介護福祉士

介護福祉士 第38回 問題86認知症の理解

問題

介護福祉士 | 第38回(令和7年度) | 令和8年1月25日(日)実施・認知症の理解

次のうち,認知症(dementia)の人の生活をアセスメントするうえで,身体的要因に含まれる項目として,適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題86

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 4
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは4「IADL(手段的日常生活動作)」です。

IADL(買い物、料理、お金の管理、電話の利用など、生活を送るための応用的な動作)は、その人の体の動き・機能に関わる「身体的な要因」として分類されます。

たとえるなら、体を使ってできる・できないという「体の力」に関わる項目が身体的要因です。

👉 覚え方:IADL・ADL=身体的要因に分類される。

ほかの選択肢:1性格は心理的要因/2居住環境は環境要因(物理的環境)/3人的環境も環境要因(人との関わり)/5社会とのつながりは社会的要因。いずれも身体的要因とは異なるカテゴリー。

なぜこれが正解か

正解は4。認知症の人の生活をアセスメントする視点は、身体的要因、心理的要因、環境要因(物理的環境・人的環境)、社会的要因等の多面的な枠組みで整理されることが多く、IADL(手段的日常生活動作:買い物、調理、服薬管理、金銭管理、交通機関の利用等、ADLより複雑で応用的な生活動作)は、身体機能・認知機能の状態を反映する身体的要因に分類される。

各選択肢の解説

  • 1 性格は、本人の心理的特性を示す心理的要因に分類される。
  • 2 居住環境は、物理的な生活環境を示す環境要因(物理的環境)に分類される。
  • 3 人的環境(家族関係、介護者との関係等)も環境要因の一種(人的環境)に分類される。
  • 5 社会とのつながり(地域との関わり、社会参加の状況等)は社会的要因に分類される。

覚え方・ひっかけ注意

アセスメントの4つの要因分類(身体的・心理的・環境的・社会的)に、具体的な項目(ADL/IADL、性格、居住環境、人的環境、社会参加等)を正しく振り分ける練習をしておくと、本問のような分類問題全般に対応できる。

理論的背景

認知症の人の生活を総合的にアセスメントする際には、単一の要因(認知機能の程度)だけでなく、身体的要因(健康状態、ADL・IADL、感覚機能等)、心理的要因(性格、価値観、心理状態、病識の有無等)、環境要因(居住環境等の物理的環境、家族・介護者等の人的環境)、社会的要因(社会参加の状況、地域とのつながり、経済状況等)を多面的・包括的に捉える視点が重視される。これは、認知症を「脳の病気」としてのみ捉えるのではなく、本人を取り巻く生活全体の文脈の中で理解しようとする生物心理社会モデル(バイオサイコソーシャルモデル)の考え方に基づく。

試験での位置づけ

認知症の人のアセスメントにおける要因分類(身体的・心理的・環境的・社会的)は、認知症の理解領域・介護過程領域を横断する重要テーマ。ICF(国際生活機能分類)の視点(心身機能・身体構造、活動、参加、環境因子、個人因子)とも共通する枠組みであり、あわせて理解しておくと介護過程領域の学習にも応用できる。

選択肢の発展補足

IADLの低下(買い物や金銭管理が難しくなる等)は、ADL(食事・排泄・入浴等の基本的な生活動作)よりも早期に低下することが多く、認知症の早期発見の手がかりとしても重要視される。生活歴の聞き取りの中で、IADLの変化(家事の失敗の増加、買い物の重複等)に注目することが、アセスメントの精度を高める。

上位資格・発展

ケアマネジメントの実務では、こうした多面的なアセスメント(身体・心理・環境・社会)に基づき、個別ケアプランの立案が行われる。介護支援専門員試験・社会福祉士試験では、ICFの枠組みとより体系的に結びつけたアセスメント理論が扱われる。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」問題86。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)」の問題86です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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