問題
ハ長調で書かれた旋律「ド・レ・ミ・ファ・ソ」を、子どもの声の高さに合わせて長2度上に移調する。移調後の音と調の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
【この問題について】
本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育実習理論」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。
※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
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答え合わせ
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
自信の3択
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解説
※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
正答は2です。長2度は全音1つ分(半音2つ分)の幅です。ハ長調の主音ドを長2度上げるとレになり、移調後はニ長調(♯2つ:ファ♯・ド♯)になります。旋律の各音もすべて全音1つ分ずつ上げるので、ド→レ、レ→ミ、ミ→ファ♯、ファ→ソ、ソ→ラです。ミからファ♯に上げるところで♯を付け忘れないことが大切です。
移調とは、旋律の音と音の間隔(音程関係)を変えずに、全体を別の高さに移すことです。
1 誤り ミを長2度上げるとファ♯です。ミとファの間は半音なので、♯を付けないファでは半音しか上がらず、旋律の形が変わってしまいます。
2 正しい 各音を全音1つずつ上げた結果で、ニ長調の音になっています。もとの旋律は第1〜5音なので、移調後もニ長調の第1〜5音(レ・ミ・ファ♯・ソ・ラ)に対応します。
3 誤り これは短3度上(変ホ長調)に移調したときの音です。ドとミ♭の間は半音3つで、長2度ではありません。
4 誤り これは長2度下(変ロ長調)に移調したときの音です。上下の向きが逆です。
5 誤り ファを長2度上げるとソで、ソ♯ではありません。ファとソの間は全音です。
以上から2が正答です。
移調の手順 ①もとの調の主音を目的の音程だけ移して新しい調を決める、②新しい調の調号を確かめる、③旋律の各音を同じ音程だけ移す、④調号に合っているか(臨時記号が必要か)を確認する、の順に進めると誤りが減ります。ハ長調から長2度上はニ長調(♯2つ)、短3度上は変ホ長調(♭3つ)、長2度下は変ロ長調(♭2つ)、完全4度上はヘ長調(♭1つ)、完全5度上はト長調(♯1つ)です。
正解の根拠(半音で数える) もとの旋律の隣り合う音の幅は、ド→レが半音2つ、レ→ミが半音2つ、ミ→ファが半音1つ、ファ→ソが半音2つです。移調後も同じ幅でなければなりません。レ→ミ(半音2つ)、ミ→ファ♯(ミ→ファで半音1つ、ファ→ファ♯で半音1つ、計2つ)、ファ♯→ソ(半音1つ)、ソ→ラ(半音2つ)となり、肢2は「2・2・1・2」で一致します。ニ長調の音階をレから「全・全・半・全・全・全・半」で作ると、レ・ミ・ファ♯・ソ・ラ・シ・ド♯・レとなり、♯がファとドの2つになることも確かめられます。
誤りの肢の掘り下げ 肢1(レ・ミ・ファ・ソ・ラ)は、幅が「2・1・2・2」となり、3音目が半音低い形です。肢5(レ・ミ・ファ♯・ソ♯・ラ)は「2・2・2・1」となり、4音目が半音高くなっています。肢3は各音を半音3つ上げた結果(ド→ミ♭、レ→ファ、ミ→ソ、ファ→ラ♭、ソ→シ♭)、肢4は各音を半音2つ下げた結果(ド→シ♭、レ→ド、ミ→レ、ファ→ミ♭、ソ→ファ)で、どちらも音どうしの幅は「2・2・1・2」と保たれています。肢3・4は旋律の形は正しく、肢3は移す幅(半音3つ)が、肢4は移す向き(下)が設問と違う、という種類の誤りです。
音程の数え方 長2度は半音2つ、短2度は半音1つ、長3度は半音4つ、短3度は半音3つ、完全4度は半音5つ、完全5度は半音7つです。白鍵ではミ・ファとシ・ドの間だけが半音であることを使って数えます。
検算の方法 移調後の旋律を階名(その調の主音をドと読む読み方)で読むと、もとの旋律と同じ「ド・レ・ミ・ファ・ソ」になるはずです。ニ長調ではレをドと読むので、レ・ミ・ファ♯・ソ・ラは階名でド・レ・ミ・ファ・ソとなり、正しく移調できていることがわかります。肢1や肢5は階名で読むと音の並びがくずれます。
保育との関連 子どもの声域は大人より狭く、高すぎる音や低すぎる音は歌いにくいため、保育の場では子どもが無理なく歌える高さに移調して伴奏することがあります。移調は旋律だけでなく伴奏の和音(コードネーム)も同じ音程だけ移す必要があり、両方をそろえて考える力が求められます。
- 保育所保育指針・同解説こども家庭庁の公表ページ
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育実習理論」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:楽典の基礎事項(音程・移調・調号)/保育所保育指針(平成29年厚生労働省告示第117号)第2章 3(2)オ 表現条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。
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