問題
次のうち,食物の栄養素の大部分を吸収する部位として,正しいものを1つ選びなさい。
【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題26
※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。
※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。
※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。
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答え合わせ
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
自信の3択
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解説
※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。
※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。
答えは2「小腸」です。
食べたものの中の栄養素(糖・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルなど)は、そのほとんどが小腸で体の中に吸収されます。
たとえるなら、小腸は栄養素を体に取り込む「メインの吸収工場」というイメージです。
👉 覚え方:栄養吸収の主役=小腸。
ほかの選択肢:1胃は主に消化(分解)の場で、吸収はごく一部(アルコール等)のみ/3直腸・4横行結腸・5S状結腸は大腸の一部で、主に水分の吸収を担い、栄養素の吸収の主役ではない。
なぜこれが正解か
正解は2。小腸(十二指腸・空腸・回腸)は、消化された食物中の糖質・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルなど、栄養素の大部分を吸収する主要な部位である。
各選択肢の解説
- 1 胃は主に食物の消化(ペプシンによるタンパク質の初期分解、胃酸による殺菌等)を担う臓器であり、栄養素の吸収はごく一部(アルコールや一部の薬剤等)に限られる。
- 3・4・5 直腸・横行結腸・S状結腸はいずれも大腸の一部であり、大腸の主な機能は水分・電解質の吸収と便の形成であって、栄養素そのものの吸収の主役は小腸である。
覚え方・ひっかけ注意
「小腸=栄養素の吸収」「大腸=水分の吸収と便の形成」という役割分担を軸に整理する。小腸内部は絨毛・微絨毛という構造により表面積が非常に大きくなっており、効率的な吸収を可能にしている点も関連知識として押さえる。
理論的背景
消化管は、口腔→咽頭→食道→胃→小腸(十二指腸・空腸・回腸)→大腸(盲腸・上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸・直腸)→肛門の順に続く。胃では、胃液(塩酸・ペプシン)による消化と殺菌が行われ、内容物はかゆ状になって小腸へ送られる。小腸は全長がおよそ6〜7mあり、内壁の輪状ひだ・絨毛・微絨毛が表面積を著しく広げている。ここで、膵液・胆汁・腸液の消化酵素により、糖質は単糖、タンパク質はアミノ酸、脂質は脂肪酸とモノグリセリドまで分解されて吸収される。糖やアミノ酸は毛細血管から門脈を経て肝臓へ、脂質の多くはリンパ管へ入る。
選択肢の掘り下げ
胃は消化が中心で、吸収は水、アルコール、一部の薬などにとどまる。横行結腸・S状結腸・直腸はいずれも大腸で、大腸は主に水分と電解質を吸収し、残りを便として形づくる。直腸は便をためて排便反射を起こす場所である。「大腸は栄養の吸収はしない」ではなく「栄養素の大部分は小腸で吸収される」と読むのが正確である。
試験での位置づけと関連論点
吸収の場所には例外がある。鉄は主に十二指腸、ビタミンB12は回腸の末端で、胃から出る内因子が必要である。胃を全部切除した人では、ビタミンB12の不足から貧血が生じることがある。小腸を広く切除すると、栄養の吸収が不十分になる。
現場での判断の根拠
下痢が続くと、水分や電解質が失われて脱水になりやすく、小腸の機能が落ちると、栄養状態も悪くなる。食事の内容や形態、便の性状を観察し、栄養や排便の変化に気づいたら、看護職員や管理栄養士と共有する。
出典と作り方
本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」の問題26です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。
解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。
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