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保育士 社会福祉 問13|ケースワークの理論家と業績

問題

保育士 | 社会福祉 | 令和8年4月1日時点の法令・指針に基づく

次の文は、ケースワークの発展に関わった人物についての記述である。( A )〜( D )にあてはまる人物の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。 ・( A )は、ケースワークの構成要素を「人」「問題」「場所」「過程」の4つのPとして示し、問題解決アプローチを提唱した。 ・( B )は、『社会診断』などを著し、慈善組織協会での友愛訪問の経験をもとにケースワークを体系化した。 ・( C )は、援助者と利用者との援助関係の原則を7つにまとめた。 ・( D )は、「状況の中の人」という視点から、心理社会的アプローチを体系化した。

【この問題について】

本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「社会福祉」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。

※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

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答え合わせ

正解は 2
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

正答は2です。Aの「4つのP」と問題解決アプローチはパールマン、Bの『社会診断』はリッチモンド、Cの援助関係の7つの原則はバイステック、Dの「状況の中の人」と心理社会的アプローチはホリスです。リッチモンドは「ケースワークの母」と呼ばれ、ケースワークを初めて体系的にまとめた人物です。人物の名前と、その人を表す言葉(キーワード)をセットで覚えておくと、組み合わせの問題に対応しやすくなります。

A パールマン パールマンは、1957年の『ソーシャル・ケースワーク-問題解決の過程』で、ケースワークを、問題を抱えた「人(Person)」が、「場所(Place)」である社会福祉機関で、専門職との「過程(Process)」を通じて「問題(Problem)」を解決していくものと捉えました。これが4つのPです。

B リッチモンド リッチモンドは、アメリカの慈善組織協会での友愛訪問の経験をもとに、1917年に『社会診断』、1922年に『ソーシャル・ケース・ワークとは何か』を著し、ケースワークを体系化しました。

C バイステック バイステックは、1957年の『ケースワークの原則』で、援助関係の原則として、個別化、意図的な感情表出、統制された情緒的関与、受容、非審判的態度、自己決定、秘密保持の7つを示しました。

D ホリス ホリスは、人と、その人が置かれている状況(環境)との関係に注目する「状況の中の人」という視点から、心理社会的アプローチを体系化しました。

したがって正答は2です。1はAとBが、3はCとDが、4はAとDが、5はBとCが入れ替わっています。

リッチモンドの位置づけ リッチモンドは、ケースワークを「人間と社会環境との間を、個別に、意識的に調整することを通して、パーソナリティを発達させる諸過程からなる」ものとして定義したことで知られます。個人の内面だけでなく、その人を取り巻く社会環境との関係に目を向けたことが、のちのソーシャルワーク理論の土台になりました。

診断主義と機能主義、そして統合へ リッチモンドの後、フロイトの精神分析の影響を受けて、利用者の生育歴などを詳しく調べて診断し、治療するという「診断主義」の流れが生まれました。ホリスの心理社会的アプローチはこの流れを受け継いでいます。これに対し、ランクの意志心理学の影響を受けた「機能主義」は、利用者の意志や、援助機関の機能を重視しました。パールマンの問題解決アプローチは、両者を統合しようとしたものです。

パールマンのその後の整理 パールマンは、援助を受ける人が問題に取り組む力を、動機づけ(Motivation)、能力(Capacity)、機会(Opportunity)の3つで捉える考え方も示しました(MCOモデル)。また、後に4つのPに、専門職(Profession)と制度・資源(Provisions)を加えて6つのPとしたことも知られています。

バイステックの7原則の意味 バイステックの原則は、援助者が利用者と信頼関係を築くための基本的な態度を示したもので、相談援助全般の土台とされています。保育士が保護者の相談に応じるときにも、一人ひとりの事情を大切にする(個別化)、気持ちを受け止める(受容)、一方的に裁かない(非審判的態度)、本人が決めることを尊重する(自己決定)、知り得たことを漏らさない(秘密保持)といった姿勢が求められます。

紛らわしい点 「4つのP=パールマン」「社会診断=リッチモンド」「7原則=バイステック」「状況の中の人=ホリス」の対応を押さえておけば、組み合わせの入れ替えに惑わされません。また、生活モデル(ジャーメインとギッターマン)や課題中心アプローチ(リードとエプスタイン)など、ほかのアプローチの提唱者との取り違えにも注意しましょう。

この問題の根拠ケースワークの理論(リッチモンド、パールマン、バイステック、ホリス)に関する教科書上の定説
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「社会福祉」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:ケースワークの理論(リッチモンド、パールマン、バイステック、ホリス)に関する教科書上の定説条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。

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