問題
次の文は、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」の「3 3歳以上児の保育に関するねらい及び内容」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A 領域「健康」のねらいの一つに、「健康、安全な生活に必要な習慣や態度を身に付け、見通しをもって行動する。」がある。 B 領域「言葉」の内容の取扱いでは、小学校就学に備えて、ひらがなを正しく読み書きできるよう、毎日一定の時間を設けて文字の練習をさせることとしている。 C 領域「健康」の内容の取扱いでは、交通安全の習慣を身に付けるようにするとともに、避難訓練などを通して、災害などの緊急時に適切な行動がとれるようにすることとしている。 D 領域「環境」の内容の取扱いでは、数量や文字などに関しては、日常生活の中で子ども自身の必要感に基づく体験を大切にし、数量や文字などに関する興味や関心、感覚が養われるようにすることとしている。 A〜Dの正誤の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
【この問題について】
本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育原理」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。
※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
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答え合わせ
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- 3
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自信の3択
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解説
※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
正答は3(A○ B× C○ D○)です。3歳以上児の保育では、文字や数量について、日常生活の中で子ども自身が「使いたい」「知りたい」と感じる体験を大切にし、興味や関心、感覚を育てることが求められています。Bのように就学に備えて毎日読み書きの練習をさせるという考え方は、指針には書かれていません。A・C・Dは指針の文言どおりです。
A ○ 領域「健康」のねらい③のとおりです。ほかのねらいは「明るく伸び伸びと行動し、充実感を味わう」「自分の体を十分に動かし、進んで運動しようとする」です。
B × 領域「言葉」の内容の取扱い⑤は「子どもが日常生活の中で、文字などを使いながら思ったことや考えたことを伝える喜びや楽しさを味わい、文字に対する興味や関心をもつようにすること」としています。文字の読み書きを一定の時間を設けて練習させることは書かれていません。指針が求めているのは、伝える喜びや楽しさを味わう中で文字への興味や関心をもつことです。
C ○ 領域「健康」の内容の取扱い⑥は「安全に関する指導に当たっては、情緒の安定を図り、遊びを通して安全についての構えを身に付け、危険な場所や事物などが分かり、安全についての理解を深めるようにすること。また、交通安全の習慣を身に付けるようにするとともに、避難訓練などを通して、災害などの緊急時に適切な行動がとれるようにすること」としています。
D ○ 領域「環境」の内容の取扱い⑤の文言どおりです。
以上から、A○ B× C○ D○ の3が正答です。
文字・数量の扱いの一貫性 3歳以上児の内容では、「環境」に「日常生活の中で数量や図形などに関心をもつ」「日常生活の中で簡単な標識や文字などに関心をもつ」、「言葉」に「日常生活の中で、文字などで伝える楽しさを味わう」が置かれています。いずれも「日常生活の中で」「関心をもつ」「楽しさを味わう」という書き方で、習得の到達度を求める形にはなっていません。書き分けを比べると、「環境」の内容⑨⑩は数量・図形・標識・文字に「関心をもつ」こと、つまり身の回りにあるものに気付く側から書かれています。これに対し「言葉」の内容⑩は「文字などで伝える楽しさを味わう」こと、つまり文字を使って相手に伝える側から書かれています。同じ「文字」でも、環境では関心の対象、言葉では伝える手段として置かれています。第1章4(2)の「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」でも、「数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚」として「自らの必要感に基づきこれらを活用し、興味や関心、感覚をもつようになる」と書かれています。
小学校との接続との関係 第2章4(2)アは、保育所保育が小学校以降の生活や学習の基盤の育成につながることに配慮し「幼児期にふさわしい生活を通じて、創造的な思考や主体的な生活態度などの基礎を培う」としています。小学校の学習を前倒しすることではなく、幼児期にふさわしい生活を通して基礎を培うことが接続の考え方です。
健康の領域の取扱い 健康の内容の取扱いは6項目あり、①温かい触れ合いの中での自己の存在感や充実感を基盤としたしなやかな心と体の発達、②全身を使った活動と多様な動きの経験、③戸外での遊びと園庭・遊具の配置の工夫、④食育を通じた望ましい食習慣、⑤家庭での生活経験に配慮した基本的な生活習慣の形成、⑥安全に関する指導、です。Cは⑥の内容です。
紛らわしい点 ⑥の安全に関する指導は「情緒の安定を図り、遊びを通して」安全についての構えを身に付けるとしており、危険を一方的に教え込む形ではありません。遊びを通して学ぶという考え方は、文字や数量の扱い(B・D)とも共通しています。
- 保育所保育指針・同解説こども家庭庁の公表ページ
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育原理」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:保育所保育指針(平成29年厚生労働省告示第117号)第2章 3(2) ねらい及び内容(ア 健康・ウ 環境・エ 言葉)条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。
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