問題
次のA〜Dは、グループワークの展開過程の各段階に関する記述である。それぞれの段階の名称の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。 A メンバーと実際に会う前に、援助者がメンバーの状況や気持ちを予測して理解しておく「波長合わせ」を行い、グループの計画を立てる。 B メンバーが初めて集まり、グループの目的や約束事を確かめ合い、援助者とメンバー、メンバー同士の関係づくりを始める。 C メンバー同士が影響し合いながら課題に取り組み、グループが目的の達成に向けて動いていく。援助者は、メンバーの相互作用を促し、必要に応じて調整する。 D グループの活動の終わりに向けて、成果を振り返り、別れに伴うメンバーの気持ちを受け止め、次の生活への移行を支える。
【この問題について】
本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「社会福祉」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。
※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
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答え合わせ
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
自信の3択
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解説
※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
正答は4です。グループワークは、一般に準備期→開始期→作業期→終結期の順に展開します。Aのように、メンバーと会う前に状況を予測して理解しておく「波長合わせ」を行うのは準備期です。Bの、初めて集まって目的や約束事を確かめ合うのは開始期です。Cの、メンバー同士が影響し合いながら課題に取り組むのは作業期です。Dの、成果を振り返り、別れの気持ちを受け止めるのは終結期です。
A 準備期 準備期は、グループが始まる前の段階です。援助者は、メンバーとなる人の状況や、グループに参加することへの期待や不安を予測して理解しておきます。これを「波長合わせ」といいます。あわせて、グループの目的や規模、時間や場所などの計画を立てます。
B 開始期 開始期は、メンバーが初めて顔を合わせる段階です。援助者は、グループの目的や援助者の役割を説明し、約束事(ルール)をメンバーと確かめ合います。メンバーが安心して参加できるよう、関係づくりを始めることが中心になります。
C 作業期 作業期は、グループが目的に向かって活動する中心の段階です。メンバー同士の相互作用が深まり、助け合いや意見の対立も起こります。援助者は、メンバーが互いの力を生かせるよう相互作用を促し、グループが自分たちで動いていけるよう支えます。
D 終結期 終結期は、グループの活動を終える段階です。成果を一緒に振り返り、別れに伴う寂しさや不安などの気持ちを受け止め、メンバーがグループで得たものをその後の生活に生かせるよう移行を支えます。
したがって正答は4です。
グループワークとは グループワーク(集団援助技術)は、グループの中で生まれるメンバー同士の相互作用(グループ・ダイナミクス)と、援助者の意図的な働きかけを活用して、メンバー一人ひとりの成長や課題の解決を図る方法です。子育て中の保護者の集まり、障害のある人の活動グループ、高齢者のサロンなど、さまざまな場面で用いられます。
展開過程と「波長合わせ」 準備期の「波長合わせ」は、シュワルツが示した概念です。援助者が前もってメンバーの気持ちに波長を合わせておくことで、開始期に生じやすい緊張や不安に適切に対応できるようになります。シュワルツは、援助者を、メンバーとグループ、グループと社会の間を取り持つ媒介者と位置づけました。
コノプカの原則 グループワークの原則としては、コノプカが示したものが知られています。メンバーを個別化すること(グループの中の一人ひとりを理解する)、グループ自体も個別化すること、メンバーを受容すること、援助者とメンバーとの間に意図的な援助関係をつくること、メンバー同士の協力関係を促すこと、グループの過程を必要に応じて変えていくこと、メンバーの能力に応じて参加を促すこと、問題解決の過程にメンバー自身が取り組めるよう援助すること、制限を有効に用いること、プログラムを意図的に活用すること、継続して評価を行うことなどが挙げられます。
ケースワークとの違い ケースワークが援助者と利用者の1対1の関係を中心にするのに対し、グループワークでは、メンバー同士の関係そのものが援助の力になります。同じ悩みを持つ人どうしの支え合いは、専門職の助言だけでは得にくい安心感や自信をもたらします。
紛らわしい点 「波長合わせ」は準備期、「約束事の確認」は開始期、「相互作用の深まり」は作業期、「振り返りと別れの感情」は終結期の手がかりです。開始期と作業期の内容を入れ替えた肢に注意しましょう。
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「社会福祉」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:グループワークの展開過程(準備期・開始期・作業期・終結期)に関する教科書上の定説条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。
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