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保育士 子どもの保健 問36|先天性心疾患と関わる感染症の知識

問題

保育士 | 子どもの保健 | 令和8年4月1日時点の法令・指針に基づく

「保育所における感染症対策ガイドライン」(令和5年10月10日現在の全体版)に示された内容のうち、先天性心疾患に関わる記述として、適切なものを一つ選びなさい。

【この問題について】

本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「子どもの保健」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。

※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

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答え合わせ

正解は 4
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

正答は4です。ガイドライン(令和5年10月10日現在の全体版)は、RSウイルス感染症の流行期には、早産児や先天性心疾患などの基礎疾患を有する乳幼児等にパリビズマブが毎月筋肉内投与されていると説明しています。先天性風しん症候群は妊娠初期の感染で起こり、風しん含有ワクチンの定期接種は2回です。RSウイルスは何度も感染し、生後6か月未満の乳児では重症になりやすい感染症です。

1 不適切 ガイドラインは、妊娠初期に母体が風しんウイルスに感染すると、胎児に感染して先天性風しん症候群を発症し、低出生体重児、白内障、先天性心疾患、聴力障害、小頭症、精神発達遅滞等を引き起こすとしています。「妊娠後期」ではありません。

2 不適切 RSウイルス感染症は、一度かかっても十分な免疫が得られず何度も罹患することがあり、再感染・再々感染では徐々に症状が軽くなるとされています。

3 不適切 風しんの定期接種は、1歳になったとき及び小学校就学前の1年間の合計2回、麻しん風しん混合(MR)ワクチンで行われています。2回の接種による抗体の獲得率は99%とされています。

4 適切 ガイドライン(令和5年10月10日現在の全体版)は、RSウイルスに対する遺伝子組み換え技術を用いたモノクロナール抗体(パリビズマブ)には感染予防効果があり、流行期には早産児、新生児慢性肺疾患、先天性心疾患、免疫不全等の基礎疾患を有する乳幼児等に毎月筋肉内投与がなされていると示されています。

5 不適切 RSウイルス感染症は、乳幼児期に初感染した場合の症状が重く、特に生後6か月未満の乳児では重症な呼吸器症状を生じ、入院管理が必要となる場合も少なくないとされています。

RSウイルス感染症の流行期の対応 ガイドラインは、流行状況を常に把握しておくことが重要であるとし、流行期には0歳児と1歳以上のクラスが互いに接触しないよう離しておき、呼吸器症状がある年長児が乳児に接触することを避けるとしています。2歳以上で再感染した子どもは軽い咳や鼻汁程度で通常どおり登園していることがあり、保護者や職員も感染源となりうるため、手洗いや咳エチケット、保育環境の清潔が重要です。

風しんと妊娠 風しんは通常は軽症ですが、先天性風しん症候群に注意が必要です。ガイドラインは、子どもの入園前にワクチンの接種歴を母子健康手帳等で確認し、1歳以上で未接種かつ未罹患である場合には入園前に第1期のワクチン接種を受けるよう保護者に周知するとしています。また、特に妊婦への感染を防止することが重要であるとし、保育所等で発生した場合にはすぐに保護者に知らせ、送迎時等における感染防止策を講じるとしています。

RSウイルス感染症の特徴 潜伏期間は4~6日で、主な感染経路は飛沫感染と接触感染です。毎年主に秋から冬にかけて流行しますが、夏季に小流行がみられることもあるとされています。特異的な治療法は確立されていません。

ガイドライン本文と令和8年4月1日現在の制度 ガイドラインの本文(令和5年10月10日現在の全体版)は、RSウイルス感染症について「ワクチンや抗ウイルス薬の開発がすすめられているが、まだ実用化されていない」と記述しています。一方、予防接種法施行令は令和8年政令第71号による改正で、令和8年4月1日から第1条第5号に「RSウイルス感染症」をA類疾病として加え、第3条第1項の表で定期の予防接種の対象者を「妊娠二十八週から妊娠三十七週に至るまでの間にある者」と定めています。この問の肢はガイドラインの記述を問うものなので、制度の現状とは分けて読みます。

紛らわしい点 肢1は「妊娠初期」を「妊娠後期」に置き換えた肢です。肢2・肢5は、RSウイルスの「何度もかかる」「月齢が低いほど重い」という2つの特徴を逆にしたものです。

この問題の根拠
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出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「子どもの保健」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)」(2023(令和5)年5月一部改訂・令和5年10月10日現在の全体版)別添1 具体的な感染症と主な対策(風しん・RSウイルス感染症)/予防接種法施行令 第1条第5号・第3条第1項条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。

執筆・運営:合格ナビ運営事務局(運営者情報)・編集方針。

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