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保育士 保育原理 問22|排泄の自立に向けた援助と家庭との連携

問題

保育士 | 保育原理 | 令和8年4月1日時点の法令・指針に基づく

次の【事例】を読んで、保育士の対応として、「保育所保育指針」に照らして最も適切なものを一つ選びなさい。 【事例】 Y保育所の1歳児クラスに在籍するAちゃん(2歳1か月)は、最近、おむつを替えるときに「チー出た」と言うことがある。担任のH保育士の記録では、Aちゃんの排尿の間隔はおおむね2時間程度である。ある日の降園時、母親のBさんから「来月から下の子の育児休業が終わるので、それまでにおむつを外したいんです。保育所でも1時間ごとにトイレに連れて行ってもらえませんか」と相談された。

【この問題について】

本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育原理」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。

※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

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答え合わせ

正解は 2
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

正答は2です。指針は、1歳以上3歳未満児の排泄の習慣について「一人一人の排尿間隔等を踏まえ、おむつが汚れていないときに便器に座らせるなどにより、少しずつ慣れさせる」としています。また、生活習慣の形成は家庭での生活経験に配慮し、家庭との適切な連携の下で行うこととしています。Bさんの気持ちを受け止めつつ、Aちゃんの排尿間隔に合わせた進め方を提案し、家庭と保育所でそろえていく2が、子どもにも保護者にも合った対応です。

1 × 保護者の希望を受け止めることは大切ですが、Aちゃんの排尿間隔(約2時間)を踏まえずに1時間ごとに一律に座らせるのは、「一人一人の排尿間隔等を踏まえ」るという指針の考え方に合いません。子どもが嫌がる原因にもなります。

2 ○ 指針第2章2(2)ア(ウ)③の排泄の取扱いに沿った対応です。また、同④は基本的な生活習慣の形成について「家庭での生活経験に配慮し、家庭との適切な連携の下で行うようにすること」としています。第4章1(1)アの「保護者の気持ちを受け止め、相互の信頼関係を基本に、保護者の自己決定を尊重すること」、第4章2(1)アの「子どもの日々の様子の伝達や収集、保育所保育の意図の説明などを通じて、保護者との相互理解を図る」こととも合っています。

3 × 排泄の自立は、この時期の保育の内容そのものです(健康の内容⑦「便器での排泄に慣れ、自分で排泄ができるようになる」)。家庭だけに任せるのは誤りで、指針は家庭と連携して進めることを求めています。

4 × 失敗したときに繰り返し練習させることは、子どもの気持ちを傷つけ、自分でしようとする気持ちをそぐおそれがあります。同④は、一人一人の状態に応じ「落ち着いた雰囲気の中で行うようにし、子どもが自分でしようとする気持ちを尊重すること」としています。

5 × クラスで一律の日を決めることは、一人一人の発達や排尿間隔の違いを踏まえていません。

この時期の発達 指針第2章2(1)アは、1歳以上3歳未満児について「排泄の自立のための身体的機能も整うようになる」とし、保育士等は「自分でしようとする気持ちを尊重し、温かく見守るとともに、愛情豊かに、応答的に関わることが必要である」としています。Aちゃんが排尿後に「チー出た」と言えるのは、排泄の感覚に気付き始めている姿と受け止めることができます。

援助の具体 内容の取扱い③の「おむつが汚れていないときに便器に座らせる」は、排尿の間隔を記録などで把握し、出そうな時間に合わせて誘うことを意味します。成功した経験を重ねることで、便器での排泄に少しずつ慣れていきます。肢2はこの考え方に沿って、記録した排尿の間隔を根拠にしています。

保護者支援としての側面 Bさんの相談の背景には、育児休業の終了という家庭の事情があります。第4章1(1)アは、保護者に対する子育て支援を行う際には「保護者の気持ちを受け止め、相互の信頼関係を基本に、保護者の自己決定を尊重すること」としています。また第4章2(1)アは、「子どもの日々の様子の伝達や収集、保育所保育の意図の説明などを通じて、保護者との相互理解を図るよう努めること」としています。肢2で排尿の間隔という日々の様子を伝え、便器に座らせる時機の意図を説明したうえで進め方を一緒に決めるのは、この二つに沿った関わりです。保護者の希望をそのまま実行する(肢1)のでも、断る(肢3)のでもなく、気持ちを受け止めたうえで、子どもの状態を保育の専門性に基づいて説明し、一緒に進め方を考えることが、指針の示す子育て支援の姿です。

生活の連続性 第2章4(3)は、子どもの生活の連続性を踏まえ、家庭及び地域社会と連携して保育を展開するよう求めています。排泄のように家庭と保育所の両方で毎日くり返される習慣は、進め方がそろっていないと子どもが混乱しやすいため、連絡帳や送迎時の会話で様子を伝え合うことが大切です。

この問題の根拠
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育原理」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:保育所保育指針(平成29年厚生労働省告示第117号)第2章 2(1)ア・2(2)ア(ウ)③④/第4章 1(1)ア・2(1)ア条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。

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