第二種電工

電気工事士2種は女性でも受験できる?受験条件・技能試験・体力の疑問を確認

更新 ・書いた人 合格ナビ 編集長(運営者)

この記事でわかること

第二種電気工事士は女性でも受験できます。受験案内と電気工事士法で性別の条件がないことを確認し、技能試験で必要な道具と体力の誤解、合格者の女性割合がセンターの公表資料で確認できなかった点、働く場面の法令上の決まりを一次情報で整理します。

目次
  1. 女性でも受験できるか(受験条件と免状)
  2. 技能試験で必要な力と、体力の誤解
  3. 女性の合格者数・割合は公表されているか
  4. 働く場面の法令上の決まり(労働基準法・女性労働基準規則)
  5. 受験の準備の進め方
  6. まとめ
結論:第二種電気工事士は女性でも受験できます。電気技術者試験センターの受験案内は「受験に対して制限や条件はございません。どなたでも受験ができます。」と書いており、電気工事士法・施行令・施行規則にも性別を条件とする規定はありません。技能試験は、持参した工具で支給材料から作品を40分の予定で作る試験で、体力の基準は受験案内に書かれていません。女性の合格者数や割合は、センターの公表資料に載っていません。出典:令和8年度下期受験案内、電気工事士法(e-Gov法令検索)。
疑問確認できた事実根拠
女性でも受験できるか受験に制限や条件はない令和8年度下期受験案内
免状は取れるか免状の交付の条件に性別はない(試験合格などが条件)電気工事士法4条4項
技能試験に体力は要るか体力の基準は受験案内にない。工具は自分で選べる受験案内・候補問題の公表資料
女性の合格者数・割合公表資料に性別の区分がなく、確認できないセンターの試験結果と推移
働く場面の決まり労働基準法と女性労働基準規則に、女性の就業制限があるe-Gov法令検索

女性でも受験できるか(受験条件と免状)

電気技術者試験センターの令和8年度下期受験案内に、「受験に対して制限や条件はございません。どなたでも受験ができます。」とあります。電気の仕事の経験も要りません(センターの資格概要に「受験資格に実務経験は不要で、誰でも受験可能です。」)。

法令の出典は e-Gov 法令検索です。電気工事士法・同法施行令・同法施行規則(2026-10-04 時点の現行条文・附則を除く本文)の条文に、性別の条件は書かれていません。年齢の条件については電気工事士の受験に年齢制限はある?にまとめています。

免状の交付についても、電気工事士法4条4項は、第二種電気工事士免状の交付を受けられる者を次のとおり定めています。

  • 第二種電気工事士試験に合格した者
  • 経済産業大臣が指定する養成施設で、第二種電気工事士に必要な知識及び技能に関する課程を修了した者
  • 同等以上の知識及び技能があると都道府県知事が認定した者

交付しないことができる場合は、同条5項に、免状の返納を命じられてから1年を経過しない者や、この法律に違反して罰金以上の刑に処せられてから2年を経過しない者などが挙げられています。性別は条件に入っていません。

試験に合格してから免状を受け、実際に作業に従事するまでの流れは、電気工事士の資格を独学で取る流れで整理しています。

技能試験で必要な力と、体力の誤解

技能試験について、受験案内と候補問題の公表資料から確認できることは次のとおりです。

  • 試験の内容:学科試験の合格者または免除者が、持参した作業用工具で、配線図で与えられた問題を支給される材料で、一定時間内に完成させる(第二種電気工事士の試験概要)
  • 試験時間:令和8年度は、すべての問題について40分の予定(候補問題の公表資料)
  • 候補問題:No.1〜No.13の13題が事前に公表され、センターは「試験を机上で行うことと使用する材料・工具等を考慮して作成」したと説明している
  • 工具:貸出はなく自分で用意する。電動工具以外のすべての工具を使用でき、「手袋、工具を入れるための腰ベルト等も使用できます」とある。電動工具(充電式の電動機能付工具を含む)と、改造・自作した工具は使えない
  • 合格基準:作品に欠陥がないこと
令和8年度 第二種電気工事士 技能試験の試験時間:すべての問題について40分の予定。最終確認日:2026-10-04。出典:電気技術者試験センター 令和8年度技能試験候補問題の公表。

受験案内には、体力・握力・身長などの基準は書かれていません。試験の中身は、電線の接続や器具の取付けといった、机の上での基本的な作業の手順と正確さが中心です。作品が欠陥の判断基準に合っているかどうかで合否が決まるので、工具の使い方と手順を練習しておくことが準備の中心になります。欠陥の判断基準はセンターが公表しています(技能試験の欠陥の判断基準)。

どの工具が必須で、どれが使えないかは第二種電気工事士の工具、技能試験の対策は技能試験の対策で扱っています。身体に障害のある方や個別の事情で配慮が必要な方が援助を希望する手続は、受験案内に書かれています(受験前に早めにセンターへ相談するよう案内されています)。

女性の合格者数・割合は公表されているか

センターが公表している試験結果は、年度・期ごとの申込者・学科免除者・受験者・合格者の人数です(第二種電気工事士試験の試験結果と推移)。この表と、令和8年度上期の学科・技能のプレス発表資料、受験案内、資格概要、よくあるご質問のページには、性別ごとの人数や割合は載っていません。

そのため、この記事では女性の合格者数や割合の数字を書きません。他のサイトで見かける割合は、出典が公的な統計かどうかを確認してください。この記事の範囲では、確認できる公的な数字はありません。

働く場面の法令上の決まり(労働基準法・女性労働基準規則)

資格の取得とは別に、雇う側(使用者)には、女性を就かせてはならない業務を定めた規定があります。条文の出典は e-Gov 法令検索です(2026-10-04 時点の現行条文)。電気工事に限った規定ではなく、業務の種類で決まるものです。

対象就かせてはならない業務(抜粋)条文
妊娠中の女性・産後1年を経過しない女性重量物を取り扱う業務、有害ガスを発散する場所における業務など労働基準法64条の3第1項
上記以外の女性(満18歳以上)断続作業で30キログラム以上、継続作業で20キログラム以上の重量物を取り扱う業務など女性労働基準規則3条・2条1項1号
妊娠中の女性高さが5メートル以上の場所で、墜落により労働者が危害を受けるおそれのあるところにおける業務/足場の組立て・解体・変更の業務(地上または床上の補助作業を除く)女性労働基準規則2条1項14号・15号

女性労働基準規則3条は、妊産婦以外の女性に就かせてはならない業務を、2条1項1号(重量物)と18号(一定の有害物を発散する場所)に掲げる業務としています。2条2項は、産後1年を経過しない女性について、14号は対象に含めず、15号などは本人が従事しない旨を申し出た場合に限るとしています。

これらは、試験の受験や免状の交付の条件ではありません。電気工事士として働くときに、どの作業を誰に割り当てるかを使用者が決める際の規定です。個別の事情への当てはめは、勤務先や労働局に確認してください。

受験の準備の進め方

まとめ

  • 受験案内は「受験に対して制限や条件はございません。どなたでも受験ができます。」。電気工事士法にも性別の条件はない
  • 技能試験は、持参した工具で支給材料から40分の予定で作品を作る試験で、体力の基準は受験案内にない。合格基準は作品に欠陥がないこと
  • 女性の合格者数・割合は、センターの公表資料に載っていないため書いていない
  • 働く場面では、労働基準法と女性労働基準規則に、女性の就業制限を定めた規定がある(受験・免状の条件ではない)

よくある質問

Q技能試験は力がないと合格できませんか?

受験案内には、体力や握力の基準は書かれていません。技能試験は、持参した作業用工具で支給された材料から、配線図で与えられた問題の作品を40分の予定で完成させる試験で、合格基準は「作品に欠陥がないこと」です。センターは候補問題を「試験を机上で行うこと」を考慮して作成したと説明しています。工具は電動工具以外が使えるので、使う工具を自分で選べます。出典:令和8年度下期受験案内、技能試験候補問題の公表。

Q受験のときに何か配慮してもらえますか?

身体に障害のある方や、個別の事情により配慮等が必要な方が受験に際して援助を希望する場合は、マイページから申請する手続が受験案内に書かれています。内容によっては希望に添えない場合があります。CBT方式の会場は施設ごとに対応できる範囲が異なるため、申込みの前の早い段階で、電話やメールでセンターに相談するよう案内されています。出典:令和8年度下期受験案内。

Q女性の合格者は何人いますか?

電気技術者試験センターの公表資料には性別ごとの人数が載っていません。センターが公表しているのは年度・期ごとの申込者・受験者・合格者の人数です。出典:電気技術者試験センター 第二種電気工事士試験の試験結果と推移。

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法令や試験の数字は、改正や年度で変わります。この記事の最終確認日は2026年10月4日です。申込みや合格基準は、必ず試験団体の公式情報で確かめてください。

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