介護福祉士

介護福祉士 第37回 問題20こころとからだのしくみ

問題

介護福祉士 | 第37回(令和6年度) | 令和7年1月26日(日)実施・こころとからだのしくみ

次のうち,顔の感覚に関与する脳神経として,正しいものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題20

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 2
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは2「三叉神経」です。

三叉神経は、顔の感覚(触った感じや痛みなど)を脳に伝える神経です。名前の通り3つに枝分かれしていることから「三叉」と呼ばれます。

たとえるなら、顔の表面のセンサーからの情報を脳に届ける配線のようなものです。

👉 覚え方:顔の感覚=三叉神経(3本の枝)。

ほかの選択肢:1嗅神経はにおいを感じる神経/3顔面神経は顔の表情筋を動かす神経(感覚ではなく運動が中心)/4迷走神経は内臓の働きに広く関わる神経/5舌下神経は舌の動きを支配する神経。

なぜこれが正解か

正解は2。三叉神経(第Ⅴ脳神経)は、眼神経・上顎神経・下顎神経の3枝に分かれ、顔面の感覚(触覚・痛覚・温度覚)を脳に伝える感覚神経としての役割を主に担う(下顎神経は咀嚼筋を動かす運動線維も含む)。

各選択肢の解説

  • 1 嗅神経(第Ⅰ脳神経)は嗅覚(においの感覚)を伝える神経であり、顔面の触覚等とは異なる。
  • 3 顔面神経(第Ⅶ脳神経)は主に表情筋の運動を支配する運動神経で、味覚の一部(舌の前方2/3)も担うが、顔面の一般的な感覚(触覚・痛覚)を主として伝えるのは三叉神経である。
  • 4 迷走神経(第Ⅹ脳神経)は咽頭・喉頭・心臓・消化管など広範な内臓機能に関わる神経であり、顔の感覚とは異なる。
  • 5 舌下神経(第XII脳神経)は舌の筋肉を動かす運動神経であり、感覚神経ではない。

覚え方・ひっかけ注意

脳神経12対のうち、感覚系(嗅神経・視神経・三叉神経の感覚成分・内耳神経等)と運動系(動眼神経・滑車神経・外転神経・顔面神経の運動成分・舌下神経等)、混合性(三叉神経・顔面神経・舌咽神経・迷走神経)に分類して整理すると混乱しにくい。

理論的背景

脳神経は12対あり、機能から感覚性・運動性・両方を持つ混合性に分けられる。三叉神経(第Ⅴ脳神経)は、顔面の皮膚、口腔・鼻腔の粘膜、歯などの感覚を受け持つ最大の脳神経で、眼神経・上顎神経・下顎神経の3枝に分かれる。眼神経は額や眼周囲と角膜、上顎神経は頬や上あご、下顎神経は下あごと舌の前方の一般感覚を受け持つ。下顎神経には、側頭筋や咬筋などの咀嚼筋を動かす運動線維も含まれる。

選択肢の掘り下げ

嗅神経は嗅覚だけを伝える感覚神経である。顔面神経(第Ⅶ脳神経)は、表情筋の運動が主で、舌の前方2/3の味覚と、涙腺・唾液腺(顎下腺・舌下腺)の分泌にも関わるが、顔の触覚や痛覚の主役ではない。迷走神経(第Ⅹ脳神経)は、咽頭・喉頭・心臓・胃腸などに広く分布する副交感神経を含む混合神経で、舌下神経(第ⅩⅡ脳神経)は舌の運動を受け持つ。顔という語に引かれて顔面神経を選ぶのが最も多い誤りである。「感覚=三叉」「表情筋の運動=顔面」と分けて覚える。

試験での位置づけと関連論点

舌咽神経(第Ⅸ脳神経)は舌の後方1/3の味覚と咽頭の感覚、内耳神経(第Ⅷ脳神経)は聴覚と平衡覚を受け持つ。三叉神経痛では、洗顔・歯みがき・食事など、顔への軽い刺激が引き金となって激しい痛みが起こる。顔面神経麻痺では、額にしわが寄せられない、口角が下がるなど表情の左右差が現れる。

現場での判断の根拠

三叉神経痛のある人には、洗顔や口腔ケアで顔に触れる際に痛みを誘発しないよう配慮し、痛みの訴えを看護職員や医師へ伝える。顔の片側の麻痺があるときは、食べ物が麻痺側の口腔内にたまりやすいため、残渣の確認と誤嚥予防を行う。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」問題20。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第37回介護福祉士国家試験(令和6年度)」の問題20です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。