問題
次の文は、「幼稚園教育要領」(平成29年文部科学省告示第62号)第1章 総則 第3「教育課程の役割と編成等」の一部である。( A )〜( D )にあてはまる語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。 各幼稚園においては、6に示す全体的な計画にも留意しながら、( A )を踏まえ教育課程を編成すること、教育課程の実施状況を( B )してその改善を図っていくこと、教育課程の実施に必要な( C )な体制を確保するとともにその改善を図っていくことなどを通して、教育課程に基づき( D )各幼稚園の教育活動の質の向上を図っていくこと(以下「カリキュラム・マネジメント」という。)に努めるものとする。
【この問題について】
本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「教育原理」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。
※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
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答え合わせ
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- 4
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自信の3択
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解説
※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
正答は5です。幼稚園教育要領は、カリキュラム・マネジメントを、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を踏まえて教育課程を編成すること、教育課程の実施状況を評価して改善すること、実施に必要な人的又は物的な体制を確保して改善することなどを通して、組織的かつ計画的に教育活動の質の向上を図ることと説明しています。「幼稚園教育において育みたい資質・能力」は同じ第3の2で教育目標を明確にする際に踏まえるもの、「創意工夫を生かし」は第3の1冒頭で教育課程を編成する際の語で、この文の空欄には入りません。
A 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿 カリキュラム・マネジメントの文では、教育課程の編成で「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を踏まえることが示されています。「幼稚園教育において育みたい資質・能力」は、第3の2「各幼稚園の教育目標と教育課程の編成」で、教育目標を明確にする際に「踏まえつつ」とされている語で、この空欄の語ではありません。Aを「幼稚園教育において育みたい資質・能力」とした1・4は誤りです。
B 評価 教育課程の実施状況を「評価」してその改善を図ることが示されています。実施状況の「公表」ではないので、2・4は誤りです。
C 人的又は物的 教育課程の実施に必要な「人的又は物的な体制」を確保し改善することが示されています。「財政的」とした3・4は誤りです。
D 組織的かつ計画的に 教育課程に基づき「組織的かつ計画的に」教育活動の質の向上を図るとされています。「創意工夫を生かし」は第3の1冒頭の、各幼稚園が法令と要領に従って教育課程を編成する文に出てくる語です。「創意工夫を生かして」とした4は誤りです。
以上から、A〜Dすべてが本文と一致する5が正しい組み合わせです。
位置づけ カリキュラム・マネジメントは、平成29年告示の幼稚園教育要領・小学校学習指導要領などで総則に明記された考え方です。幼稚園教育要領では第1章 総則 第3「教育課程の役割と編成等」の1「教育課程の役割」に置かれ、まず各幼稚園が、教育基本法・学校教育法その他の法令とこの要領に従い、創意工夫を生かして、幼児の心身の発達と幼稚園及び地域の実態に即応した適切な教育課程を編成するとしたうえで、その教育課程に基づいて教育活動の質を高めていくことを求めています。
3つの側面 本文の「〜こと、〜こと、〜ことなどを通して」の部分は、①教育課程の編成、②実施状況の評価と改善、③人的又は物的な体制の確保と改善、の3つに整理できます。計画を立てて終わりではなく、評価して見直し、それを支える体制も整えるという循環として捉えるのがポイントです。
小学校学習指導要領との違い 小学校学習指導要領 総則 第1 4は、児童や学校、地域の実態を適切に把握し、教育の目的や目標の実現に必要な教育の内容等を「教科等横断的な視点で組み立てていくこと」を1つ目に挙げ、2つ目・3つ目(評価と改善、人的又は物的な体制)は幼稚園と同じ表現です。幼稚園教育要領では、この1つ目が「6に示す全体的な計画にも留意しながら、『幼児期の終わりまでに育ってほしい姿』を踏まえ教育課程を編成すること」になっており、「教科等横断的な視点」という語句は幼稚園教育要領には出てきません。
同じ第3の中の関連規定 教育課程の編成に当たっては、幼稚園教育において育みたい資質・能力を踏まえつつ各幼稚園の教育目標を明確にし、教育課程の編成についての基本的な方針が家庭や地域とも共有されるよう努めること(第3 2)、毎学年の教育週数は特別の事情のある場合を除き39週を下ってはならないこと、1日の教育時間は4時間を標準とすること(第3 3)も示されています。
紛らわしい点 「資質・能力」は教育目標を明確にする際に踏まえるもの(第3の2)、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」は教育課程の編成で踏まえるもの(第3の1)として、本文では別の箇所に書かれています。同じく「創意工夫を生かし」は第3の1の1文目、「組織的かつ計画的に」は2文目(カリキュラム・マネジメント)の語です。隣り合う文の語の入れ替えに注意します。また、カリキュラム・マネジメントは「努めるものとする」とされている点も押さえておきます。
- 教育基本法e-Govで原文を読む
- 学校教育法e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「教育原理」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:幼稚園教育要領(平成29年文部科学省告示第62号)第1章 総則 第3 1/小学校学習指導要領(平成29年文部科学省告示第63号)第1章 総則 第1 4条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。
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