保育士

保育士 保育原理 問31|職員の資質向上に関する基本的事項

問題

保育士 | 保育原理 | 令和8年4月1日時点の法令・指針に基づく

次の文は、保育所保育指針第5章「職員の資質向上」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A 保育所は、質の高い保育を展開するため、絶えず、一人一人の職員についての資質向上及び職員全体の専門性の向上を図るよう努めなければならない。 B 子どもの最善の利益を考慮し、人権に配慮した保育を行うためには、職員一人一人の経験年数、人間性並びに保育所職員としての職務及び責任の理解と自覚が基盤となる。 C 各職員は、自己評価に基づく課題等を踏まえ、保育所内外の研修等を通じて、保育士・看護師・調理員・栄養士等、それぞれの職務内容に応じた専門性を高めるため、必要な知識及び技術の修得、維持及び向上に努めなければならない。 D 保育所においては、保育の内容等に関する自己評価等を通じて把握した、保育の質の向上に向けた課題に各保育士が個人で対応するため、保育内容の改善や保育士等の役割分担の見直し等に取り組む。 A〜Dの正誤の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

【この問題について】

本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育原理」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。

※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

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正解は 2
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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

正答は2(A○ B× C○ D×)です。保育所保育指針第5章は、保育の質を高めるために、職員一人一人の資質向上と職員全体の専門性の向上を絶えず図ることを求めています。専門性の土台は、職員一人一人の「倫理観」・人間性と、職務と責任の理解と自覚です。Bは「倫理観」を「経験年数」に入れ替えています。また、自己評価で見つかった課題には「組織的に」対応するとされており、Dは「各保育士が個人で」と入れ替えています。

A ○ 第5章の前文そのままの内容です。「一人一人の職員についての資質向上」と「職員全体の専門性の向上」の両方を、絶えず図るよう努めるとしています。

B × 第5章1(1)は、子どもの最善の利益を考慮し人権に配慮した保育を行うための基盤を「職員一人一人の倫理観、人間性並びに保育所職員としての職務及び責任の理解と自覚」としています。基盤の最初に置かれているのは「倫理観」であり、「経験年数」に入れ替えている点が誤りです。経験年数は基盤として挙げられていません。

C ○ 第5章1(1)の後段の内容です。保育士だけでなく、看護師・調理員・栄養士等も含め、それぞれの職務内容に応じた専門性を高めることが求められています。

D × 第5章1(2)「保育の質の向上に向けた組織的な取組」は、自己評価等を通じて把握した課題に「組織的に対応するため」、保育内容の改善や保育士等の役割分担の見直し等に取り組むとしています。文の残りは原文どおりですが、「組織的に」を「各保育士が個人で」に入れ替えている点が誤りです。保育士等の役割分担の見直しは、個人ではなく保育所として行う取組です。

以上から、A○ B× C○ D×の2が正答です。

第5章の構成 第5章は、前文のあと「1 職員の資質向上に関する基本的事項」「2 施設長の責務」「3 職員の研修等」「4 研修の実施体制等」の4つで組み立てられています。1は(1)保育所職員に求められる専門性、(2)保育の質の向上に向けた組織的な取組の2項目です。前文の冒頭に「第1章から前章までに示された事項を踏まえ」とあり、第1章〜第4章の保育・健康安全・子育て支援を実際に担う力として、資質向上が位置づけられています。

「一人一人」と「全体」 前文は、個々の職員の資質向上と、職員集団としての専門性の向上を並べています。研修についても、3(1)は職場内での研修を「職員同士が主体的に学び合う姿勢と環境」と結びつけ、4(2)は外部研修で得た知識・技能を他の職員と共有することを求めています。個人の努力と組織としての取組の両方がそろって質が上がる、という考え方が第5章全体を通っています。

自己評価とのつながり 1(1)の「自己評価に基づく課題等を踏まえ」と、1(2)の「自己評価等を通じて把握した」は、第1章3(4)の保育内容等の評価(保育士等の自己評価・保育所の自己評価)と結びついています。評価で見えた課題を研修や役割分担の見直しにつなげる流れです。

職種の幅 Cのように、指針は保育士以外の職種(看護師・調理員・栄養士等)も明記しています。保育所の質は保育士だけで決まるものではなく、職種ごとの専門性を高め合うことが前提です。

紛らわしい点 「専門性」と聞くと知識や技術を先に思い浮かべがちですが、指針は知識・技術の前に「倫理観、人間性」と「職務及び責任の理解と自覚」を基盤に置いています(Bは「倫理観」を「経験年数」に替えた形)。Dの「各保育士が個人で」も、1(2)の見出しが「組織的な取組」であることから見分けられます。また、保育士については児童福祉法第18条の4で専門的知識及び技術をもって保育と保護者への保育に関する指導を行う者と定義され、第48条の4第3項は保育所に勤務する保育士に、相談・助言に必要な知識・技能の修得、維持及び向上に努める義務を定めています。指針第5章は、これらを保育所の組織としての取組に落とし込んだものと読めます。

この問題の根拠
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出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「保育原理」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:保育所保育指針(平成29年厚生労働省告示第117号)第5章 前文・1(1)(2)条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。

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