問題
次の文は、「全国保育士会倫理綱領」の一部である。(A)〜(D)にあてはまる語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。 ・私たちは、一人ひとりの子どもの(A)を第一に考え、保育を通してその福祉を積極的に増進するよう努めます。 ・私たちは、(B)が一体となった保育を通して、一人ひとりの子どもが心身ともに健康、安全で情緒の安定した生活ができる環境を用意し、生きる喜びと力を育むことを基本として、その健やかな育ちを支えます。 ・私たちは、職場における(C)や、関係する他の専門機関との連携を大切にします。また、自らの行う保育について、常に(D)に立って自己評価を行い、保育の質の向上を図ります。
【この問題について】
本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育原理」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。
※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
キーボード:1〜5で選択・Enterで次へ
答え合わせ
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
正答は1です。全国保育士会倫理綱領は、最初の項目「子どもの最善の利益の尊重」で、一人ひとりの子どもの最善の利益を第一に考えることを掲げています。次の「子どもの発達保障」では、養護と教育が一体となった保育を通して子どもの健やかな育ちを支えるとしています。「チームワークと自己評価」では、職場におけるチームワークや他の専門機関との連携を大切にし、常に子どもの視点に立って自己評価を行うとしています。
A 最善の利益 「子どもの最善の利益の尊重」の項目は「私たちは、一人ひとりの子どもの最善の利益を第一に考え、保育を通してその福祉を積極的に増進するよう努めます」です。「意向」ではありません。
B 養護と教育 「子どもの発達保障」の項目は「私たちは、養護と教育が一体となった保育を通して」で始まります。「生活と遊び」ではありません。
C チームワーク 「チームワークと自己評価」の項目は「私たちは、職場におけるチームワークや、関係する他の専門機関との連携を大切にします」です。項目名にも「チームワーク」が使われています。
D 子どもの視点 同じ項目の後半は「自らの行う保育について、常に子どもの視点に立って自己評価を行い、保育の質の向上を図ります」です。自己評価の立ち位置は「保護者の視点」ではなく「子どもの視点」です。
以上から、A 最善の利益・B 養護と教育・C チームワーク・D 子どもの視点の1が正答です。肢2はBとD、肢3はAとC、肢4はAとB、肢5はCとDが誤っています。
倫理綱領の構成 全国保育士会倫理綱領は、前文と8つの項目から成ります。前文は「すべての子どもは、豊かな愛情のなかで心身ともに健やかに育てられ、自ら伸びていく無限の可能性を持っています」で始まり、保育の仕事に誇りと責任をもって、自らの人間性と専門性の向上に努め、一人ひとりの子どもを心から尊重し、「私たちは、子どもの育ちを支えます」「私たちは、保護者の子育てを支えます」「私たちは、子どもと子育てにやさしい社会をつくります」の3つを行うとしています。8つの項目は、子どもの最善の利益の尊重、子どもの発達保障、保護者との協力、プライバシーの保護、チームワークと自己評価、利用者の代弁、地域の子育て支援、専門職としての責務、の順に並んでいます。
ほかの項目の文言 「保護者との協力」は、子どもと保護者のおかれた状況や意向を受けとめ、保護者とより良い協力関係を築きながら子どもの育ちや子育てを支えるとしています。「プライバシーの保護」は、保育を通して知り得た個人の情報や秘密を守るとしています。「利用者の代弁」は、子どものニーズを受けとめて子どもの立場に立って代弁すること、子育てをしているすべての保護者のニーズを受けとめて代弁していくことを挙げています。「地域の子育て支援」は、地域の人々や関係機関とともに子育てを支援し、そのネットワークにより地域で子どもを育てる環境づくりに努めるとしています。「専門職としての責務」は、研修や自己研鑽を通して常に自らの人間性と専門性の向上に努めるとしています。
作成者と採択 倫理綱領は、社会福祉法人全国社会福祉協議会・全国保育協議会・全国保育士会の名で示され、平成15年2月26日に平成14年度第2回全国保育士会委員総会で採択されました。法令や告示ではなく、保育士の団体が自ら定めた倫理の規範です。
紛らわしい点 「意向」は「保護者との協力」の項目に「子どもと保護者のおかれた状況や意向を受けとめ」として出てくる語で、最善の利益の項目の語ではありません。また、「保護者の視点」は、保護者のニーズの代弁(利用者の代弁)と混同しやすい語ですが、自己評価は「常に子どもの視点に立って」行うとされています。「養護と教育が一体となった保育」は、保育所保育指針第1章2(1)の「保育所における保育は、養護及び教育を一体的に行うことをその特性とする」と同じ考え方を示す言い回しです。
- 全国保育士会倫理綱領全国保育士会の公表ページ
- 保育所保育指針・同解説こども家庭庁の公表ページ
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育原理」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:全国保育士会倫理綱領(平成15年2月26日 平成14年度第2回全国保育士会委員総会採択)「子どもの最善の利益の尊重」「子どもの発達保障」「チームワークと自己評価」条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。
執筆・運営:合格ナビ運営事務局(運営者情報)・編集方針。

