問題
次の文は、「こどもの居場所づくりに関する指針」(令和5年12月22日閣議決定)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A 指針は、ある場がこどもの居場所になるかどうかは、一義的には、その場を設置・運営するおとなが判断するものとしている。 B 指針は、学校は教育を目的とする場であるが、結果として多くのこども・若者にとっての居場所となっているとしている。 C 指針は、こどもの居場所づくりを進めるに当たっての基本的な視点として「ふやす」「つなぐ」「みがく」「ふりかえる」の4つを示し、これらに順序や優先順位はないとしている。 D 指針は、こども・若者へのヒアリング等の結果を踏まえ、居場所に求める要素として「居たい」「行きたい」「やってみたい」という3つの視点が特に重要であるとしている。
【この問題について】
本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「子ども家庭福祉」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。
※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
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答え合わせ
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自信の3択
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解説
※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
正答は3です。指針は、居場所かどうかは「こども・若者本人がそこを居場所と感じるかどうか」で決まるとしています。おとなが決めるものではないため、Aが誤りです。学校は教育の場ですが結果として多くのこどもの居場所になっていること、居場所づくりの4つの視点(ふやす・つなぐ・みがく・ふりかえる)、こどもが求める「居たい」「行きたい」「やってみたい」の3つの視点は、いずれも指針の内容どおりです。
A × 指針第2章1は、多様な場がこどもの居場所になるかどうかは「一義的には、こども・若者本人がそこを居場所と感じるかどうかによっている」とし、居場所とは主観的側面を含んだ概念であるとしています。その場を居場所と感じるかどうかは、こども・若者本人が決めることだとも述べています。
B ○ 第2章3は、居場所には居場所となることそのものを目的とするものと、別の目的で行われていたものの結果として居場所となるものがあるとし、学校は教育を目的とする場であるが、結果として多くのこども・若者にとっての居場所となっており、後者の典型であるとしています。
C ○ 第3章1は、居場所づくりを進めるに当たって【ふやす】【つなぐ】【みがく】【ふりかえる】の4つの基本的な視点が重要であるとし、「これらの視点に順序や優先順位はなく、相互に関連し、また循環的に作用するもの」としています。
D ○ 第3章2(1)は、こども・若者へのヒアリング等の結果を踏まえると「居たい」「行きたい」「やってみたい」という3つの視点が特に重要であるとしています。
以上から A× B○ C○ D○ の3が正答です。
居場所の定義 指針は、こども・若者が過ごす場所、時間、人との関係性全てが居場所になり得るとし、物理的な「場」だけでなく、遊びや体験活動、オンライン空間といった多様な形態をとり得るとしています。そのうえで、居場所と感じることと、第三者が中心となって行う居場所づくりとの間には隔たりが生じ得ることを認識し、こども・若者の視点に立ち、その声を聴きながら進めることが重要だと述べています。
4つの視点の中身 【ふやす】は多様なこどもの居場所がつくられること、【つなぐ】はこどもが居場所につながること、【みがく】はこどもにとってより良い居場所となること、【ふりかえる】はこどもの居場所づくりを検証することです。各視点に共通する事項として、「こどもの声を聴き、こどもの視点に立ち、こどもとともにつくる居場所」が掲げられています。
対象の範囲 指針の対象となる居場所は、学童期・思春期だけでなく大学生や20代の若者の居場所も含む概念とされ、こども基本法の「こども」(心身の発達の過程にある者)の考え方を踏まえています。記載は、小学校就学前のこどもも視野に入れつつ、小学校就学以降のこどもを中心としています。
アプローチの2種類 指針は、幅広い交流やつながりを提供するユニバーサル/ポピュレーションアプローチと、個別のニーズに対応したきめ細かな支援を提供するターゲット/ハイリスクアプローチの2種類を挙げ、両方の機能が一つの居場所の中で混然一体となって提供される場合もあるとしています。
指針の性質 指針は「こども政策の新たな推進体制に関する基本方針」に基づき策定され、居場所づくりに関する基本的事項や基本的な視点について国としての考え方を整理したものです。法律に基づく基準のような義務を課すものではなく、関係者がその内容を十分に踏まえることが期待される、という位置付けです。
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出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「子ども家庭福祉」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:こどもの居場所づくりに関する指針(令和5年12月22日閣議決定)第2章1・3、第3章1・2(1)条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。
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