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保育士 教育原理 問24|学習指導の方法と提唱者

問題

保育士 | 教育原理 | 令和8年4月1日時点の法令・指針に基づく

次のA〜Dは、学習指導の方法とその提唱者について述べたものである。それぞれにあてはまる方法の名称を【語群】から選んだ場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A スキナーが、オペラント条件づけの研究をもとに提唱した。学習内容を小さな段階に分けて順に配列し、学習者が一つ一つ答えるたびにすぐに正誤を確認できるようにして、一人一人が自分のペースで学習を進める。 B ブルーナーが提唱した。教師が結論を先に教えるのではなく、学習者が問題について仮説を立てて確かめる過程を通して、知識の構造を自ら見いだしていくことを重視する。 C ブルームが提唱した。学習の目標を明確にし、学習の途中で形成的評価を行って到達の状況を確かめ、つまずいている学習者には補充の指導を行うことで、ほとんど全ての学習者が目標に到達することを目指す。 D アロンソンらが考案した協同学習の方法である。グループの一人一人が学習内容の一部分を担当し、同じ部分を担当する者同士で学び合った後、元のグループに戻って互いに教え合う。 【語群】 ア バズ学習  イ ジグソー学習  ウ プログラム学習  エ 発見学習  オ 完全習得学習

【この問題について】

本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「教育原理」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。

※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

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答え合わせ

正解は 2
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

正答は2です。スキナーは、内容を細かい段階に分け、答えるたびにすぐに確認できるようにした「プログラム学習」を提唱しました。ブルーナーは、学習者が仮説を立てて確かめながら知識の構造を見いだす「発見学習」を唱えました。ブルームは、形成的評価と補充指導によってほとんど全員が目標に到達することを目指す「完全習得学習(マスタリー・ラーニング)」を提唱しました。アロンソンらは、担当部分を学んで教え合う「ジグソー学習」を考案しました。

A ウ プログラム学習 スキナーは、行動の直後に強化を与えることで学習が成立するというオペラント条件づけの研究を、授業の方法に応用しました。小さな段階(スモールステップ)、学習者の積極的な反応、即時の確認(フィードバック)、自分のペースでの学習が原則です。

B エ 発見学習 ブルーナーは『教育の過程』で、教科の基本的な構造を学ぶことの大切さを説き、学習者が自ら発見する過程を重視しました。

C オ 完全習得学習 ブルームは、学習の前に行う診断的評価、途中で行う形成的評価、最後に行う総括的評価を区別し、形成的評価に基づく補充や深化の指導で、多くの学習者の目標到達を目指しました。

D イ ジグソー学習 各自が担当部分を学んで持ち寄るため、全員の協力がなければ全体が完成しないジグソーパズルにたとえられます。

ア バズ学習 少人数のグループで短時間話し合い、その結果を全体で共有する方法で、話し合いの様子がハチの羽音(バズ)のようににぎやかなことに由来します。A〜Dのどれにもあてはまりません。

以上から、2が正しい組み合わせです。

指導形態の整理 学習指導の形態は、学級全体に同じ内容を同時に教える一斉学習、一人一人の進度や特性に応じる個別学習、小集団で協力して学ぶグループ学習(協同学習)に大きく分けられます。一斉学習は多くの学習者に効率よく内容を伝えられる一方、個人差に対応しにくいという課題があります。プログラム学習や完全習得学習は、主に個人差への対応を目指した方法、バズ学習やジグソー学習は、学習者同士の関わりを生かす方法として位置づけられます。

プログラム学習とティーチング・マシン スキナーは、プログラムを提示する装置として「ティーチング・マシン」を考案しました。誤答をできるだけ少なくするように問題の順序を組み立てる考え方は、現在のコンピュータを使った個別学習の教材にも通じています。

発見学習と有意味受容学習 発見学習と対比されるのが、オーズベルの有意味受容学習です。オーズベルは、学習者がすでに持っている知識と新しい内容を結びつけて理解することを重視し、学習の前に手がかりとなる枠組み(先行オーガナイザー)を示す方法を唱えました。教師が内容を提示する方法でも、意味のある学習は成立するという立場です。

完全習得学習と評価 ブルームの考え方は、評価を学習者の選別のためではなく、指導の改善と学習者の到達のために用いるという点に特徴があります。ブルームは、適切な指導と時間があれば大多数の学習者が学習内容を習得できると考えました。

保育との関係 保育所や幼稚園では、教科の学習ではなく遊びを通した総合的な指導が基本ですが、一人一人の発達の状況に応じた援助、子ども同士の関わりを生かした活動、活動の過程での振り返りと計画の改善といった考え方は、これらの教育方法と共通しています。

紛らわしい点 「ブルーナー」と「ブルーム」は名前が似ています。ブルーナーは発見学習、ブルームは完全習得学習と教育目標の分類(タキソノミー)、と結びつけて覚えると区別しやすくなります。

この問題の根拠教育方法学の通説(スキナーのプログラム学習、ブルーナーの発見学習、ブルームの完全習得学習〔Bloom, "Learning for Mastery", 1968〕、アロンソンのジグソー学習〔The Jigsaw Classroom 公式サイト〕)
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「教育原理」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:教育方法学の通説(スキナーのプログラム学習、ブルーナーの発見学習、ブルームの完全習得学習〔Bloom, "Learning for Mastery", 1968〕、アロンソンのジグソー学習〔The Jigsaw Classroom 公式サイト〕)条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。

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