危険物乙四
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

危険物乙四 危険物に関する法令 問98|第4類の品名定義と引火点による区分

問題

危険物乙四 | 危険物に関する法令

第4類危険物の品名と引火点の定義に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

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答え合わせ

正解は オ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ
  • オ

自信の3択

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解説

誤っているのはオです。特殊引火物の定義は「引火点が21℃未満の中で特に低いもの」ではありません。

正しい特殊引火物の定義は「1気圧において発火点が100℃以下のもの、または引火点が−20℃以下かつ沸点が40℃以下のもの」です。

  • ア(正): 第一石油類=引火点21℃未満(特殊引火物除く)。
  • イ(正): 第二石油類=引火点21℃以上70℃未満。
  • ウ(正): 第三石油類=引火点70℃以上200℃未満。
  • エ(正): 第四石油類=引火点200℃以上250℃未満。
  • オ(誤): 特殊引火物は「引火点21℃未満の中で特に低いもの」ではない。発火点・沸点条件も含む独立した定義がある。

「特殊引火物は発火点100℃以下、または引火点−20℃以下かつ沸点40℃以下」を押さえます。

第4類各品名の定義(消防法別表第一備考):

品名引火点(1気圧)または定義
特殊引火物発火点100℃以下、または引火点−20℃以下かつ沸点40℃以下
第一石油類21℃未満(特殊引火物を除く)
第二石油類21℃以上70℃未満
第三石油類70℃以上200℃未満
第四石油類200℃以上250℃未満
  • ア(正): 第一石油類=引火点21℃未満(特殊引火物除く)。ガソリン(−40℃以下)・ベンゼン(−11℃)等。
  • イ(正): 第二石油類=引火点21℃以上70℃未満。灯油(40℃以上)・軽油(45℃以上)等。
  • ウ(正): 第三石油類=引火点70℃以上200℃未満。重油(60〜150℃)・アニリン等。
  • エ(正): 第四石油類=引火点200℃以上250℃未満。ギヤー油・シリンダー油等。
  • オ(誤): 特殊引火物は「引火点21℃未満の中で特に低いもの」という定義ではない。発火点が100℃以下のもの、または引火点が−20℃以下かつ沸点が40℃以下のものが正式な定義(消防法別表第一備考)。「引火点で判定するだけ」というオの記述は根本的に誤り。

引っかけパターント:

  • 特殊引火物を「引火点のみで定義」と誤認する(正しくは発火点・沸点条件も含む)
  • 第一石油類〜第四石油類の境界数値を取り違える(21/70/200/250℃が核心)

【理論的背景】

第4類危険物の品名は、引火点を主な基準として階層的に分類されていますが、特殊引火物だけは引火点の閾値だけでなく「発火点」または「引火点と沸点の組み合わせ」という複合条件で定義されています(消防法別表第一備考)。

この複合定義が必要な理由は、特殊引火物の危険性が「引火点の低さ」だけでなく「発火点の低さ(自然発火のしやすさ)」にも起因するためです。例えば二硫化炭素の発火点は約90℃で、ホットプレートや蒸気配管でも着火する可能性があり、通常の火気注意・引火点管理だけでは安全を確保できません。このため発火点100℃以下という基準が設けられています。

ジエチルエーテルは発火点約160℃(100℃超)ですが、引火点−45℃(−20℃以下)かつ沸点34.6℃(40℃以下)の条件を満たすため特殊引火物に分類されます。

【実務・条文構造】

品名定義の正確な条文(消防法別表第一備考):

  • 特殊引火物: ジエチルエーテル、二硫化炭素その他の1気圧において発火点が100℃以下のもの、または引火点が−20℃以下で沸点が40℃以下のもの。
  • 第一石油類: 1気圧において引火点が21℃未満のもの(特殊引火物を除く)。
  • 第二石油類: 1気圧において引火点が21℃以上70℃未満のもの(特殊引火物・第一石油類を除く)。
  • 第三石油類: 1気圧において引火点が70℃以上200℃未満のもの(動植物油類・特殊引火物・第一〜第二石油類を除く)。
  • 第四石油類: 1気圧において引火点が200℃以上250℃未満のもの(動植物油類等を除く)。

【試験での位置づけ】

引火点境界(21/70/200/250℃)は法令A頻出の最重要数値です。特殊引火物の定義(発火点100℃以下、または引火点−20℃以下かつ沸点40℃以下)は「引火点だけで定義されない」点が引っかけになります。本問のオはまさにこの引っかけで、「引火点21℃未満の中で特に低いもの」という誤解を問いに反映させたものです。

特殊引火物に含まれる物質(ジエチルエーテル・二硫化炭素・アセトアルデヒド・酸化プロピレン)と、それぞれの定義条件(どちらの条件に該当するか)を確認することで理解が深まります。

【各選択肢の発展補足】

  • ア(正): 第一石油類=引火点21℃未満(特殊引火物除く)。確定値。
  • イ(正): 第二石油類=引火点21℃以上70℃未満。確定値。
  • ウ(正): 第三石油類=引火点70℃以上200℃未満。確定値。
  • エ(正): 第四石油類=引火点200℃以上250℃未満。確定値。
  • オ(誤): 特殊引火物の正式な定義は「発火点100℃以下、または引火点−20℃以下かつ沸点40℃以下」。「引火点21℃未満の中で特に低いもの」という説明は誤り。

【根拠法令】消防法 別表第一 備考。

【補足】第4類品名の引火点境界:第一=21℃未満、第二=21〜70℃、第三=70〜200℃、第四=200〜250℃。特殊引火物は「発火点100℃以下、または引火点−20℃以下かつ沸点40℃以下」(引火点のみでは定義されない)。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 消防法 別表第一 備考。特殊引火物の定義は「1気圧において発火点が100℃以下のもの、または引火点が−20℃以下かつ沸点が40℃以下のもの」であり、「引火点が21℃未満の中で特に低いもの」という記述は誤り(発火点・沸点の条件が含まれる)。 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

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