問題
次のうち、ソーシャルアクションに関する記述として適切なものを2つ選びなさい。
【この問題について】
本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「社会福祉」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。
※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
※この問題は2つ選ぶ形式です。2つとも選ぶと答え合わせになり、正答の全部を選んだときだけ正解として扱います。
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答え合わせ
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
自信の3択
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解説
※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
正答は2と5です。ソーシャルアクションは、困っている人の声をもとに、制度や施策をつくったり改めたりするよう、行政や議会、社会全体に働きかける活動です。方法として、署名活動、陳情、請願、集会、世論への訴えかけなどがあります。1は個別援助(ケースワーク)の説明です。3は誤りで、当事者や住民が主体となって行うことも多い活動です。4も誤りで、法律の制定や改正を求めることも含まれます。
1 不適切 面接を重ねて個々の利用者の問題の解決を目指すのは、ケースワーク(個別援助技術)です。ソーシャルアクションは、個人ではなく社会の制度や仕組みに働きかける方法です。
2 適切 ソーシャルアクションは、社会の中にある不足や不公平を明らかにし、新しい制度をつくったり、今の制度を改めたりするよう、行政や議会などに働きかける活動です。ソーシャルワークの方法のうち、制度や政策のレベル(マクロ)に関わる方法として位置づけられます。
3 不適切 ソーシャルアクションは、ソーシャルワーカーなどの専門職だけでなく、当事者やその家族、地域住民、当事者団体が主体となって行うことも多くあります。専門職は、当事者が声を上げられるよう支え、ともに活動する役割を担います。
4 不適切 今の制度の範囲内でサービスを調整するのは、ケアマネジメントなどの役割です。ソーシャルアクションは、制度が足りないこと自体を問題とし、法律の制定や改正、予算の確保などを求めることも含みます。
5 適切 署名活動、陳情、請願、集会、広報や報道を通じた世論への訴えかけ、行政との交渉などは、ソーシャルアクションの代表的な方法です。
マクロ実践としての位置づけ ソーシャルワークの実践は、個人や家族への支援(ミクロ)、グループや地域、組織への働きかけ(メゾ)、制度・政策や社会の仕組みへの働きかけ(マクロ)に分けて整理されます。ソーシャルアクションはマクロの実践の代表です。ソーシャルワーク専門職のグローバル定義(2014年)が、ソーシャルワークを「社会変革」を促進するものとし、「人々やさまざまな構造に働きかける」としていることとも結びついています。
ソーシャルアクションの流れ 一般には、①問題の把握(当事者の声や調査から、制度の不足や不公平を明らかにする)、②課題の明確化と目標の設定、③計画づくりと仲間の組織化、④世論への訴えかけや行政・議会への働きかけ、⑤結果の評価、という流れで進められます。一人ひとりの困りごとを、同じ困りごとを抱える多くの人の問題として捉え直し、社会の課題として示していくことが出発点になります。
ほかの方法との関係 ソーシャルアクションは、ほかの方法と組み合わせて使われます。たとえば、ケースワークで出会った個々の困りごとから共通する課題が見えたとき、グループワークで当事者同士がつながり、地域福祉の活動(コミュニティワーク)で住民の理解を広げ、最終的に制度の改善を求めるソーシャルアクションにつながる、という流れがあります。社会福祉調査(リサーチ)で実態を示すことも、働きかけの説得力を高めます。
当事者の参加 障害のある人の運動では「私たち抜きに私たちのことを決めないで」という言葉が掲げられてきました。ソーシャルアクションでは、専門職が当事者の代わりに語るのではなく、当事者自身が声を上げ、決定に参加できるよう支えることが大切です。これはエンパワメントの考え方とも重なります。
紛らわしい点 1(ケースワーク)や4(ケアマネジメント)のように、ほかの方法の説明をソーシャルアクションとしている肢に注意します。「制度・政策」「社会への働きかけ」「当事者・住民の参加」がソーシャルアクションを見分ける手がかりです。
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「社会福祉」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:ソーシャルワークの方法(ソーシャルアクション)に関する教科書上の定説/ソーシャルワーク専門職のグローバル定義(2014年)条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。
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