介護福祉士

介護福祉士 第36回 問題86生活支援技術

問題

介護福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年1月28日(日)実施・生活支援技術

医学的管理の必要がない高齢者の爪の手入れに関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題86

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 5
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは5「爪切り後は,やすりをかけて滑らかにする」です。

爪を切った後の切り口は、意外と鋭くとがっていることがあります。やすりで滑らかに整えることで、皮膚を傷つけたり、爪が引っかかったりするのを防ぐことができます。

たとえるなら、紙を切った後の切り口をヤスリで丸くして、手を切らないようにするイメージです。

👉 覚え方:爪切り後はやすりで滑らかに仕上げるのが基本。

ほかの選択肢:1爪は入浴前ではなく、入浴後(爪が柔らかくなり切りやすい)に切るのが望ましい/2爪の先の白い部分は全て切り落とさず少し残す(深爪を防ぐため)/3爪は一度にまっすぐ横に切るのではなく、両端を少しずつ切る「スクエアオフ」という切り方が推奨される/4爪の両端は切らずに残すのではなく、巻き爪等を防ぐために適切に切る。

なぜこれが正解か

正解は5。爪を切った直後は切り口が鋭利になりやすく、そのままにしておくと皮膚を傷つけたり、衣類等に引っかかったりする恐れがあるため、爪切り後にやすりをかけて滑らかに整えることが、安全な爪の手入れの基本となる。

各選択肢の解説

  • 1 爪は入浴前ではなく、入浴後(爪が湯によって柔らかくなり、切りやすく皮膚を傷つけにくい状態)に切るのが望ましいとされる。
  • 2 爪の先端の白く見える部分(爪甲遊離縁)を根元まで切り落とすと、深爪になり痛みや炎症の原因になるため、少し残して切るのが基本である。
  • 3 爪を一度にまっすぐ横に切ると、両端の角が皮膚に食い込みやすくなるため、両端を少しずつ切って四角く仕上げる「スクエアオフ」という切り方が推奨される。
  • 4 爪の両端を全く切らずに残すと、角が皮膚に食い込んで巻き爪や炎症の原因になるため、適切に切ることが必要である。

覚え方・ひっかけ注意

爪切りの基本手順は「入浴後に」「白い部分を少し残し」「スクエアオフで両端を含めて整え」「やすりで仕上げる」という一連の流れとして覚えておく。それぞれの手順の理由(切りやすさ、深爪予防、食い込み予防、皮膚保護)とセットで理解すると忘れにくい。

理論的背景

高齢者の爪は、加齢に伴い肥厚(厚くなる)・変形しやすく、糖尿病等の基礎疾患がある場合は特に爪切りによる皮膚損傷が感染症のリスクにつながるため、慎重な手入れが求められる(第36回 問53の糖尿病足病変の観察点とも関連)。爪切りの基本原則は、①入浴後の柔らかい状態で行う、②白い部分(爪甲遊離縁)を1〜2mm程度残す、③スクエアオフ(四角く切り、角を軽く落とす)で切ることで巻き爪や陥入爪を予防する、④切った後はやすりで角を滑らかに整える、という点に集約される。医学的管理を要する場合(糖尿病、抗凝固薬服用中、爪白癬等)は、介護福祉士による爪切りが制限され、医療職(看護師)や専門職(フットケア外来)が対応する必要がある点も重要な留意点である。

試験での位置づけ

爪の手入れの基本原則は、生活支援技術領域の頻出テーマ。「医学的管理の必要がない」という設問文の条件は、介護福祉士が対応可能な範囲を明示しており、この条件設定自体も、業務範囲の理解(医療的ケアとの境界)を問う重要なポイントとして意識しておく必要がある。

選択肢の発展補足

「医学的管理の必要がある爪」(糖尿病等の基礎疾患がある場合、爪や周囲の皮膚に炎症・化膿がある場合等)は、医行為に該当する可能性があり、医師・看護師の判断のもとで対応する必要がある。介護福祉士が対応できる範囲を正確に理解しておくことが、安全なケアの実践に直結する。

上位資格・発展

フットケア専門職の領域では、爪白癬・巻き爪・胼胝(たこ)・鶏眼(うおのめ)等、高齢者に多い足のトラブルへの専門的なケア技術がより体系的に扱われる。介護福祉士としては、日々の観察を通じて爪や足の異常に気づき、必要に応じて医療職・専門職への橋渡しを行う視点が重要である。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題86。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」の問題86です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。