保育士

保育士 子どもの保健 問8|嘔吐物の処理と消毒

問題

保育士 | 子どもの保健 | 令和8年4月1日時点の法令・指針に基づく

Z保育所の2歳児クラスで、昼食後にCちゃん(2歳)が保育室の床に嘔吐した。クラスでは前日から嘔吐や下痢の子どもが続いている。「保育所における感染症対策ガイドライン」に照らして、保育士の対応として適切なものを3つ選びなさい。

【この問題について】

本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「子どもの保健」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。

※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

※この問題は3つ選ぶ形式です。3つとも選ぶと答え合わせになり、正答の全部を選んだときだけ正解として扱います。

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答え合わせ

正解は 1・3・4
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

正答は1、3、4です。感染症が疑われるときの嘔吐物の処理では、応援の職員を呼んで他の子どもを別室に移し、嘔吐物を外側から内側に向かって静かに拭き取ります。汚れた衣服は保育所で洗わず二重のビニール袋に密閉して家庭に返し、処理に使った物はビニール袋に密閉して捨てます。嘔吐物が付いた場所の消毒には0.1%(1,000ppm)の次亜塩素酸ナトリウム液を使い、0.02%では濃度が足りません。また、次亜塩素酸ナトリウム液は吸い込むと有害なので噴霧はしません。

1 適切 ガイドラインは、流行状況等から感染症が疑われるときには応援の職員を呼び、他の子どもを別室に移動させるとし、嘔吐物は外側から内側に向かって静かに拭き取るとしています。

2 不適切 次亜塩素酸ナトリウムによる消毒は、通常は0.02%(200ppm)液ですが、嘔吐物や排泄物が付着した箇所は0.1%(1,000ppm)液での拭き取りや浸け置きとされています。

3 適切 汚染された子どもの衣服は、二重のビニール袋に密閉して家庭に返却し、保育所では洗わないこととされています。あわせて、家庭での消毒方法等を保護者に伝えます。

4 適切 処理に使用した物(手袋、マスク、エプロン、雑巾等)はビニール袋に密閉して廃棄するとされています。

5 不適切 次亜塩素酸ナトリウムは、吸引や目・皮膚への付着が有害であり、噴霧は行わないとされています。

処理の後は換気を行い、液体石けんも用いて流水で30秒以上手洗いをし、状況に応じて着ていた衣類を着替えます。

嘔吐物処理の手順(ガイドライン別添3) ガイドラインは、嘔吐物の処理を次の手順で示しています。流行状況等から感染症が疑われるときは、応援の職員を呼び、他の子どもを別室に移動させる→嘔吐物を外側から内側に向かって静かに拭き取る→嘔吐した場所の消毒を行う→換気を行う→処理に使用した物(手袋、マスク、エプロン、雑巾等)はビニール袋に密閉して廃棄する→処理後は手洗い(液体石けんも用いて流水で30秒以上)を行い、状況に応じて処理時に着用していた衣類を着替える→汚染された子どもの衣服は二重のビニール袋に密閉して家庭に返却する(保育所では洗わない)→家庭での消毒方法等について保護者に伝える。

消毒薬の使い分け(別添2) 次亜塩素酸ナトリウムは、調理・食事に関する用具、トイレの便座やドアノブなどの室内環境、衣類・シーツ類・遊具等、嘔吐物や排泄物が付着した箇所に使います。濃度は通常0.02%(200ppm)液、嘔吐物や排泄物が付着した箇所は0.1%(1,000ppm)液です。留意点として、酸性物質(トイレ用洗剤等)と混ぜると有毒な塩素ガスが発生すること、吸引や目・皮膚への付着が有害であり噴霧は行わないこと、金属腐食性が強く金属には使えないこと、嘔吐物等を十分拭き取った後に消毒することが示されています。消毒用エタノール等のアルコール類は、手指や遊具、室内環境の消毒に用いるものとして整理されており、嘔吐物が付着した箇所の消毒薬としては挙げられていません。

紛らわしい点 肢2は濃度の数字だけが違う肢です。「0.02%」は日常的な消毒の濃度として本文に出てくるため、正しく見えます。どの場面の濃度なのかを結び付けて理解しておく必要があります。肢5は「すみずみまで行き渡らせる」という目的はもっともらしいものの、噴霧は職員や子どもが吸い込む危険があるため、ガイドラインは明確に否定しています。

ガイドラインの考え方 ガイドラインは、嘔吐物などの体液が付着した箇所はそれらを丁寧に取り除き、適切に処理した後に消毒するとし、嘔吐物等が残っているとその後の消毒効果が低下すると説明しています。拭き取り→消毒の順番が守られて初めて、消毒が効果を発揮します。

この問題の根拠
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「子どもの保健」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版)」(2023(令和5)年5月一部改訂・令和5年10月10日現在の全体版)別添3 子どもの病気~症状に合わせた対応~(嘔吐)・別添2 保育所における消毒の種類と方法条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。

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