介護福祉士

介護福祉士 第37回 問題21こころとからだのしくみ

問題

介護福祉士 | 第37回(令和6年度) | 令和7年1月26日(日)実施・こころとからだのしくみ

次の記述のうち,鼻の構造と機能として,適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題21

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 2
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは2「鼻毛は塵や埃を除去する」です。

鼻毛は、吸い込んだ空気の中に混じっているホコリやゴミを、体の中に入る前にキャッチするフィルターの役割をしています。

たとえるなら、鼻毛は空気清浄機のフィルターのような役目を果たしています。

👉 覚え方:鼻毛=空気のフィルター(異物除去)。

ほかの選択肢:1鼻腔は上鼻道・中鼻道・下鼻道に分かれる(前鼻道・後鼻道という分類ではない)/3鼻腔の奥は喉頭ではなく咽頭に直接つながる/4鼻腔には毛細血管が豊富(吸った空気を温めるため)/5嗅細胞は外鼻孔ではなく鼻腔の奥(嗅上皮)にある。

なぜこれが正解か

正解は2。鼻毛(鼻腔入口部の毛)は、吸気に含まれる塵や埃、比較的大きな異物を物理的に捕捉し、下気道への侵入を防ぐフィルターとしての役割を果たす。

各選択肢の解説

  • 1 鼻腔は鼻中隔で左右に分かれたうえ、鼻甲介により上鼻道・中鼻道・下鼻道の3つの通路に分かれる構造であり、「前鼻道・中鼻道・後鼻道」という分類は誤り。
  • 3 鼻腔の奥は喉頭ではなく咽頭(上咽頭)に直接つながっており、喉頭はさらにその先(咽頭から気管への分岐点)に位置する。
  • 4 鼻腔粘膜には毛細血管が豊富に分布しており、これにより吸気を温め加湿する機能を担う(「毛細血管は少ない」という記述は誤り)。
  • 5 においを感じる嗅細胞は、外鼻孔(鼻の入口)ではなく、鼻腔上部の嗅上皮(嗅粘膜)に存在する。

覚え方・ひっかけ注意

鼻の構造(鼻毛によるろ過、鼻甲介による加温・加湿、嗅上皮による嗅覚)はそれぞれ異なる部位・機能に対応する。「フィルター=鼻毛」「加温加湿=豊富な毛細血管」「嗅覚=鼻腔奥の嗅上皮」という3点セットで整理する。

理論的背景

鼻は、外から見える外鼻と、その奥の鼻腔からなる。鼻腔は鼻中隔で左右に分けられ、外側壁には上・中・下の3つの鼻甲介が突き出す。鼻甲介の下にできる通路が、上鼻道・中鼻道・下鼻道である。鼻腔の粘膜には毛細血管が豊富に分布し、吸い込んだ空気を温め、粘液で湿らせ、粘液と線毛、鼻毛が塵や細菌をとらえる。鼻腔の最も上の部分の粘膜(嗅上皮)に嗅細胞があり、においの分子を受け止める。鼻腔は後鼻孔で咽頭(上咽頭)につながる。

選択肢の掘り下げ

「前・中・後鼻道」は存在しない分類で、正しくは「上・中・下鼻道」である。鼻腔の奥が直接つながるのは喉頭ではなく咽頭で、喉頭はその下方で気管につながる。毛細血管は少ないのではなく豊富で、だからこそ温める働きがあり、鼻出血も起こしやすい(鼻中隔の前下部のキーゼルバッハ部位が出血の好発部位)。嗅細胞は、鼻の入口の外鼻孔ではなく、鼻腔上部の嗅上皮にある。正答の「鼻毛は塵や埃を除去する」だけが、構造と機能を正しく対応させている。

試験での位置づけと関連論点

鼻腔の周囲には副鼻腔(前頭洞・篩骨洞・蝶形骨洞・上顎洞)があり、鼻腔に開口している。涙は鼻涙管を通って下鼻道に流れ込み、泣くと鼻水が出るのはこのためである。耳管も上咽頭に開口する。

現場での判断の根拠

口呼吸は、鼻腔のろ過・加温・加湿を経ないため、口腔内の乾燥や感染のリスクを高める。鼻出血の際は、座って軽く前かがみになり、小鼻をつまんで圧迫する。上を向かせたり横にしたりすると、血液がのどへ流れ込むため避ける。止まらない場合や繰り返す場合は、看護職員へ報告する。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題21。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」の問題21です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。