問題
次の文は、保育所保育指針第2章4(2)「小学校との連携」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A 保育所においては、保育所保育が小学校以降の生活や学習の基盤の育成につながることに配慮し、幼児期にふさわしい生活を通じて、創造的な思考や主体的な生活態度などの基礎を培うようにする。 B 小学校教育が円滑に行われるよう、就学前の1年間は、小学校の教科の内容を時間割に沿って先取りして指導することが求められている。 C 小学校教師との意見交換や合同の研究の機会などを設け、「幼児期の終わりまでに育って欲しい姿」を共有するなど連携を図り、保育所保育と小学校教育との円滑な接続を図るよう努める。 D 子どもの就学に際し、子どもの育ちを支えるための資料は、保護者が希望した場合に限り、保護者が小学校へ持参するものとされている。 A〜Dの正誤の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
【この問題について】
本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育原理」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。
※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
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答え合わせ
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自信の3択
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解説
※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
正答は4(A○ B× C○ D×)です。保育所保育指針は、小学校の勉強を前倒しで教えることではなく、幼児期にふさわしい生活を通じて、創造的な思考や主体的な生活態度などの基礎を培うことを求めています。そのうえで、小学校教師と意見交換や合同の研究を行い、「幼児期の終わりまでに育って欲しい姿」を共有して接続を図ります。就学時の資料は、市町村の支援の下に保育所から小学校へ送付されるようにします。
A ○ 第2章4(2)アの内容どおりです。「小学校以降の生活や学習の基盤の育成につながる」ことに配慮しつつ、方法はあくまで「幼児期にふさわしい生活を通じて」です。
B × 指針は、教科の先取り指導を求めていません。アのとおり、幼児期にふさわしい生活を通じて基礎を培うのが保育所の役割です。小学校との接続は、イのように小学校教師との意見交換や合同の研究、育ってほしい姿の共有によって図るとされています。
C ○ 第2章4(2)イの内容です。「保育所保育において育まれた資質・能力を踏まえ」たうえで、第1章4(2)に示す「幼児期の終わりまでに育って欲しい姿」を共有するなど連携を図るとしています。
D × 第2章4(2)ウは、保育所に入所している子どもの就学に際し、「市町村の支援の下に、子どもの育ちを支えるための資料が保育所から小学校へ送付されるようにすること」としています。保護者が希望した場合に限るものでも、保護者が持参するものでもありません。
3つの項目の役割 第2章4(2)は、ア=保育所が行う保育の方向(幼児期にふさわしい生活を通じて基礎を培う)、イ=小学校との連携の方法(意見交換・合同の研究・育ってほしい姿の共有)、ウ=子どもの情報の引継ぎ(市町村の支援の下に資料を送付)という構成です。
「育ってほしい姿」の性格 第1章4(2)の「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」は、健康な心と体、自立心、協同性、道徳性・規範意識の芽生え、社会生活との関わり、思考力の芽生え、自然との関わり・生命尊重、数量や図形・標識や文字などへの関心・感覚、言葉による伝え合い、豊かな感性と表現、の10項目です。保育士等が指導を行う際に考慮するもので、到達すべき目標や、個別に取り出して指導する項目ではありません。小学校教師と共有することで、子どもの育ちを同じ言葉で語る手がかりになります。
就学時の資料 ウの「子どもの育ちを支えるための資料」に当たるものとして、保育所児童保育要録があります。要録は、保育所での子どもの育ちを小学校に伝え、小学校での指導に生かしてもらうためのもので、指針は市町村の支援の下に保育所から小学校へ送付されるようにすることを求めています。要録の取扱いは、厚生労働省子ども家庭局保育課長通知「保育所保育指針の適用に際しての留意事項について」(平成30年3月30日 子保発0330第2号)に示されています。
紛らわしい点 指針の表記は、第1章4(2)の見出しと第2章3(3)アでは「育ってほしい姿」、第2章4(2)イでは「育って欲しい姿」と、箇所によって異なりますが、同じものを指しています。また、アの「創造的な思考や主体的な生活態度」は、知識の量や読み書き計算の先取りとは異なる、学びに向かう基礎の部分を指しています。「小学校教育の準備=先取り」と考えると、Bのような誤りの肢を選んでしまいます。
- 保育所保育指針・同解説こども家庭庁の公表ページ
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育原理」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:保育所保育指針(平成29年厚生労働省告示第117号)第2章 4(2)ア・イ・ウ/第1章 4(2)条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。
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