介護福祉士

介護福祉士 第37回 問題32発達と老化の理解

問題

介護福祉士 | 第37回(令和6年度) | 令和7年1月26日(日)実施・発達と老化の理解

次の記述のうち,神経性無食欲症(anorexia nervosa)に関するものとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題32

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 1
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは1「活動性が高まる」です。

神経性無食欲症(拒食症)の人は、食べる量を極端に減らす一方で、過剰に運動をしたり、じっとしていられずに活動的に動き回ったりする傾向がみられます。

たとえるなら、体重を減らしたい気持ちが強すぎて、体がやせ細っていても運動をやめられない状態です。

👉 覚え方:拒食症=活動性が高まる(過活動)のが特徴の一つ。

ほかの選択肢:2学童期ではなく思春期・青年期の女性に多く発症する/3太ることへの強い恐怖があるのが特徴(「みられない」は誤り)/4低体重の深刻さを正しく理解できていない(病識の欠如)ことが多い/5男性より女性に多い(多くが女性)。

なぜこれが正解か

正解は1。神経性無食欲症(拒食症)は、極端な食事制限による低体重にもかかわらず、過剰な運動や活動性の亢進(じっとしていられない、過活動)がみられることが特徴の一つとして知られている。

各選択肢の解説

  • 2 神経性無食欲症は学童期よりも、思春期・青年期の女性に好発する摂食障害である。
  • 3 太ることへの強い恐怖(肥満恐怖)は神経性無食欲症の中核的な症状であり、「みられない」という記述は誤り。
  • 4 神経性無食欲症の患者の多くは、自身の低体重の深刻さを正しく認識できていない(ボディイメージの歪み、病識の欠如)ことが特徴とされ、「深刻さを理解している」という記述は実態と異なる。
  • 5 神経性無食欲症は女性に圧倒的に多く発症する疾患であり、「多くが男性」という記述は誤り。

覚え方・ひっかけ注意

神経性無食欲症の特徴(思春期・青年期の女性に多い、太ることへの強い恐怖、ボディイメージの歪み、病識の欠如、低体重にもかかわらず過活動)をセットで覚えておくと、選択肢の中の事実の反転(逆の記述)を見抜きやすくなる。

理論的背景

神経性無食欲症(Anorexia Nervosa)はDSM-5において摂食障害の一つに分類され、①持続的なカロリー摂取制限による有意に低い体重、②体重増加や肥満に対する強い恐怖(または体重増加を妨げる持続的行動)、③自分の体重・体型の感じ方の障害(ボディイメージの歪み)や、低体重の深刻さの認識の持続的欠如、を診断基準の中核とする。過活動(hyperactivity)は、摂食制限とともにみられる身体症状の一つで、視床下部の機能異常等が関与するとされる。若年女性に好発するが、近年は男性の発症例や中高年での発症も報告されている。

試験での位置づけ

神経性無食欲症の特徴(好発年齢・性別、肥満恐怖、ボディイメージの歪み、病識の欠如、過活動)は発達と老化の理解領域の頻出テーマ。似た概念である神経性過食症(過食後の代償行動=嘔吐や下剤乱用が特徴)との違いもあわせて理解しておくと、摂食障害に関する出題全般に対応できる。

選択肢の発展補足

神経性無食欲症は身体的合併症(無月経、骨密度低下、電解質異常、致死的な不整脈等)のリスクが高く、生命に関わる重篤な疾患であることを理解しておく必要がある。心理的な背景(自己肯定感の低さ、家族関係の葛藤、完璧主義的な性格傾向等)を踏まえた多職種による治療的介入(精神科医、管理栄養士、臨床心理士等の連携)が重要とされる。

上位資格・発展

精神医学・臨床心理学の分野では、神経性無食欲症の治療(認知行動療法、家族療法:モーズレイ・モデル等)や、摂食障害の疫学(有病率の推移、発症年齢の低年齢化傾向)がより専門的に扱われる。介護福祉士としては、摂食障害の可能性がある利用者・家族に気づいた際、専門医療機関への連携につなげる視点が重要である。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題32。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」の問題32です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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