介護福祉士

介護福祉士 第37回 問題12社会の理解

問題

介護福祉士 | 第37回(令和6年度) | 令和7年1月26日(日)実施・社会の理解

Bさん(85 歳,男性,要支援1 )は,自宅で一人暮らしをしている。最近,物忘れが多くなり,1 か月前から地域支援事業の訪問型サービスを利用するようになった。ある日,Bさんが,「これからも自宅で生活したいが,日中,話し相手がいなくて寂しい」と介護福祉職に話した。 次のうち,Bさんに介護福祉職が勧めるサービスとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題12

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 3
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは3「第一号通所事業(通所型サービス)」です。

Bさんは「日中、話し相手がいなくて寂しい」と感じています。通所型サービスは、日中に施設に通ってみんなで過ごし、他の利用者や職員と話したり交流したりできるサービスなので、Bさんの希望にぴったりです。

たとえるなら、日中に人と会える「通いの場」を紹介してあげるイメージです。

👉 覚え方:日中の孤独・話し相手不足=通所型サービスが第一候補。

ほかの選択肢:1 認知症対応型共同生活介護は入居型で「自宅で生活したい」というBさんの希望に合わない/2 介護老人福祉施設も入所施設で希望に合わない/4 夜間対応型訪問介護は夜間の訪問サービスで日中の孤独感への対応ではない/5 居宅療養管理指導は医師・薬剤師等による療養上の管理指導で話し相手の課題とは別。

なぜこれが正解か

正解は3。「自宅で生活を続けたいが、日中の話し相手がいなくて寂しい」というBさんの希望に対しては、日中に通って他者と交流できる第一号通所事業(介護保険の地域支援事業における通所型サービス)を勧めることが最も適切である。

各選択肢の解説

  • 1 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)は入居型のサービスであり、自宅での生活継続を希望するBさんの意向に沿わない。
  • 2 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)も入所施設であり、同様に在宅生活の継続という希望とは合致しない。
  • 4 夜間対応型訪問介護は夜間帯の訪問サービスであり、Bさんが訴える「日中の」話し相手不足への対応にはならない。
  • 5 居宅療養管理指導は医師・歯科医師・薬剤師等が居宅を訪問して療養上の管理・指導を行うサービスであり、孤独感への対応とは目的が異なる。

覚え方・ひっかけ注意

「在宅生活の継続を希望」「日中の孤立・話し相手不足」という事例では、入所・入居系サービスは基本的に除外し、日中の通いの場(通所型サービス)を選ぶのが定石。

理論的背景

第一号通所事業は、介護保険法の地域支援事業(介護予防・日常生活支援総合事業)における通所型サービスの一つで、要支援者や基本チェックリスト該当者を対象に、機能訓練や交流の場を提供する。従来の介護予防通所介護に相当するサービスに加え、住民主体の通いの場(多様な担い手によるサービス)も含まれる点が特徴で、市町村の裁量による地域の実情に応じた展開が可能とされる。

試験での位置づけ

総合事業(介護予防・日常生活支援総合事業)の枠組み(訪問型サービス・通所型サービス・その他生活支援サービス・一般介護予防事業)は社会の理解領域・介護の基本領域で頻出。要支援者への支援が予防給付と総合事業に分かれている経緯(2014年改正以降)とあわせて理解しておくと関連問題に対応しやすい。

選択肢の発展補足

社会的孤立・孤独感は高齢者のフレイル(虚弱)進行のリスク要因としても近年重視されており、通いの場への参加は身体的な介護予防効果だけでなく、心理的・社会的な側面での予防効果(社会的フレイルの防止)も期待される。

総合事業の枠組みと事例の読み方

第一号通所事業は、介護保険法第115条の45第1項第1号ロに定める事業で、介護予防・日常生活支援総合事業の一部である。対象は要支援者や、基本チェックリストで該当した人(居宅要支援被保険者等)で、総合事業のケアマネジメントを担うのが地域包括支援センターである。

事例では、サービスの対象条件からも選択肢を絞れる。要支援1のBさんは、要介護者向けの夜間対応型訪問介護は利用できず、介護老人福祉施設も、原則として要介護3以上が対象である。認知症対応型共同生活介護は、予防給付では要支援2以上が対象で、要支援1は利用できない。条件を満たす選択肢は通所型サービスだけになる。「日中の話し相手がいない」という訴えを、孤立という生活課題として読み取り、自宅での生活継続の希望と合わせて判断する点も、事例問題の定石である。

上位資格・発展

介護予防ケアマネジメントの実務では、こうした多様な地域資源(住民主体の通いの場、NPOによるサービス等)を組み合わせてケアプランを立案する視点が求められる。地域包括支援センターの介護予防支援業務と直結する知識である。

この問題の根拠
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」の問題12です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。