問題
教育における情報機器の活用や情報活用能力に関する次の記述のうち、「幼稚園教育要領」(平成29年文部科学省告示第62号)又は「小学校学習指導要領」(平成29年文部科学省告示第63号)の内容として、適切なものを一つ選びなさい。
【この問題について】
本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「教育原理」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。
※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
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答え合わせ
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自信の3択
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解説
※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
正答は5です。幼稚園教育要領は、幼児期には直接的な体験が大切であることを前提に、視聴覚教材やコンピュータなどの情報機器は、幼稚園生活では得難い体験を補う場面などで、幼児の体験との関連を考えて使うよう示しています。小学校学習指導要領は、情報活用能力(情報モラルを含む)を学習の基盤となる資質・能力とし、各教科等を通して育てることとしています。プログラミングも独立した教科ではなく、各教科等の中で体験します。
1 不適切 幼稚園教育要領第1章第4の3(6)は、「幼児期は直接的な体験が重要であることを踏まえ」たうえで、情報機器は「幼稚園生活では得難い体験を補完する」など幼児の体験との関連を考慮して活用するとしています。「得難い体験を補完する」を「得た体験を再現する」に入れ替えた点が誤りです。
2 不適切 小学校学習指導要領には「情報」という教科はありません。第1章第3の1(3)は、各教科等の特質に応じて「児童がプログラミングを体験しながら、コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるための学習活動」を計画的に実施するとしています。
3 不適切 第1章第2の2(1)は「言語能力、情報活用能力(情報モラルを含む。)、問題発見・解決能力等の学習の基盤となる資質・能力」と示しており、情報モラルは情報活用能力に含まれます。
4 不適切 同じ箇所で、これらの資質・能力は「各教科等の特質を生かし、教科等横断的な視点から」教育課程の編成を図って育成するとされています。「各教科等」を「特定の教科」に、「教科等横断的な視点から」を「その教科の枠内で」に入れ替えた点が誤りです。
5 適切 第1章第4の3(6)の後半部分の内容です。
幼児期の情報機器の位置づけ 幼稚園教育要領は、幼児の主体的な遊びや生活の中での直接的な体験を教育の中心に置いています。そのため情報機器は、幼稚園生活では得難い体験を補完するなど、幼児の直接的な体験と関連づけて用いる道具として位置づけられています。体験の代わりとして情報機器を多用することは、要領の考え方に沿いません。
小学校の情報活用能力 小学校学習指導要領は、情報活用能力を、言語能力や問題発見・解決能力と並ぶ「学習の基盤となる資質・能力」としています。その育成のために、第1章第3の1(3)では、コンピュータや情報通信ネットワークなどの情報手段を活用するための環境を整え、これらを適切に活用した学習活動の充実を図ることを求めています。あわせて、各教科等の特質に応じて、ア 文字を入力するなどの情報手段の基本的な操作を習得するための学習活動、イ プログラミングを体験しながら論理的思考力を身に付けるための学習活動を、計画的に実施するとしています。
プログラミング教育の考え方 小学校でのプログラミング教育は、プログラミング言語を覚えることを目的とするものではありません。コンピュータに意図した処理を行わせるために、手順を組み立てて考える力(論理的思考力)を、算数や理科、総合的な学習の時間などの学習の中で育てることがねらいです。
国の施策 文部科学省は、児童生徒1人1台の端末と高速の通信ネットワークを整備する「GIGAスクール構想」を進め、学校での日常的な情報機器の活用を支える環境づくりを行ってきました。
紛らわしい点 幼稚園は「直接的な体験を補完する」、小学校は「学習の基盤として計画的に活用する」と、段階によって情報機器の位置づけが異なります。また、情報モラルは情報活用能力の一部として扱われる点に注意します。1は3(6)の前半(直接的な体験が重要)を正しく引いたうえで、後半の「得難い体験を補完する」だけを「得た体験を再現する」に変えています。4も「児童の発達の段階を考慮し」「特質を生かして」という原文の語を残し、「各教科等」「教科等横断的」の部分だけを変えています。前半が原文どおりでも、どこか1か所が入れ替わっていないかを確かめることが必要です。
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「教育原理」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:幼稚園教育要領 第1章 第4 3(6)/小学校学習指導要領 第1章 第2 2(1)・第3 1(3)条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。
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