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保育士 子どもの保健 問22|感染症対策で理解すべき乳児の生理的特性

問題

保育士 | 子どもの保健 | 令和8年4月1日時点の法令・指針に基づく

「保育所における感染症対策ガイドライン」に示された、感染症対策において理解すべき乳幼児の特徴に関する記述として、適切なものを一つ選びなさい。

【この問題について】

本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「子どもの保健」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。

※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

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正解は 1
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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

正答は1です。ガイドラインは、乳児の生理的特性として「感染症にかかりやすい」「呼吸困難になりやすい」「脱水症をおこしやすい」の3つを挙げています。生後数か月以降、母親から胎盤を通して受け取った免疫(移行抗体)が減り始めることが、感染症にかかりやすい理由です。乳児は体内の水分量が多く、体重当たりに必要な水分量も多いため脱水になりやすく、鼻道や気道が狭いため息苦しくなりやすい特徴があります。

1 適切 ガイドラインは「感染症にかかりやすい」理由として、「生後数か月以降、母親から胎盤を通して受け取っていた免疫(移行抗体)が減少し始める」ことを挙げています。

2 不適切 ガイドラインは、乳児は年長児や成人と比べると体内の水分量が「多く」、1日に必要とする体重当たりの水分量も多いとしています。「少なく」が誤りです。

3 不適切 鼻道や後鼻孔が狭く気道も細いことから導かれるのは「呼吸困難になりやすい」(粘膜が少し腫れると息苦しくなりやすい)という特性です。脱水症の理由ではありません。

4 不適切 移行抗体の減少は「感染症にかかりやすい」理由として挙げられています。呼吸困難になりやすい理由ではありません。

5 不適切 ガイドラインは、咳、鼻水等の呼吸器症状のために哺乳量や水分補給が「減少」したりすることで脱水症になりやすいとしています。「増加」が誤りです。

二つの観点 ガイドラインは、感染症対策において理解すべき乳幼児の特徴を、「保育所における乳幼児の生活と行動の特徴」と「乳児の生理的特性」の二つの観点から示しています。

  • 生活と行動の特徴:集団での午睡・食事・遊びで濃厚に接触するため飛沫感染や接触感染が生じやすいこと/特に乳児は床をはい、手に触れるものを何でも舐めるため接触感染に十分留意すること/乳幼児が自分で基本的な衛生対策を十分に行うことは難しく、大人の援助や配慮が必要であること
  • 乳児の生理的特性:感染症にかかりやすい(移行抗体の減少)/呼吸困難になりやすい(鼻道・後鼻孔が狭く気道も細い)/脱水症をおこしやすい(体内の水分量が多く、体重当たりの必要水分量も多い)

感染症対策の基本との関係 ガイドラインは、抵抗力が弱く、身体の機能が未熟であるという乳幼児の特性等を踏まえ、正しい知識や情報に基づいて対応することを求めています。そのうえで、日々の努力を続けても保育所内への感染症の侵入・流行を完全に阻止することは不可能であることを理解し、感染症が発生した場合の流行規模を最小限にすることを目標に対策を行うことが大切だとしています。

保育所保育指針との関係 ガイドラインは、保育所における子どもの健康増進や疾病等への対応と予防は保育所保育指針に基づいて行われるとしています。指針第2章1(3)ア(乳児保育の実施に関わる配慮事項)は、「乳児は疾病への抵抗力が弱く、心身の機能の未熟さに伴う疾病の発生が多いことから、一人一人の発育及び発達状態や健康状態についての適切な判断に基づく保健的な対応を行うこと」としています。

紛らわしい点 本問の誤りの肢は、いずれも3つの特性の文言を1か所だけ入れ替えたものです。肢2と肢5は脱水症の理由の中の語(水分量が多い/哺乳量が減少する)を逆にし、肢3と肢4は理由と特性の組み合わせ(気道の狭さ→呼吸困難、移行抗体の減少→感染症)をずらしています。「感染症=移行抗体」「呼吸困難=鼻道・気道」「脱水症=水分量・哺乳量」と、特性と理由を対にして覚えると見分けられます。

この問題の根拠
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「子どもの保健」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)」(2023(令和5)年5月一部改訂・令和5年10月10日現在の全体版)1(2) 保育所における感染症対策(感染症対策において理解すべき乳幼児の特徴)条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。

執筆・運営:合格ナビ運営事務局(運営者情報)・編集方針。

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