介護福祉士

介護福祉士 第36回 問題92生活支援技術

問題

介護福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年1月28日(日)実施・生活支援技術

次の記述のうち,椅座位で足浴を行う介護方法として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題92

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 3
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは3「足底は,足浴用容器の底面に付いていることを確認する」です。

足浴をするときは、足の裏(足底)が容器の底にしっかり付いていることを確認することで、足が不安定にならず、安心して足浴を受けられます。

たとえるなら、地面にしっかり足がついている状態で座っているような、安定した姿勢を作ってあげるイメージです。

👉 覚え方:足浴の安定=足底が容器の底面に付いていることを確認。

ほかの選択肢:1ズボンを脱ぐ必要はなく、裾をまくり上げる程度で行うのが一般的/2湯温の確認は、まず介護福祉職が先に確認してから利用者にも確認してもらうのが安全な手順/4石鹸の泡は拭き取るのではなくしっかりと洗い流す必要がある/5足浴後は自然乾燥ではなくタオルでしっかりと水分を拭き取る。

なぜこれが正解か

正解は3。椅座位で足浴を行う際、足底が足浴用容器の底面にしっかりと接していることを確認することで、足の位置が安定し、利用者が安心して足浴を受けられる状態を作ることができる。

各選択肢の解説

  • 1 足浴はズボンを完全に脱がなくても、裾を膝上までまくり上げる程度で実施可能であり、不要な脱衣は利用者の羞恥心・保温の観点からも避けるべきである。
  • 2 湯温の確認は、まず介護福祉職が自身の手(手首の内側等、皮膚の敏感な部分)で確認し、安全性を確かめた上で利用者本人にも確認してもらう順序が基本である。
  • 4 足に付いた石鹸の泡は、拭き取るだけでは石鹸成分が皮膚に残り、乾燥や皮膚トラブルの原因になるため、十分な湯で洗い流す必要がある。
  • 5 足浴後は自然乾燥に任せるのではなく、タオルで水分をしっかりと拭き取ることで、皮膚の乾燥や冷えを防ぐ必要がある。

覚え方・ひっかけ注意

足浴の基本手順は「湯温は介護者が先に確認」「足底を容器の底に安定させる」「石鹸はしっかり洗い流す」「拭き取りは丁寧に」という一連の流れとして覚える。第36回 問72の感染対策(うがい用コップの共用禁止等)と同様、衛生・安全への配慮が一貫して求められる。

理論的背景

足浴は、全身入浴が困難な利用者に対しても実施できる清潔保持・血行促進のケアであり、心身のリラックス効果も期待される。安全な実施のためには、①椅座位での姿勢の安定(背もたれのあるいすを使用し、足底を容器の底に安定させる)、②湯温の適切な管理(一般に38〜40℃程度、介護者が先に確認)、③石鹸・清拭・すすぎ・拭き取りの一連の手順を丁寧に行うこと、④足浴後の保湿ケア(皮膚の乾燥予防)が重要とされる。足底が容器の底に付いていない不安定な姿勢では、足浴中に体勢が崩れて転倒するリスクや、リラックスできず筋緊張が高まるリスクがあるため、姿勢の安定確保は足浴の基本原則として重視される。

試験での位置づけ

足浴・清潔保持の基本技術は、生活支援技術領域の頻出テーマ。第36回 問86(爪の手入れ)、38-67(表皮のバリア機能)とあわせて、皮膚・足の清潔保持に関する一連のケア技術を体系的に理解しておくことが重要。

選択肢の発展補足

足浴は、糖尿病患者や末梢循環障害のある利用者(第36回 問53)にとって、皮膚の観察の機会としても重要な意味を持つ。足浴中に皮膚の状態(発赤、傷、乾燥等)を観察し、異常があれば早期に対応につなげることも、足浴ケアの重要な副次的効果である。

上位資格・発展

看護技術・フットケアの専門領域では、足浴の温熱・清潔効果に加え、リラクゼーション効果(副交感神経優位への働きかけ、第36回 問26の入浴作用とも関連)を意図した実施方法や、末梢循環障害のある利用者への湯温設定の配慮がより専門的に扱われる。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題92。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」の問題92です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。