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保育士 社会福祉 問14|バイステックの7原則

問題

保育士 | 社会福祉 | 令和8年4月1日時点の法令・指針に基づく

次の文は、バイステックが示した援助関係の原則に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。 A 「個別化」とは、利用者を一人ひとり独自の存在として捉え、似た問題を抱えていても、その人に固有の事情として理解することである。 B 「受容」とは、利用者の反社会的な行動も含めて、すべての言動を正しいものとして認め、肯定することである。 C 「自己決定」とは、利用者が自ら選択し、決定することを尊重し、そのために必要な情報の提供などを行うことである。 D 「意図的な感情表出」とは、利用者が否定的な感情も含めて自由に表現できるよう、援助者が意図的に関わることである。 (組み合わせ) A〜Dの正誤の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。

【この問題について】

本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「社会福祉」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。

※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

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正解は 5
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自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。

正答は5です。A・C・Dは正しい記述です。個別化は利用者を一人ひとり違う存在として理解すること、自己決定は利用者が自分で選び決めることを尊重すること、意図的な感情表出は否定的な気持ちも含めて表現できるよう関わることです。Bは誤りです。受容とは、利用者をありのままの一人の人として受け止めることであり、反社会的な行動まで正しいと認めることではありません。人を受け止めることと、行動を認めることは区別されます。

A 適切 個別化の原則は、利用者を「同じような問題を抱えた人たち」の一人として扱うのではなく、その人だけの生い立ちや状況、気持ちを持った独自の存在として理解することを求めます。

B 不適切 受容の原則は、利用者の長所も短所も、好ましい態度も好ましくない態度も含めて、その人をありのままに受け止めることです。ただし、それは逸脱した行動や反社会的な行動を「正しい」と認めることではありません。援助者は、行動の背景にある気持ちや事情を理解しようとしながら、人としての尊厳を尊重します。

C 適切 自己決定の原則は、利用者が自分の人生について選び、決める権利とその力を尊重することです。援助者は、選ぶために必要な情報を分かりやすく伝え、利用者が自分で考えられるよう支えます。

D 適切 意図的な感情表出の原則は、怒りや不安、悲しみなどの否定的な感情も含めて、利用者が自由に表現できるよう、援助者が意図的に場をつくり、耳を傾けることです。

7つの原則の全体像 バイステックは、1957年の『ケースワークの原則』で、援助関係を築くための原則として、①個別化、②意図的な感情表出、③統制された情緒的関与、④受容、⑤非審判的態度、⑥自己決定、⑦秘密保持の7つを示しました。これらは、利用者が援助関係の中で抱く基本的な欲求(一人の個人として扱われたい、感情を表現したい、共感的に受け止められたい、価値ある人として受け止められたい、一方的に非難されたくない、自分で選び決めたい、秘密を守ってほしい)に対応するものとして説明されます。

残りの3つの原則 統制された情緒的関与は、援助者が自分の感情を自覚し、利用者の感情に共感しつつも、それに巻き込まれず、援助の目的に沿って適切に反応することです。非審判的態度は、援助者が利用者を一方的に責めたり、善い悪いと裁いたりしないことです。秘密保持は、援助の中で知り得た利用者の情報を、本人の了解なく他に漏らさないことです。

受容と非審判的態度の違い 受容は「その人をありのままに受け止める」ことで、非審判的態度は「裁かない」ことです。どちらも、行動そのものを肯定するという意味ではありません。たとえば保護者が「子どもをたたいてしまった」と打ち明けたとき、援助者は打ち明けてくれた気持ちを受け止め、責める言葉を向けずに話を聴きます。しかし、たたく行為を正しいと認めるわけではなく、子どもの安全を守るために必要な対応は行います。

保育の場面とのつながり 保育所保育指針第4章は、保護者の気持ちを受け止め、相互の信頼関係を基本に、保護者の自己決定を尊重すること、保護者や子どものプライバシーを保護し、知り得た事柄の秘密を保持することを示しています。バイステックの受容・自己決定・秘密保持の原則と重なる内容です。

紛らわしい点 Bのように「すべての言動を正しいと認める」「行動を肯定する」と言い切った受容の説明は誤りです。また、自己決定の原則にも、本人や他者の生命や安全が脅かされる場合などには一定の限界があることを、あわせて理解しておきましょう。

この問題の根拠
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出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「社会福祉」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:バイステックの援助関係の7原則に関する教科書上の定説条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。

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