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保育士 保育原理 問40|実習の振り返りと遊びのきまり

問題

保育士 | 保育原理 | 令和8年4月1日時点の法令・指針に基づく

次の【事例】を読み、実習生Eさんの振り返りとして、保育所保育指針に照らして最も適切なものを一つ選びなさい。 【事例】 保育所で実習中のEさんは、5歳児クラスで鬼ごっこに加わった。途中で、Fちゃん(5歳)が「木の下は休んでいい場所にしよう」と言い出し、Gくん(5歳)は「そんなのずるい」と反対して、言い合いになった。Eさんは遊びを早く再開させようと、「休む場所はなし。先生が決めたルールでやろう」と言って、その場でルールを決めた。二人はしぶしぶ従ったが、その後まもなく遊びから抜けてしまった。

【この問題について】

本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育原理」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。

※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

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答え合わせ

正解は 3
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

正答は3です。保育所保育指針は、3歳以上児の人間関係の内容の取扱いで、子どもが互いに思いを主張し、折り合いを付ける体験をし、きまりの必要性などに気付き、自分の気持ちを調整する力が育つようにすることを求めています。この取扱いは、集団の生活を通して規範意識の芽生えが培われることを考慮したものです。5歳児は、自分たちできまりをつくったり守ったりするようになっていく時期です。大人がすぐにルールを決めてしまうと、その経験の機会を逃してしまいます。

1 × 早く遊びを再開させることを優先して大人が決めると、子どもが思いを出し合って折り合いを付ける経験ができません。実際に二人は納得できずに遊びから抜けています。第2章3(2)イ(ウ)⑤の趣旨に合いません。

2 × 第1章4(2)エ「道徳性・規範意識の芽生え」は、幼児期の終わりまでに、きまりを守る必要性が分かり、友達と折り合いを付けながら「きまりをつくったり、守ったりするようになる」姿を示しています。「守ることはできても、つくることは難しい」として、きまりづくりを保育士が引き受けるのは、この姿と食い違います。

3 ○ 第2章3(2)イ(ウ)⑤は、子どもが保育士等との信頼関係に支えられて自己を発揮する中で、互いに思いを主張し、折り合いを付ける体験をし、きまりの必要性などに気付き、自分の気持ちを調整する力が育つようにすることとしています。話し合いの場を支える関わりは、これに沿った振り返りです。

4 × 遊びから外して反省させることは、二人がきまりについて考える機会にはなりません。指針は罰によってきまりを守らせることを求めていません。

5 × 第2章3(2)イ(ウ)④は、人に対する信頼感や思いやりの気持ちは、葛藤やつまずきをも体験し、それらを乗り越えることにより次第に芽生えてくることに配慮することとしています。肢5は「体験し、乗り越える」を「避ける」に入れ替えた形で、言い合いを避けるために遊びそのものを控えるのは、この考え方と逆です。

内容と内容の取扱いの対応 3歳以上児の人間関係の「内容」には、「友達と楽しく生活する中できまりの大切さに気付き、守ろうとする」が含まれ、「内容の取扱い」⑤がそのための留意点を示しています。⑤のポイントは、①保育士等との信頼関係に支えられていること、②自己を発揮する中で互いに思いを主張すること、③折り合いを付ける体験、④きまりの必要性への気付き、⑤自分の気持ちを調整する力、という流れです。

協同して遊ぶ力 同じ内容の取扱いの③は、子どもが互いに関わりを深め、協同して遊ぶようになるため、自ら行動する力を育てるとともに、他の子どもと試行錯誤しながら活動を展開する楽しさや共通の目的が実現する喜びを味わうことができるようにすることとしています。鬼ごっこのルールを自分たちで考え直す経験は、ここにもつながります。

育ってほしい姿とのつながり 第1章4(2)エ「道徳性・規範意識の芽生え」は、友達と様々な体験を重ねる中で、してよいことや悪いことが分かり、相手の立場に立って行動するようになること、きまりを守る必要性が分かり、自分の気持ちを調整し、友達と折り合いを付けながら、きまりをつくったり守ったりするようになることを示しています。5歳児クラスは、その姿に向かっていく時期です。

保育者の関わり方 3の振り返りは、大人が答えを出すのではなく、「Fちゃんはどうして休む場所がほしいと思ったのかな」「Gくんはどこがずるいと思ったのかな」と互いの考えを聞き合う場を支えるような関わりを想定しています。ただし、危険がある場合や、子どもだけでは解決が難しい場合には、保育士等が仲立ちすることも必要です。

紛らわしい点 1は「遊びの時間を守る」という一見もっともな理由を挙げています。しかし実習の振り返りでは、自分の対応で子どもがどんな経験をしたか(ここでは二人が納得できず抜けたこと)を見つめ直すことが大切です。結果として遊びが続かなかった点も、3の振り返りを支える手がかりになります。2は「きまりを守る」と「きまりをつくる」のうち、つくる側だけを外した形、5は内容の取扱い④の「葛藤やつまずきをも体験し、それらを乗り越える」を「避ける」に入れ替えた形です。どちらも指針の語を使っているので、原文のどの語が変わっているかを確かめる必要があります。

この問題の根拠
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育原理」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:保育所保育指針(平成29年厚生労働省告示第117号)第1章 4(2)エ/第2章 3(2)イ(イ)・(ウ)③④⑤条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。

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