介護福祉士

介護福祉士 第38回 問題9介護の基本

問題

介護福祉士 | 第38回(令和7年度) | 令和8年1月25日(日)実施・介護の基本

次の記述のうち,介護老人保健施設における在宅復帰に向けたカンファレンスで,介護福祉士が連携する職種の役割として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題9

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 5
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは5「作業療法士が,自宅の玄関の段差を確認する」です。

自宅に戻る準備をするとき、家の中の段差など、日常生活で困りそうな場所を実際に見て確認し、動作の工夫や改修のアドバイスをするのが作業療法士の役割です。

たとえるなら、家に帰ってから困らないように、事前に「家の中のハードル」をチェックしてくれる専門家です。

👉 覚え方:自宅の環境確認(玄関の段差等)=作業療法士の役割。

ほかの選択肢:1義歯の作成は歯科衛生士ではなく歯科医師・歯科技工士の業務/2車いすの貸与は看護師ではなく福祉用具専門相談員の業務/3訪問介護計画の作成は介護支援専門員ではなくサービス提供責任者の業務/4下肢の機能訓練は福祉用具専門相談員ではなく理学療法士の業務。

なぜこれが正解か

正解は5。作業療法士は、日常生活動作(ADL)の自立支援を専門とする職種であり、在宅復帰に向けたカンファレンスでは、実際に利用者の自宅を訪問し、玄関の段差等、生活の中で支障となりうる環境的な課題を確認し、住宅改修や福祉用具の提案、動作方法の指導を行う役割を担う。

各選択肢の解説

  • 1 義歯の作成は歯科医師・歯科技工士の業務であり、歯科衛生士は主に歯科診療の補助や歯科保健指導(口腔ケアの実施・指導等)を担う職種であって、義歯の作成そのものは行わない。
  • 2 車いすの貸与に関する選定・調整は、看護師ではなく福祉用具専門相談員の業務である。
  • 3 訪問介護計画の作成は、介護支援専門員(ケアプランを作成する立場)ではなく、訪問介護事業所に配置されるサービス提供責任者の業務である。
  • 4 下肢の機能訓練は、福祉用具専門相談員ではなく理学療法士の専門業務である。

覚え方・ひっかけ注意

在宅復帰支援に関わる多職種の役割(歯科衛生士=口腔ケア、看護師=医療管理、介護支援専門員=ケアプラン、サービス提供責任者=訪問介護計画、福祉用具専門相談員=福祉用具の選定貸与、理学療法士=基本動作訓練、作業療法士=ADL・自宅環境の確認)を正確に対応づけて覚える。

理論的背景

介護老人保健施設(老健)は、病状が安定した高齢者に対し、リハビリテーションを中心とした医療ケアと日常生活支援を提供し、在宅復帰を支援する「中間施設」としての機能を持つ。在宅復帰に向けたカンファレンスでは、多職種(医師、看護師、介護福祉士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、介護支援専門員、社会福祉士等)が、それぞれの専門的評価を持ち寄り、退所後の生活を見据えた支援計画を検討する。作業療法士は、この中で「実際の生活の場(自宅)での動作能力」に着目し、家屋評価(自宅訪問による環境調査:玄関・浴室・トイレ等の段差・手すりの有無の確認)を実施し、必要な住宅改修や福祉用具、動作の工夫を提案する重要な役割を担う。

試験での位置づけ

在宅復帰支援における多職種の役割分担は、介護の基本領域・生活支援技術領域を横断する頻出テーマ。第38回 問100(自助具は作業療法士)とあわせて、作業療法士の専門領域(応用動作、生活環境の評価・調整)を体系的に理解しておくことが重要。

選択肢の発展補足

自宅の家屋評価(玄関の段差確認等)は、退所前訪問指導・退所後訪問指導として介護報酬上も評価される取り組みであり、実際に自宅に出向いて確認することで、施設内での訓練だけでは把握しきれない生活環境特有の課題(段差の高さ、手すりの位置、動線の狭さ等)を具体的に評価できる点に意義がある。

上位資格・発展

作業療法学の専門教育では、家屋評価の具体的な手法(動作分析、住宅改修の提案書作成)や、退所前カンファレンスにおける多職種への情報提供の技術がより実践的に扱われる。介護福祉士としては、施設内でのケアの中で得た情報(利用者の動作能力、生活習慣等)を作業療法士等と共有し、在宅復帰支援に役立てる視点が重要である。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題9。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」の問題9です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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