介護福祉士

介護福祉士 第37回 問題29こころとからだのしくみ

問題

介護福祉士 | 第37回(令和6年度) | 令和7年1月26日(日)実施・こころとからだのしくみ

次のうち,呼吸中枢がある部位として,正しいものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題29

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 4
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは4「延髄」です。

呼吸のリズムをコントロールする「呼吸中枢」は、脳の一番下、脊髄とつながる部分の「延髄」にあります。

たとえるなら、呼吸という生命維持の基本を無意識に管理している「司令室」が延髄にあるイメージです。

👉 覚え方:呼吸中枢=延髄(生命維持の中枢)。

ほかの選択肢:1大脳は主に高次な精神機能(思考・判断・意識的な運動)を担う/2中脳は眼球運動・瞳孔反射等に関わる/3小脳は運動の調整・バランスを担う/5脊髄は末梢への神経伝達の通路(呼吸中枢そのものではない)。

なぜこれが正解か

正解は4。呼吸中枢は脳幹の一部である延髄に存在し、血液中の二酸化炭素濃度等をモニタリングしながら、無意識のうちに呼吸のリズム(吸気・呼気の切り替え、呼吸数)を調節している。

各選択肢の解説

  • 1 大脳は思考・判断・意識的な運動制御など高次な精神機能を担う部位であり、呼吸中枢そのものが存在する部位ではない(意識的に呼吸を止める・速める等の随意的なコントロールには大脳が関与する)。
  • 2 中脳は眼球運動や瞳孔反射、姿勢反射等に関わる部位であり、呼吸中枢とは異なる。
  • 3 小脳は運動の調整・バランス感覚・協調運動を担う部位であり、呼吸のリズム形成そのものを担う部位ではない。
  • 5 脊髄は脳と末梢神経をつなぐ神経伝達の経路(横隔膜等の呼吸筋への指令の通り道)であり、呼吸のリズムを生み出す中枢そのものではない。

覚え方・ひっかけ注意

延髄には呼吸中枢のほか、心臓中枢(心拍調節)、血管運動中枢、嚥下中枢、咳中枢、嘔吐中枢など生命維持に直結する重要な中枢が集中している点をあわせて覚えると、関連問題(36-60の咳中枢等)にも対応できる。

理論的背景

呼吸中枢は、脳幹の延髄にあり、橋にある呼吸調節中枢と協力して、吸う・吐くのリズムを無意識に作る。呼吸は、血液の二酸化炭素(CO2)が増える、酸素(O2)が減る、血液が酸性に傾くといった変化に反応して調節される。延髄の中枢化学受容器は、主にCO2の増加に敏感で、換気を増やす。頸動脈小体と大動脈小体の末梢化学受容器は、酸素の著しい低下に反応する。意識して息を止めたり深呼吸したりできるのは、大脳が呼吸を随意に調節できるからである。

選択肢の掘り下げ

大脳は随意的な呼吸の調節に関わるが、呼吸のリズムを自動的に作る中枢ではない。中脳は眼球運動や瞳孔の調節、姿勢反射など、小脳は運動の調整と平衡の保持を担う。脊髄は、延髄からの指令を呼吸筋に伝える経路である。横隔膜を支配する横隔神経は第3〜5頸髄から出るため、高位の頸髄損傷では、呼吸が障害される。脊髄は、呼吸中枢ではなく、指令を伝える通り道である。

試験での位置づけと関連論点

延髄には呼吸中枢のほか、心臓中枢、血管運動中枢、嚥下中枢、嘔吐中枢、咳中枢があり、生命の維持に直結する。そのため、延髄の障害は生命に関わる。

現場での判断の根拠

慢性閉塞性肺疾患(COPD)などで慢性的にCO2がたまっている人は、CO2への反応が鈍くなり、低酸素が呼吸を刺激する面が強くなる。そのため、酸素吸入の量を自己判断で増やすと、かえって呼吸が抑えられることがある。在宅酸素療法では、流量は医師の指示どおりに守り、勝手に変えない。火気の取り扱いにも注意し、息苦しさや意識の変化があれば、すぐに看護職員や医療職へ連絡する。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題29。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」の問題29です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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