介護福祉士

介護福祉士 第38回 問題5介護の基本

問題

介護福祉士 | 第38回(令和7年度) | 令和8年1月25日(日)実施・介護の基本

ユニバーサルデザイン(universal design)の7 原則に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題5

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 1
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは1「安全で使いやすいデザインにする」です。

ユニバーサルデザインとは、年齢や障害の有無、能力の違いにかかわらず、できるだけ多くの人が安全に、そして使いやすく利用できるようにデザインするという考え方です。

たとえるなら、特定の人だけでなく、誰にとっても使いやすく安全なものを作ろうとする発想です。

👉 覚え方:ユニバーサルデザイン=誰にとっても安全で使いやすいデザイン。

ほかの選択肢:2要介護高齢者だけを対象とするのではなく、すべての人を対象とする考え方/3個別対応より標準化を優先するのではなく、多様な人が使える柔軟性を重視する/4介護福祉職ではなく利用する本人(すべての人)にとっての使いやすさを優先する/5デザインの美しさより、機能性・利用のしやすさを優先する。

なぜこれが正解か

正解は1。ユニバーサルデザインは、特定の人(障害者、高齢者等)のためだけでなく、年齢・性別・能力の違いにかかわらず、できるだけ多くの人が「安全に」「使いやすく」利用できるよう、製品や環境をあらかじめデザインするという理念であり、選択肢1はこの本質的な考え方に合致する。

各選択肢の解説

  • 2 ユニバーサルデザインは、要介護高齢者に限定した設計思想ではなく、子どもから高齢者、障害の有無にかかわらず、すべての人を対象とする点が特徴である。
  • 3 ユニバーサルデザインは、標準化・画一化を優先するのではなく、多様な利用者のニーズに応える柔軟な利用(フレキシビリティ)を重視する考え方である。
  • 4 ユニバーサルデザインは、介護する側(介護福祉職)にとっての操作性を優先するのではなく、利用する本人(あらゆる利用者)にとっての使いやすさを中心に据える考え方である。
  • 5 ユニバーサルデザインは、見た目の美しさよりも、機能性・安全性・使いやすさを優先する実用的なデザイン理念である(結果として美しいデザインになることはあるが、美しさが優先目的ではない)。

覚え方・ひっかけ注意

ユニバーサルデザインの対象は「特定の人(高齢者・障害者等)」ではなく「すべての人」である点、優先する価値は「見た目の美しさ」ではなく「安全性・使いやすさ・機能性」である点を明確に押さえる。

理論的背景

ユニバーサルデザインは、アメリカのロナルド・メイスが提唱した概念で、①誰でも公平に利用できる(公平性)、②使う上で自由度が高い(柔軟性)、③使い方が簡単で自明である(単純性)、④必要な情報がすぐに分かる(わかりやすさ)、⑤うっかりミスが危険につながらない(安全性)、⑥身体的な負担が少ない(省体力)、⑦アクセスや利用のための十分な大きさと空間が確保されている(空間性)、という7原則にまとめられている。バリアフリー(既存の障壁を後から取り除く発想)とは異なり、ユニバーサルデザインは、そもそも設計の最初の段階から誰もが利用しやすいように作り込むという「事前的・予防的」な発想である点が特徴的である。

試験での位置づけ

ユニバーサルデザインの7原則と、バリアフリーとの理念の違い(後追いの障壁除去か、最初からの包括的設計か)は、介護の基本領域の重要テーマ。生活支援技術領域における福祉用具・住環境整備の考え方の土台ともなるため、体系的に理解しておくことが重要。

選択肢の発展補足

ユニバーサルデザインの具体例としては、段差のない出入口、レバーハンドル式のドア(握力の弱い人でも開けやすい)、大きく見やすい表示、多言語・ピクトグラム表示(第38回 問4とも関連)等が挙げられ、これらは高齢者・障害者だけでなく、妊婦、荷物を持った人、外国人観光客等、幅広い人々にとって利便性を高める設計となっている。

上位資格・発展

建築学・プロダクトデザインの分野では、ユニバーサルデザインの7原則に基づく具体的な設計手法や、インクルーシブデザイン(利用者を設計プロセスに巻き込む手法)がより専門的に扱われる。介護福祉士としては、住宅改修の助言や福祉用具の選定において、ユニバーサルデザインの視点を意識することが実践的に有用である。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題5。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」の問題5です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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