介護福祉士

介護福祉士 第37回 問題107介護過程

問題

介護福祉士 | 第37回(令和6年度) | 令和7年1月26日(日)実施・介護過程

生活課題に関する記述として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題107

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 2
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは2「利用者のニーズを判断の基盤にする」です。

生活課題(今、その人の生活で解決すべきこと)を考えるときは、家族や介護福祉職の考えではなく、利用者本人が本当に必要としていること(ニーズ)を土台にして判断することが基本です。

たとえるなら、周りの意見よりも、まず本人が何を必要としているかを一番大切にするイメージです。

👉 覚え方:生活課題の判断=利用者のニーズを基盤にする。

ほかの選択肢:1家族の立場から検討することは、本人主体の原則からずれた視点になりうる/3利用者の要望を無理に1つに集約することは、多面的で複雑な生活課題の実態を単純化しすぎる恐れがある/4介護福祉職の主観を尊重することは、客観的な根拠に基づくべき生活課題の分析としては不適切/5生命の危機がある場合には、利用者の意向よりも安全確保・生命保護が優先される場合があり、一律に意向を優先すべきとは言えない。

なぜこれが正解か

正解は2。生活課題とは、利用者が自立した生活を送る上で解決すべき問題・ニーズを指し、その特定・判断は、利用者本人のニーズ(本人が真に必要としていること)を基盤として行うことが原則である。

各選択肢の解説

  • 1 家族の立場から生活課題を検討することは、家族の意向を過度に優先することにつながりかねず、利用者本人を中心に据えるべき介護過程の原則からずれる。
  • 3 利用者の要望を無理に1つに集約することは、実際には複数の要望や複雑な背景を持つ生活課題の実態を単純化しすぎ、適切なアセスメントを妨げる可能性がある。
  • 4 介護福祉職の主観(個人的な印象や価値観)を判断の基盤にすることは、客観的な情報収集・分析に基づくべきアセスメントの原則に反する。
  • 5 利用者の意向を尊重することは重要な原則だが、生命の危機に関わる状況では、安全の確保が優先される場合があり、「生命の危機よりも意向を優先する」という一律の原則は成り立たない。

覚え方・ひっかけ注意

生活課題の判断基盤を問う設問では、「利用者本人のニーズ」を中心に据えることが原則であり、家族の視点や介護者の主観に偏る選択肢は誤答になりやすい。ただし、生命に関わる緊急性がある場合は、この原則にも例外があるという点も理解しておく。

理論的背景

生活課題(ニーズ)の特定は、介護過程におけるアセスメントの核心的なプロセスであり、利用者の「したいこと・できるようになりたいこと(デマンド/ウォンツ)」と、専門職の視点から見た「必要とされる支援(ニーズ)」の両方を統合的に捉える視点が求められる。利用者のニーズを基盤とすることは、本人主体の原則(自己決定権の尊重)に基づくが、同時に、利用者自身が気づいていない、あるいは言語化できていない潜在的なニーズ(例えば健康リスクへの気づき)を専門的な視点から見出すことも、アセスメントの重要な役割である。生命に関わる緊急性が高い場合(誤嚥・窒息のリスク等)には、専門職としての安全確保の判断が、本人の意向よりも一時的に優先されることがある点も、生活課題の判断における重要な例外として理解しておく必要がある。

試験での位置づけ

生活課題の判断基盤は、介護過程領域の重要テーマ。第37回 問106(介護過程の目的:利用者の自立支援)とあわせて、「利用者本人を中心に据える」という一貫した原則を理解しつつ、安全確保が優先される例外的な状況についても正確に把握しておくことが重要。

選択肢の発展補足

生活課題の特定にあたっては、ICF(国際生活機能分類、第37回 問49)の枠組みを用いて、心身機能・活動・参加のそれぞれのレベルで、利用者が抱える課題や強みを多角的に整理する手法が広く活用される。

上位資格・発展

ケアマネジメント論では、デマンド(要望)とニーズ(真に必要とされる支援)の違いや、両者のギャップをどのように専門的にアセスメントし、合意形成していくかというプロセスがより体系的に扱われる。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題107。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」の問題107です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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