問題
Y保育所の3歳児クラスで、水痘(水ぼうそう)と診断された子どもが出た。「保育所における感染症対策ガイドライン」に照らして、この保育所の対応として最も適切なものを一つ選びなさい。
【この問題について】
本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「子どもの保健」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。
※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
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答え合わせ
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
正答は5です。ガイドラインは、麻しんや水痘のように、発生(接触)後速やかに(72時間以内に)予防接種を受けることで発症の予防が期待できる感染症があるとしています。そのため、かかったことがなく予防接種も受けていない子どもについては、かかりつけ医と相談するよう保護者に促します。発生時には予防接種歴をすぐに確認し、施設長の責任の下で、子どもだけでなく職員の健康状態も含めて、日時別・クラス別に記録します。
1 不適切 ガイドラインは、施設長の責任の下、感染症の発生状況を記録し、「入所している子どもに関する事項だけではなく、職員の健康状態についても記録する」としています。
2 不適切 「予防接種で予防可能な感染症が発生した場合には、子どもや職員の予防接種歴及び罹患歴を速やかに確認します」とされています。水痘は予防接種で予防可能な感染症であり、発生した時点で速やかに確認します。
3 不適切 ガイドラインが発症の予防を期待できるとしているのは、発生(接触)後速やかに「72時間以内に」予防接種を受けた場合です。「2週間以内」ではありません。
4 不適切 記録は、①欠席している子どもの人数と欠席理由、②受診状況、診断名、検査結果及び治療内容、③回復し登園した子どもの健康状態の把握と回復までの期間、④感染症終息までの推移等について、日時別、クラス(年齢)別に記録するものとされています。記録する項目は正しくても、終息後に日時別に分けずにまとめて作るのではなく、経過に沿って日時別・クラス別に記録します。
5 適切 「麻しんや水痘のように、発生(接触)後速やかに(72時間以内に)予防接種を受けることで発症の予防が期待できる感染症も存在します」とし、感受性が高いと予想される子どもについては、かかりつけ医と相談するよう保護者に促すとしています。
感染症発生時の対応の全体 ガイドラインは、子どもや職員が感染症に罹患していることが判明した際の対応を、次のように示しています。嘱託医等へ相談し、感染症法や自治体の条例等に定められた感染症の種類や程度に応じて、市区町村、保健所等に速やかに報告する→嘱託医、看護師等の指示を受け、保護者に感染症の発症状況、症状、予防方法等を説明する→施設長の責任の下、子どもや職員の健康状態を把握し記録する→二次感染予防について保健所等に協力を依頼する。あわせて、手洗いや排泄物・嘔吐物の適切な処理を徹底し、発生状況に応じて消毒の頻度を増やすなど、施設内を適切に消毒します。食中毒が発生した場合は保健所の指示に従います。
72時間の意味 72時間以内の予防接種で発症の予防が期待できるのは、麻しんや水痘のような一部の感染症です。ガイドラインは、72時間以上経過していても予防接種が実施されることがあるとも述べています。また、保健所と連携した感染拡大防止策の一環として、感受性のある者については、本人の感染予防のために登園を控えるようお願いすることがあるとしています。
記録の活用 ガイドラインは、発症した日の状態ばかりでなく数日間の体調や症状の変化にも着目し、記録を感染症の早期発見や病状の把握に活用すること、記録を整理して有病者や罹患率のグラフを作成すること、近隣の保育所や学校の発生状況を情報収集することなどを挙げています。これらの情報を保護者に伝えて子どもの健康管理への協力を求めたり、嘱託医と共有したりすることも大切だとされています。
紛らわしい点 肢3は、肢5と同じくかかりつけ医への相談を促す対応ですが、発症の予防が期待できる期間の「72時間以内」だけを「2週間以内」に替えています。肢1・2・4は、前半はガイドラインの語(施設長の責任の下・予防接種歴及び罹患歴・欠席理由や受診状況)をそのまま使い、記録の対象・確認の時期・記録のしかたのどれか1点だけを変えています。
- 保育所における感染症対策ガイドラインこども家庭庁の公表ページ
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「子どもの保健」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)」(2023(令和5)年5月一部改訂・令和5年10月10日現在の全体版)3(2) 感染症発生時の対応・4(1) 記録の重要性条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。
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