介護福祉士

介護福祉士 第37回 問題3人間関係とコミュニケーション

問題

介護福祉士 | 第37回(令和6年度) | 令和7年1月26日(日)実施・人間関係とコミュニケーション

人間関係と心理に関する次の記述のうち,適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題3

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 2
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは2「自己同一性の確立とは、自分とは何かという認識をもつことである」です。

「自己同一性(アイデンティティ)」とは、「自分は何者なのか」「自分らしさとは何か」をしっかり自覚できている状態のことです。

たとえるなら、「自分はこういう人間で、こういう価値観を大事にしている」と胸を張って言える状態をイメージしてください。

👉 覚え方:自己同一性=「自分とは何かがわかっている」こと。

ほかの選択肢:1 自己愛は他人との区別ではなく自分への強い関心・愛着のこと/3 自我は無意識ではなく意識・無意識をまとめる心の機能/4 自己覚知は自分について話すことではなく自分の感情や癖に気づくこと/5 自己中心性は自分をコントロールすることではなく他人の視点に立てないこと。

なぜこれが正解か

正解は2。自己同一性(アイデンティティ)の確立とは、「自分とは何者か」という一貫した自己認識・自己理解をもつことを指す。エリクソンの発達段階論において青年期の重要課題として位置づけられる概念である。

各選択肢の解説

  • 1 自己愛(ナルシシズム)は、自分自身への強い関心・愛着を指す概念であり、「他人と区別して意識すること」という説明は不正確。
  • 3 自我(エゴ)は、意識・無意識の働きを統合し、現実に適応する心の機能を指す概念であり、「表面化していない意識」という説明は自我よりも「無意識」の説明に近い。
  • 4 自己覚知は、自分自身の感情・価値観・行動の傾向(クセ)を客観的に理解することを指す援助職の基礎概念であり、「コミュニケーションで自分について話すこと」という説明は不正確。
  • 5 自己中心性は、発達心理学(ピアジェの理論)において、他者の視点に立てず自分の見方だけで物事を捉える特徴を指し、「自分の行動をコントロールする」という説明とは異なる。

覚え方・ひっかけ注意

似た「自己〜」という用語が並ぶ設問では、それぞれの正確な定義を一対一で結びつけて覚えることが必須。誤答はいずれも「もっともらしいが別の概念の説明」になっている点に注意。

「自己」に関する用語の整理

この問題は、似た「自己〜」「自〜」の用語を、それぞれの正しい定義に対応させられるかを問うている。誤りの選択肢は、実は別の用語の説明になっている点に注目すると、知識が整理できる。

2が正しい理由

自己同一性(アイデンティティ)は、「自分とは何者か」という、時間が経っても一貫した自己認識をもつことである。エリクソンの発達段階論では、青年期の課題として「アイデンティティの確立」対「アイデンティティの拡散」が位置づけられている。

誤りの選択肢が示す別の概念

  • 1 「自分という存在を他人と区別して意識すること」は、自己意識や自己認識の説明に近い。自己愛(ナルシシズム)は、自分自身に向ける愛情や関心を指す。
  • 3 「日常行動に影響を与える、表面化していない意識」は、無意識(フロイト)の説明である。自我(エゴ)は、現実に合わせて欲求と良心を調整する心の働きで、フロイトはイド・自我・超自我という構造で説明した。
  • 4 「コミュニケーションにおいて自分について話すこと」は、自己開示である。自己覚知は、自分の感情、価値観、癖などを自分で理解することで、援助者が自分の傾向を知ったうえで利用者と関わるために必要になる。
  • 5 「自分の意思で自分の行動をコントロールすること」は、自己統制(自己コントロール)の説明である。自己中心性は、ピアジェが幼児期に特徴的としたもので、他者の視点に立ちにくく、自分の見方で物事を捉える傾向を指す。

提唱者と理論の対応

アイデンティティはエリクソン、自我・無意識はフロイト、自己中心性はピアジェ、自己覚知は対人援助の基本概念、と紐づけて整理すると、混同を防げる。

介護福祉職との関係

自己覚知は、バイステックの7原則の「統制された情緒的関与」を実践するうえでも土台になる。自分の感情に気づいていると、利用者への反応が感情的にならず、公平な関わりができる。

出題の傾向

同種の用語の定義問題は毎年のように出る。用語を単独でなく、対になる用語と並べて覚える。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題3。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」の問題3です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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