測量士補

測量士補 地図編集 問9出典: 令和6年度 問24

問題

測量士補 | 地図編集 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-19

次の 1 〜 5 の文は,地理空間情報活用推進基本法(平成 19 年法律第 63 号)における基盤地図情報について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の 1 〜 5 の中から選べ。

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答え合わせ

正解は 2
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

基盤地図情報の内容と特性に関する問題です。正答(間違っているもの)は 2 です。

2 が誤り:基盤地図情報には行政区画の境界線などの無形線も含まれます。基盤地図情報の 13 項目には「行政区画の境界線及び代表点」が明確に含まれており,「無形線は含まれない」は誤りです。

1・3・4・5 は正しい記述です。特に 3 の「13 項目」と 4 の「シームレス整備」は重要知識です。

【基盤地図情報の 13 項目と法的位置づけの整理】

2 が誤りの根拠(行政区画の境界線)

基盤地図情報の指定項目(地理空間情報活用推進基本法第2条・施行令第1条):

1. 測量の基準点

2. 海岸線

3. 行政区画の境界線及び代表点 ← 無形線も含む

4. 道路縁

5. 軌道の中心線

6. 標高点

7. 水涯線

8. 建築物の外周線

9. 市町村の町若しくは字の境界線及び代表点(一部省略)

10〜13(街区の境界線及び代表点,地点など)

行政区画の境界線は地上に目に見える線(可視線)ではなく,地図上の概念的な無形線(行政的境界)だが,基盤地図情報に含まれる。「無形線は含まれない」は明確な誤り。

1 が正しい理由(無償提供)

地理空間情報活用推進基本法第15条:基盤地図情報の提供に関し「インターネットを通じて無償で提供」が規定。国土地理院のウェブサイト(基盤地図情報ダウンロードサービス)で提供。ただし,利用規約への同意と利用者登録が必要。

3 が正しい理由(13 項目)

上記の 13 項目(地理空間情報活用推進基本法施行令第1条で規定)。

4 が正しい理由(シームレス整備)

基盤地図情報は全国統一の測地基準系(JGD2011)・座標系で整備されており,都市計画区域をまたいでも座標系のズレなし。隣接市町村の地図を接合する際に座標変換不要。

5 が正しい理由(防災マップへの活用)

GIS で基盤地図情報(背景地図・道路ネットワーク等)と防災関連データ(避難所位置・浸水想定区域等)を重ね合わせて防災マップを作成することは,地理空間情報活用推進基本法の活用促進の目的に合致。

【基盤地図情報の整備体制と GIS 活用の深層理解】

地理空間情報活用推進基本法の制定背景

平成 19 年(2007 年)制定。目的:地理空間情報の活用推進により,社会の高度化・安全安心の実現・経済の活性化を図る。

主な柱:

① 基盤地図情報の整備・公開(無償)

② 地理情報システム(GIS)の利活用推進

③ 地理空間情報産業の育成

④ 地理空間情報リテラシーの向上

基盤地図情報の精度と更新体制

地図情報レベル:2,500(都市部)〜25,000(農山村部)の2水準

更新頻度:測量法第40条に基づく公共測量成果の集積 + 国土地理院の修正測量

GIS での活用事例(5 の延長)

基盤地図情報 × 防災データの組み合わせ(内閣府・国土地理院「重ねるハザードマップ」):

  • 洪水浸水想定区域(河川法)
  • 土砂災害警戒区域(土砂災害防止法)
  • 津波浸水想定(津波防災地域づくりに関する法律)
  • 地震動予測地図(地震調査研究推進本部)

オープンデータ化の進展

2016 年:基盤地図情報の利用規約を CC BY 相当に緩和(商用利用・改変・再配布可)。G 空間情報センター経由での二次利用も促進。自治体・民間事業者による地図サービス・GIS アプリ開発に広く活用されている。

測量士試験への接続

測量士試験では,地理空間情報活用推進基本法の全体像(第1〜5章),基盤地図情報の整備・公表義務の根拠条文,INSPIRE 指令(EU の地理情報共有標準)との比較,政府の G 空間情報戦略(Society 5.0 との接続)などが問われる。

この問題の根拠
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出典と作り方

本問は国土地理院が公表した過去問題を出典明記の上で引用しています(コンテンツ利用規約PDL1.0で出典明記による複製・商用利用を許諾・GREEN判定)。 根拠・出典:出典: 令和6年度 測量士補試験 問24(国土地理院)/国土地理院コンテンツ利用規約・PDL1.0に基づき利用 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)や国土地理院公式(https://www.gsi.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-19)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は国土地理院・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは国土地理院・国土交通省と一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)。測量法・作業規程の準則・計算式根拠に基づき、段差のある3段階の解説(初心者・標準・上級)を作成しています。