介護福祉士

介護福祉士 第37回 問題24こころとからだのしくみ

問題

介護福祉士 | 第37回(令和6年度) | 令和7年1月26日(日)実施・こころとからだのしくみ

皮膚の構造に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題24

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 3
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは3「外界と接する組織は表皮である」です。

皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層構造になっていて、一番外側で外の世界と直接触れているのが表皮です。

たとえるなら、体を守る「一番外側のバリア」が表皮というイメージです。

👉 覚え方:皮膚の3層=外から表皮→真皮→皮下組織。

ほかの選択肢:1表皮の厚さは平均2.0mmではなく約0.2mm程度と薄い/2角質層は真皮ではなく表皮にある/4皮脂腺は皮下組織ではなく真皮にある/5表皮の最表面は基底層ではなく角質層(基底層は表皮の最深部)。

なぜこれが正解か

正解は3。皮膚は外側から表皮・真皮・皮下組織の3層構造からなり、外界と直接接する最も外側の層は表皮である。

各選択肢の解説

  • 1 表皮の厚さは部位により差はあるが平均で約0.2mm程度と非常に薄く、「2.0mm」という数値は実際より10倍程度過大である。
  • 2 角質層は表皮の最表層に位置する構造であり、真皮にあるという記述は誤り。
  • 4 皮脂腺は毛包に付属する腺で、真皮内に存在する。皮下組織にあるという記述は誤り。
  • 5 表皮は外側から角質層・顆粒層・有棘層・基底層の順に層をなしており、最表面にあるのは角質層である。基底層は表皮の最も深い層(真皮との境界)に位置する。

覚え方・ひっかけ注意

皮膚の3層構造(表皮・真皮・皮下組織)と、表皮内部の4層構造(角質層・顆粒層・有棘層・基底層、外側から)を混同しないよう、階層構造を図でイメージして整理する。

理論的背景

表皮は角化重層扁平上皮からなり、最深部の基底層で新しい細胞(角化細胞)が生成され、有棘層・顆粒層を経て角質層に至るまでに徐々に角化(ケラチン化)し、最終的に垢として脱落する(ターンオーバー)。このサイクルは通常約4〜6週間とされるが、加齢に伴いターンオーバーが遅延し、皮膚のバリア機能や保湿機能が低下しやすくなる。真皮にはコラーゲン線維・弾性線維、血管、神経、皮脂腺・汗腺(エクリン腺)、毛包等が存在し、皮下組織は主に脂肪組織からなりクッションや断熱の役割を果たす。

試験での位置づけ

皮膚の構造(表皮・真皮・皮下組織、表皮内の4層)は、こころとからだのしくみ領域で頻出の基礎解剖知識。加齢による皮膚の変化(表皮の菲薄化、真皮のコラーゲン減少による弾力低下、皮脂腺・汗腺機能の低下による乾燥)とセットで理解しておくと、褥瘡予防やスキンケアの生活支援技術領域の学習にもつながる。

選択肢の発展補足

高齢者の皮膚は表皮のターンオーバーの遅延、皮脂分泌の低下により乾燥しやすく(老人性乾皮症)、また表皮と真皮の結合(表皮突起)が平坦化することで、わずかな外力でも皮膚が剥離しやすくなる(スキン-テア:皮膚裂傷)リスクが高まる。介護場面での移乗・体位変換時の摩擦・ずれへの配慮が重要となる理由がこの解剖学的変化にある。

上位資格・発展

皮膚科学・褥瘡ケアの専門領域では、真皮内の血管構造と褥瘡発生のメカニズム(持続的な圧迫による血流障害)、スキン-テアの分類(STARスキンテア分類システム)等がより専門的に扱われる。介護福祉士としては、皮膚の構造理解を日常のスキンケア・体位変換の実践に活かすことが求められる。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題24。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」の問題24です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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