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保育士 子どもの保健 問37|気管支ぜん息の保育所での対応と生活管理指導表の読み方

問題

保育士 | 子どもの保健 | 令和8年4月1日時点の法令・指針に基づく

次のA〜Dは、「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン(2019年改訂版)」に示された気管支ぜん息への対応に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A 気管支ぜん息症状の予防には、アレルゲンを減らすための環境整備が極めて重要であり、保育所での生活環境は、室内清掃だけでなく、特に寝具の使用に関して留意する必要がある。 B 生活管理指導表「病型・治療」欄の症状のコントロール状態のうち「良好」は、評価項目のいずれかが「良好」に該当した場合に判定される。 C 生活管理指導表「病型・治療」欄の症状のコントロール状態が「不良」の子どもは、保育所生活においても発作を起こす可能性があるため、ぜん息症状が見られた場合は、医療機関への受診を促す必要がある。 D 長期管理薬のステロイド吸入薬は、吸入の時間が朝または夜の入眠前であるため、通常は保育所における与薬の対象にはならない。

【この問題について】

本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「子どもの保健」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。

※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

正答は1です。ガイドラインは、ぜん息症状の予防にはアレルゲンを減らす環境整備が極めて重要で、室内清掃だけでなく特に寝具の使用に留意するとしています(A○)。コントロール状態の「良好」は、評価項目が「すべて」良好に該当している状態で、「いずれか」ではありません(B×)。「不良」の子どもにぜん息症状が見られたら医療機関の受診を促します(C○)。ステロイド吸入薬は朝や夜の入眠前に使うので、通常は保育所で与薬しません(D○)。

A ○ ガイドラインの「保育所における『気管支ぜん息』対応の基本」は、「気管支ぜん息症状の予防には、アレルゲンを減らすための環境整備が極めて重要である」とし、そのため保育所での生活環境は、室内清掃だけでなく、特に寝具の使用に関して留意する必要があるとしています。

B × 「病型・治療」欄の読み方は、「1.良好」を「評価項目がすべて『良好』に該当していて、治療目標が達成されている状態」としています。評価項目のいずれかが比較的良好に該当した場合に判定されるのは「2.比較的良好」です。

C ○ 「3.不良」は、ぜん息症状を頻回に認め、日常生活に支障を来している状態とされ、「保育所生活においても発作を起こす可能性があるため、ぜん息症状が見られた場合は、医療機関への受診を促す必要があります」とされています。

D ○ 「B.長期管理薬」の「1.ステロイド吸入薬」について、ガイドラインは「吸入の時間は朝または夜の入眠前であるため、通常は保育所における与薬の対象にはなりません」としています。

以上から、A○ B× C○ D○ の1が正答です。

気管支ぜん息とは ガイドラインは、気管支ぜん息を「発作性にゼーゼー又はヒューヒューという音(喘鳴)を伴う呼吸困難を繰り返す疾患」とし、一般的には発作治療薬により症状は改善するが、まれに生命にかかわることもあるため注意が必要としています。喘鳴は、チリ・ダニや動物の毛などのアレルゲンに対するアレルギー反応により気道で炎症が生じた結果、気道が狭くなることで起こりやすくなります。治療はこの炎症を抑えるように行われますが、不十分であると症状を繰り返し、運動などの刺激により運動誘発ぜん息と呼ばれる症状を起こす場合があります。

対応の基本の2点 ①アレルゲンを減らすための環境整備(室内清掃・寝具)、②保護者との連携により治療状況を把握し、運動等の保育所生活について事前に相談すること、の2点が示されています。

コントロール状態の3段階 生活管理指導表の「病型・治療」欄では、コントロール状態を、軽微な症状・明らかな急性増悪(発作)・日常生活の制限・短時間作用性ベータ刺激薬の使用の有無で評価します。ガイドラインは、保育所でもコントロール状態を把握することで、運動や動物接触など軽微な刺激での急性増悪(発作)の予測が可能になるとしています。

  • 良好:評価項目がすべて「良好」に該当し、治療目標が達成されている状態。病院ではこの状態が続けば治療薬の減量や中止も考慮される
  • 比較的良好:評価項目のいずれかが比較的良好に該当した場合。軽微な症状が残っており、感染症、天気、動物接触、運動といった刺激で急性増悪(発作)を誘発する可能性がある。保育所の生活で見られる症状について保護者に情報提供をする
  • 不良:症状を頻回に認め日常生活に支障を来している状態。上の刺激で容易に急性増悪(発作)を誘発する可能性が高く、症状が見られた場合は医療機関への受診を促す

長期管理薬 長期管理は、気管支ぜん息の根底にある気道の慢性炎症を抑えるために、乳幼児に対しても継続的に薬剤を用いて管理することとされています。ステロイド吸入薬は気道の炎症を強力に抑える効果があり、長期管理の中心です。気道に直接投与でき血液中への移行が少ないため、全身的な副作用は概ね問題ないとされています。

紛らわしい点 肢Bは「すべて」と「いずれか」を入れ替え、「良好」と「比較的良好」の判定の仕方を取り違えた形です。保育所の対応は段階で変わり、「比較的良好」では保護者への情報提供、「不良」では受診を促す、と組で押さえます。

この問題の根拠
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出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「子どもの保健」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:保育所におけるアレルギー対応ガイドライン(2019年改訂版)気管支ぜん息(保育所における「気管支ぜん息」対応の基本)・生活管理指導表「病型・治療」欄の読み方【気管支ぜん息】条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。

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