介護福祉士

介護福祉士 第38回 問題25人間関係とコミュニケーション

問題

介護福祉士 | 第38回(令和7年度) | 令和8年1月25日(日)実施・人間関係とコミュニケーション

新人職員のAさん(20 歳)は,子どもの頃からの夢だった介護福祉職になり,がんばって働いていた。ただ,介護の技術をもっと学ぶ必要があるといつも感じていた。ある日,利用者Bさんに,「Aさんじゃダメだ,別の人を呼んで」と言われて,ショックを受けた。悩むうちに利用者とかかわりたくないと感じるようになり,眠れなくなってしまった。 次の記述のうち,このような状況にあるAさんが,ストレスを取り除くためにまず行うべき対処方法として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題25

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 4
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは4「上司や同僚などに悩みを話して、助言を受ける」です。

Aさんは利用者さんから厳しい言葉を言われてショックを受け、眠れないほど悩んでいます。こういうときにまず大切なのは、一人で抱え込まず、周りの信頼できる人に話を聞いてもらい、助言をもらうことです。

たとえるなら、悩みごとを一人で抱え込まず、友達や先輩に「実はこんなことがあって…」と話すだけでも気持ちが軽くなるイメージです。

👉 覚え方:つらいときはまず「誰かに話す」が対処の第一歩。

ほかの選択肢:1 自分を責めるだけでは解決にならない/2 全力で頑張るのは今のAさんの状態を悪化させる恐れがある/3 飲酒に頼るのは不適切な対処法/5 いきなり転職を決めるのは早計。

なぜこれが正解か

正解は4。利用者からの厳しい言葉をきっかけに不眠まで生じているAさんの状況では、一人で問題を抱え込まず、上司や同僚に悩みを話して助言を受けることが、ストレスを軽減するための最初の対処方法として適切である。

各選択肢の解説

  • 1 「学びが足りないことを自覚する」という自己を責める対処は、状態を改善するどころか悪化させる可能性がある。
  • 2 「全力で取り組む」というがんばりの継続は、既に不眠まで生じている状況ではさらなる負担増につながりかねない。
  • 3 毎晩の飲酒による対処は、依存や健康問題を招く不適切なストレス対処法である。
  • 5 十分な相談・振り返りを経ずに「向いていない」と即座に転職を判断するのは早計な対応。

覚え方・ひっかけ注意

ストレス対処に関する事例問題では、「一人で抱え込む・我慢する・不適切な手段に頼る」選択肢はほぼ誤答。「信頼できる人に相談する」という選択肢が正解になりやすい傾向を押さえておく。

事例の読み取り

新人のAさんは、利用者に「Aさんじゃダメだ、別の人を呼んで」と言われてショックを受け、利用者に関わりたくないと感じ、眠れなくなっている。ストレス反応として、心理面(落ち込み、意欲の低下)、身体面(不眠)、行動面(避けたい気持ち)が現れており、早めの対処が必要な状態である。

4が正しい理由

上司や同僚に悩みを話し、助言を受けることは、気持ちの整理になり、ソーシャルサポートを得られるうえ、解決策も見つかりやすい。ストレスへの対処(コーピング)は、問題そのものに働きかける問題焦点型と、感情の負担を和らげる情動焦点型に分けられる(ラザルスとフォルクマン)。相談は、この両方の面をもつ有効な方法である。ソーシャルサポートの存在は、バーンアウトの予防にも役立つ。

誤りの選択肢の論点

  • 1 つらさから逃げず、学びの不足を自覚するのは、自分を責める方向に進みやすい。不眠まで生じている状態で、一人で抱え込むのは避けたい。
  • 2 全力で取り組むのは、さらに負担を増やす可能性がある。
  • 3 毎晩の飲酒は、依存や健康被害を招くため、不適切な対処法である。
  • 5 向かないと判断して転職するのは、相談や振り返りの前の早すぎる結論である。

職場での支援

新人への支援には、先輩が個別に付くプリセプターやメンターの制度がある。利用者から厳しい言葉を受けることは、新人に限らず誰にでも起こりうるため、個人の問題とせず、チームで共有して支える。また、利用者や家族からの迷惑行為やハラスメントについては、厚生労働省が介護現場向けの対策マニュアルを示しており、組織として対応する流れが整えられている。

予防の段階

メンタルヘルスは、未然防止、早期発見・早期対応、復職支援の三段階で整理される。本問は、不調の兆しがあるときの早期対応にあたる。

試験での位置づけ

ストレス対処の事例では、「一人で抱え込まない」「信頼できる人に相談する」が正解になりやすい。一方、飲酒のような不適切な手段、自責、早まった判断は、誤りの選択肢の典型である。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題25。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」の問題25です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。