介護福祉士

介護福祉士 第38回 問題3介護の基本

問題

介護福祉士 | 第38回(令和7年度) | 令和8年1月25日(日)実施・介護の基本

介護施設における介護ロボットに関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題3

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 3
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは3「導入することによって,利用者の自立支援や生活の質の向上が期待される」です。

介護ロボットは、移乗や見守りなどを助けてくれる機械です。うまく活用することで、利用者が自分の力を発揮しやすくなり、より快適に暮らせるようになることが期待されています。

たとえるなら、ロボットの助けを借りることで、利用者自身の「できること」を増やしていくイメージです。

👉 覚え方:介護ロボット導入の目的=利用者の自立支援・生活の質の向上。

ほかの選択肢:1導入しても人員配置基準が撤廃されるわけではない(一定条件下で緩和される場合はある)/2使用方法は職員個人の判断ではなく施設のルール・研修に基づいて統一される/4導入の目的は職員と利用者のかかわりを最小限にすることではなく負担軽減と自立支援/5導入によって職員の巡回が不要になるわけではない(あくまで補助的な役割)。

なぜこれが正解か

正解は3。介護ロボット(移乗支援機器、見守りセンサー、移動支援機器等)は、介護職員の身体的負担を軽減するだけでなく、利用者本人の残存能力を活かした自立支援や、生活の質(QOL)の向上に資することが導入の重要な目的として期待されている。

各選択肢の解説

  • 1 介護ロボットを導入した施設であっても、人員配置基準が撤廃されることはなく、一定の要件を満たす場合に見守りセンサー等の導入による夜間配置基準の緩和が認められるケースがある程度にとどまる。
  • 2 介護ロボットの使用方法は、職員個人の判断に委ねられるものではなく、施設として統一されたマニュアル・研修に基づいて適切に運用される必要がある。
  • 4 介護ロボット導入の目的は、職員と利用者のかかわりを最小限に抑えることではなく、身体的負担の大きい業務(移乗介助等)を補助することで、職員がより丁寧な関わりに時間を割けるようにすることにある。
  • 5 見守りセンサー等を導入しても、職員による直接の巡回・確認が不要になるわけではなく、センサーはあくまで異常の早期発見を補助する役割を担う。

覚え方・ひっかけ注意

介護ロボットは「人員配置基準の撤廃」「職員の関わりの最小化」「巡回の不要化」といった、人的ケアを置き換える方向の説明はいずれも誤り。「職員の負担軽減」と「利用者の自立支援・QOL向上」を両立させる補助的なツールという位置づけを正確に理解する。

理論的背景

介護ロボットは、介護保険制度における福祉用具とは異なり、主に厚生労働省・経済産業省が共同で推進する「ロボット技術の介護利用における重点分野」(移乗介助、移動支援、排泄支援、見守り・コミュニケーション、入浴支援、介護業務支援)に基づき開発・導入が進められている。深刻な介護人材不足を背景に、介護ロボットの活用は職員の身体的負担軽減(腰痛予防等)と、業務の効率化を通じた働き方改革の一環として政策的に推進されている。同時に、単なる省力化ツールとしてだけでなく、利用者の残存能力を活かした自立支援(例:立ち上がりを補助する機器を使うことで、全介助ではなく一部介助にとどめ、本人の身体機能維持を図る)という質の向上の側面も重視されている。

試験での位置づけ

介護ロボットの導入意義は、介護の基本領域の近年の重要テーマ(時事性の高い政策トピック)。「職員負担軽減」と「利用者の自立支援・QOL向上」という2つの目的を正確に理解し、「人員配置基準の撤廃」「人的関わりの削減」といった誤った方向性の選択肢を見抜く力が求められる。

選択肢の発展補足

見守りセンサーの導入により、夜間の巡回頻度や人員配置基準が一定条件下で緩和される仕組み(特定施設における夜間人員配置の特例等)は実際に存在するが、これは「人員配置基準の撤廃」ではなく、あくまで機器の活用を前提とした「基準の見直し・緩和」である点を正確に区別する必要がある。

上位資格・発展

介護ロボット工学・福祉工学の分野では、各種ロボットの技術的な仕組み(センサー技術、AI活用の見守りシステム等)や、導入効果の実証研究(介護負担軽減効果、利用者のQOLへの影響評価)がより専門的に扱われる。介護福祉士としては、新しい技術を積極的に活用しつつ、あくまで「人による丁寧なケア」を補完するものとして位置づける視点を持つことが重要である。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題3。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」の問題3です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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