問題
次のうち、相談援助における記録とケースカンファレンスに関する記述として適切なものを2つ選びなさい。
【この問題について】
本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「社会福祉」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。
※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
※この問題は2つ選ぶ形式です。2つとも選ぶと答え合わせになり、正答の全部を選んだときだけ正解として扱います。
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答え合わせ
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
正答は1と3です。記録は、担当者が替わっても援助を続けられるようにし、職員同士で情報を共有し、援助を振り返って評価するために役立ちます。ケースカンファレンスは、関係する職種や機関が集まって情報を共有し、援助の方針を話し合う会議です。2は要約記録の説明で、逐語記録はやり取りをそのまま記録するものです。4は秘密保持に反します。5は誤りで、SOAPのSは主観的情報、Oは客観的情報です。
1 適切 記録には、援助の内容と経過を残して援助の継続性を保つ、職員の間で情報を共有する、援助を振り返って評価し質を高める、職員の教育や研修に使う、などの役割があります。また、利用者の情報開示の求めに応える資料にもなります。
2 不適切 逐語記録は、面接での利用者と援助者のやり取りを、話した言葉どおりに記録するものです。要点だけを整理してまとめたものは要約記録といいます。逐語記録は、面接の振り返りや、スーパービジョン(指導・助言)の場面などで使われます。
3 適切 ケースカンファレンス(事例検討会議)では、利用者に関わる複数の職種や機関の担当者が集まり、情報を共有して、援助の方針や役割分担を検討します。
4 不適切 カンファレンスで共有された情報は、援助のために共有されたものです。参加者は秘密保持の義務を負い、家族や友人に話してはいけません。社会福祉士や保育士には、法律で秘密保持義務が定められています。
5 不適切 SOAP形式では、S(Subjective)は利用者が話した主観的な情報、O(Objective)は観察や検査などで得た客観的な情報、A(Assessment)はそれらに基づく援助者の分析・判断、P(Plan)は今後の計画を書きます。
記録の種類 記録の書き方には、叙述体、要約体、説明体などがあります。叙述体は、出来事を起こった順に記述するもので、やり取りを詳しく再現する「過程叙述体」と、要点を短くまとめる「圧縮叙述体」があります。要約体は、援助の経過や情報を項目ごとに整理してまとめるもの、説明体は、出来事に対する援助者の解釈や考えを説明として書くものです。逐語記録は、録音などをもとに会話をそのまま文字にするもので、面接技術の振り返りに用いられます。目的に応じて書き方を使い分けることが大切です。
SOAPの書き方 SOAP形式は医療の分野で生まれた問題志向型の記録の方法で、福祉の分野でも用いられています。たとえば、Sに「最近眠れない」という本人の言葉、Oに表情や生活の様子など観察した事実、Aにそれらからの援助者の判断、Pに今後の対応の計画を書きます。事実(S・O)と判断(A)を分けて書くことで、ほかの職員が読んでも根拠が分かる記録になります。
ケースカンファレンスの意義 カンファレンスは、一人の援助者だけでは見えにくい利用者の状況を、多職種・多機関の視点から捉え直す機会です。保育の場面では、保育士、看護師、栄養士、市町村の保健師、児童相談所の職員などが集まり、支援の方針を確認することがあります。保育所保育指針第4章は、不適切な養育等が疑われる場合に要保護児童対策地域協議会で検討するなど適切な対応を図ることを示しています。
秘密保持と情報共有 社会福祉士及び介護福祉士法第46条や児童福祉法第18条の22は、正当な理由なく業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならず、その資格を失った後も同様であると定めています。援助のための情報共有は、目的と範囲を限り、必要な関係者の間で行うものです。記録の保管や持ち出しにも注意が必要です。
紛らわしい点 逐語記録(そのまま)と要約記録(まとめる)、SOAPのS(主観的情報)とO(客観的情報)の取り違えに注意しましょう。
- 保育所保育指針・同解説こども家庭庁の公表ページ
- 社会福祉士及び介護福祉士法第46条e-Govで原文を読む
- 児童福祉法第18条の22e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「社会福祉」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:相談援助の記録・ケースカンファレンスに関する教科書上の定説/社会福祉士及び介護福祉士法 第46条(秘密保持義務)/児童福祉法 第18条の22(保育士の秘密保持義務)条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。
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