介護福祉士

介護福祉士 第37回 問題104生活支援技術

問題

介護福祉士 | 第37回(令和6年度) | 令和7年1月26日(日)実施・生活支援技術

次のうち,キューブラー・ロス(Kubler-Ross, E.)が提唱した終末期にある人の死の受容過程のうち,「死は避けられないと知り,さまざまな喪失感を抱く段階」に該当するものとして,適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題104

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 4
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは4「抑うつ」です。

キューブラー・ロスの死の受容過程では、第4段階が「抑うつ」にあたります。死が避けられないことを実感し、これまでの人生や大切なものを失っていく悲しみ(喪失感)に深く向き合う段階です。

たとえるなら、否定も怒りもしきった後に訪れる、深い悲しみと向き合う時期というイメージです。

👉 覚え方:死は避けられないと知り喪失感を抱く段階=第4段階「抑うつ」。

ほかの選択肢:1否認は死という事実そのものを認めたくない第1段階/2怒りは「なぜ自分が」という怒りが生じる第2段階/3取り引きは何かと引き換えに死を先延ばしにできないかと願う第3段階/5受容は死を穏やかに受け入れる最終段階(第5段階)。

なぜこれが正解か

正解は4。キューブラー・ロスが提唱した死の受容過程の第4段階「抑うつ」は、死が避けられない現実であると認識し、これまでの人生で築いてきたもの、これから失っていく様々なもの(健康、役割、大切な人との関係等)への深い喪失感・悲しみに向き合う段階である。

各選択肢の解説

  • 1 否認(第1段階)は、死という事実そのものを受け入れられず、拒絶する段階である。
  • 2 怒り(第2段階)は、「なぜ自分がこのような目に遭うのか」という怒りや不満が周囲に向けられる段階である。
  • 3 取り引き(第3段階)は、何らかの行い(信仰、善行等)と引き換えに、死を先延ばしにできないかと願う段階である。
  • 5 受容(第5段階)は、死という現実を静かに受け入れ、穏やかな心境に至る最終段階である。

覚え方・ひっかけ注意

5段階(否認→怒り→取り引き→抑うつ→受容)の順序と、それぞれの心理的特徴(拒絶、怒り、交渉、喪失感、受容)を正確に対応させて覚える。本問は「喪失感」というキーワードから第4段階「抑うつ」を特定させる出題形式であり、キーワードと段階名の対応を確実に押さえておく必要がある。

理論的背景

キューブラー・ロスの死の受容過程(第38回 問72)における「抑うつ」の段階は、単なる精神医学的な「うつ病」とは異なり、死という避けられない現実に直面したことによる、正常な心理的反応としての深い悲しみ・喪失感を指す。この段階では、本人は無気力になったり、周囲との交流を避けたりすることがあり、家族や介護者は、無理に励ましたり気分転換を強要したりするのではなく、本人の悲しみに寄り添い、そばにいる(傍らにいる)という支持的な関わりが重要とされる。ただし、5段階は必ずしもこの順序通りに進むわけではなく、行きつ戻りつしたり、複数の段階が同時に現れたりすることもあるため、画一的に段階を当てはめるのではなく、個別の心理状態を丁寧に見極める姿勢が求められる。

試験での位置づけ

キューブラー・ロスの5段階説は、生活支援技術領域・こころとからだのしくみ領域を横断する頻出テーマ(第38回 問72とも同一の理論からの出題)。5段階それぞれのキーワード(否認=拒絶、怒り=不満、取り引き=交渉、抑うつ=喪失感、受容=受け入れ)を正確に暗記し、事例やキーワードから段階を特定する練習をしておくことが重要。

選択肢の発展補足

抑うつの段階にある終末期の人への関わりは、第37回 問103(せん妄への対応)とも共通する「否定せず、そばに寄り添う」という基本姿勢が重要であり、安易な励まし(「頑張って」等)は避けるべきとされる。

上位資格・発展

死生学(サナトロジー)の専門領域では、キューブラー・ロスの理論に対する批判的検討(個人差の大きさ、段階論の限界)や、より新しい悲嘆理論(二重過程モデル等)との比較がより発展的に扱われる。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題104。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」の問題104です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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