に置く物以外(携帯電話や上着など)は、指定のロッカーに預けます。ロッカーがない会場では、会場に応じて対応が異なります
- ④ 試験監督員の説明を受けて入室:指定の席に座り、監督員の指示で試験を始めます
入室後、受験端末で操作説明を確認します。この確認は試験開始時刻を過ぎても続けられますが、その分、試験時間は短くなります。操作は基本的にマウスで選択肢を選ぶ方式で、困ったときは監督員に声をかけるよう案内されています(申込み窓口のよくあるご質問 パソコンの操作)。試験内容についての質問には、答えてもらえません。
机上に置ける物は、ハンカチ、ポケットティッシュ、目薬、水、ログイン情報シート、メモ用紙・ボールペン(会場の備品)です。普段使っているマウスなどの機器の持込みも認められていません。持込み物の詳しい条件は、CBT方式の解説の「メモ用紙・電卓・持ち物」の節にあります。
科目A・休憩・科目Bの流れ:10時開始の例
科目Aと科目Bは、同じ日に連続して実施されます。IPAの試験要綱は、CBT方式では科目Aの終了後、科目Bを始めるまでの間に最長10分の休憩を取れると定めています。
| 順番 | 時間 | 10時開始の場合 | 注意 |
|---|---|---|---|
| 科目A | 90分(60問) | 10:00〜11:30 | 終了後に休憩へ |
| 休憩 | 最長10分 | 11:30〜11:40 | 休憩の前にメモ用紙を回収。10分たつと科目Bが自動で始まる |
| 科目B | 100分(20問) | 11:40〜13:20 | 新しいメモ用紙が配られる。残り時間のカウントダウンが進む |
出典:申込み窓口 基本情報技術者試験(FE)、IPA 試験要綱 Ver.5.6。時刻は当サイトの計算例です。
休憩の取り方には、決まりがあります。休憩を試験室の外で取ると、再入室のときに、監督員が本人確認と所持品の確認をやり直します。確認に時間がかかることがあるため、時間に余裕を持って戻るよう案内されています。10分を過ぎると科目Bは自動で始まるので、休憩時間の終わりには席に戻っておきます。
トイレなどで一時退席するときは、試験監督員に知らせます。ただし、一時退席しても試験時間は延長されません(申込み窓口のよくあるご質問 一時退席)。
科目A・科目Bの時間配分:1問あたりの時間と、見直しの枠の取り方
公式の案内に、問題ごとの時間配分の指定はありません。当サイトでは、試験時間と問題数から次のように計算できます。
| 科目 | 時間 | 問題数 | 1問あたり |
|---|---|---|---|
| 科目A | 90分 | 60問 | 1.5分(90÷60) |
| 科目B | 100分 | 20問 | 5分(100÷20) |
科目Bの20問は、試験要綱で「アルゴリズムとプログラミング分野16問、情報セキュリティ分野4問」と定められています(IPA 試験要綱 Ver.5.6)。
次の配分は、当サイトの一例で、IPAの目安ではありません。自分の解くスピードに合わせて組み替えてください。
- ① 科目A:1周目を1問1分で解くと、60問で60分です。残りの30分を、飛ばした問題と計算問題の見直しに使います(60分+30分=90分)
- ② 科目B:情報セキュリティの4問に1問3分(計12分)、アルゴリズムとプログラミングの16問に1問4分(計64分)をあてると、76分です。残りの24分を、トレースが長い問題の見直しに使います(12分+64分+24分=100分)
遅刻の場合は、時間の数え方が変わります。遅刻しても終了時刻は繰り下がらないので、開始から79分遅れて入室すると、科目Aの残りは90分−79分=11分です。80分を超えると受験できません。
時間配分の感覚をつかむには、IPAが公表した問題を時間を計って解きます。
メモ用紙は何枚? 足りないときと、回収のタイミング
メモは、会場が用意するメモ用紙とボールペンで取ります。試験の申込み窓口は、「ご自身が所有するものは使用できません」と案内しています(申込み窓口のよくあるご質問 メモ)。
「何枚もらえるか」について、案内には枚数もサイズも書かれていません。書かれているのは、次の3点です。
| 場面 | 案内の内容 |
|---|---|
| 試験開始前 | メモ用紙には何も記入しない |
| 足りなくなったとき | 試験監督員に合図すると、追加のメモ用紙を渡してもらえる |
| 休憩・終了のとき | 科目Aと科目Bの両方を受ける場合、休憩の前に用紙を回収し、科目Bの前に新しい用紙を配る。試験終了後は、メモ用紙と筆記用具をすべて回収する |
実際の使い方で押さえておく点は、2つです。
- ① 科目Aのメモは科目Bに持ち越せません:休憩の前に回収されるので、科目Aの途中で見直したい問題の番号や途中式は、科目Aの時間内に済ませます
- ② 足りなくなる前に合図する:追加は合図でもらえるので、書く場所が尽きてから慌てずに済みます。科目Bのトレースで変数の表を何度も書き直す問題では、早めに頼みます
メモ用紙は、計算問題とトレースの問題で使います。電卓は、机上に置ける物の一覧に挙がっていないため、手計算を前提に練習しておくと安心です。次の問題で、メモ用紙に式を書く練習ができます。
- 16進小数0.Cを10進小数に変換する(令和5年度 科目A 問1)
- 10進整数を8桁の2進数に変換する流れ図(2022 サンプル問題 問2)
- MTBFとMTTRを改善した翌年度の稼働率(令和6年度 科目A 問4)
科目Bの擬似言語のトレースの進め方は、科目Bの対策記事と流れ図の記事にあります。
当日に起こりやすい場面と対処:案内に書かれていること
試験の申込み窓口の案内から、当日に起こりやすい場面ごとの対処を表にまとめます。
| 場面 | 案内にある対処 |
|---|---|
| 電車の遅れなどで開始に間に合わない | 開始から80分以内なら入室できる。ただし終了時刻は繰り下がらない。80分を超えると受験できず、手数料は返還されない。交通機関の事故などでも、終了時刻の繰下げや別日の受験はできない |
| 本人確認書類を忘れた | いかなる理由でも受験できない |
| 画面や機器の不具合 | すみやかに試験監督員に報告する |
| 操作が分からない | 試験監督員に声をかける。内容についての質問には答えてもらえない |
| トイレに行きたい | 試験監督員に知らせれば退席できる。試験時間は延長されない |
| 早く終わった | 試験監督員に声をかければ退室できる。一度終了すると再開できない |
| 地震や台風などの災害 | 試験が実施できない場合は中止することがある。会場が閉鎖されると、お知らせに掲載され、受験者にも個別に連絡される |
出典:申込み窓口 基本情報技術者試験(FE)、同 遅刻、同 本人確認書類を忘れた場合、同 退室、同 災害時。
不安なのは、「途中で画面が止まったらどうなるか」です。試験の申込み窓口の概要ページとよくあるご質問には、不具合が起きたときの試験時間の扱いを示す記載がありません。止まったと感じたら、自分で操作を重ねず、すぐに試験監督員に伝えます。
試験が終わったあと:結果の画面表示と、持ち帰れないもの
試験が終わると、画面に科目Aと科目Bごとの評価点が表示されます。その場で表示されるのは評価点で、合格かどうかは別です。経済産業大臣が合格者を決定し、受験番号がIPAのページとマイページで公表されます(申込み窓口のよくあるご質問 結果)。
終了後は、メモ用紙とボールペンを試験監督員に渡し、忘れ物がないことを確認して退場します。メモ用紙の内容を持ち帰ることはできません。試験の問題は公開されず、個々の問題や結果についての問合せにも応じてもらえないので、解答の確認は、IPAが公表している問題で行います。
CBT試験の休止:基本情報技術者試験のCBT試験は2026年12月28日以降に休止予定。2026年9月1日以降の新規申込みで選べる試験日は、申込日から2026年12月27日まで。再開時期は決まり次第IPAのウェブページで公表される。最終確認日:2026-10-04。出典:IPA CBT方式で実施する3試験区分における2026年5月以降の試験実施について。
評価点の読み方は600点以上でも不合格になる理由に、合格率は基本情報技術者試験の難易度と合格率にあります。
当日に向けた準備の順番
当日の動きを前提にすると、準備は次の順に組めます。
- ① 試験日の3日前までに、会場・日時・本人確認書類を確認する
- ② 科目Aのサンプル問題を、90分で通して解き、1問あたりの時間を測る
- ③ 計算問題と流れ図は、メモ用紙に書いて解く練習をする
- ④ 科目Bのサンプル問題を、100分で通して解き、見直しの枠が残るか確かめる
科目Bの問題は当サイトに掲載していないため、IPAの公開問題のページで確認します。
まとめ
- 開場・受付は試験開始の30分前から、集合時刻は開始の15分前です。本人確認書類を提示できないと受験できません
- 科目A(90分・60問)、休憩(最長10分)、科目B(100分・20問)が連続し、10時開始なら最長13時20分に終わります
- メモ用紙とボールペンは会場の備品で、枚数の決まりは案内にありません。足りないときは合図で追加され、休憩の前に回収されます
- 遅刻は開始から80分以内なら入室できますが、終了時刻は繰り下がりません。機器の不具合は、すぐに試験監督員へ伝えます
- 試験後に画面で見られるのは評価点で、合格は経済産業大臣が決定します。問題は公開されません
よくある質問
Q試験当日、会場には何時に着けばよいですか?
試験の申込み窓口の案内では、試験開始時刻の30分前から開場と受付が始まり、集合時刻は開始の15分前です。受付が混み合うと試験室に入るまで時間がかかることがあるため、15分前までに受付を済ませることが目安とされています。
Qメモ用紙は何枚もらえますか?足りなくなったらどうなりますか?
枚数の決まりは、試験の申込み窓口の案内には書かれていません(2026-10-04 時点)。追加が必要なときは、試験監督員に合図するとメモ用紙を渡してもらえます。科目Aと科目Bの間の休憩の前に、使った用紙は回収され、科目Bの前に新しい用紙が配られます。
Q試験の途中で終わりにして退室することはできますか?
できます。試験監督員に声をかければ退室できますが、一度試験を終了すると、試験の再開はできません。基本情報技術者試験は科目Aと科目Bを別の日に受けることもできず、合格には両方の科目の評価点が基準点以上であることが必要です。
法令や試験の数字は、改正や年度で変わります。この記事の最終確認日は2026年10月7日です。申込みや合格基準は、必ず試験団体の公式情報で確かめてください。

