問題
次の文は、2014年に国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)と国際ソーシャルワーク教育学校連盟(IASSW)が採択した「ソーシャルワーク専門職のグローバル定義」(日本語定義)の一部である。( A )〜( D )にあてはまる語句の組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。 ソーシャルワークは、( A )と社会開発、社会的結束、および人々の( B )と解放を促進する、実践に基づいた専門職であり学問である。( C )、人権、集団的責任、および多様性尊重の諸原理は、ソーシャルワークの中核をなす。ソーシャルワークの理論、社会科学、人文学、および( D )を基盤として、ソーシャルワークは、生活課題に取り組みウェルビーイングを高めるよう、人々やさまざまな構造に働きかける。
【この問題について】
本問は、保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「社会福祉」の出題範囲に基づき、goukaku-navi.jp が独自に作成したオリジナル問題です。全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。
※本サイトは一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
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答え合わせ
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自信の3択
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解説
※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、一般社団法人 全国保育士養成協議会とは一切関係ありません。
正答は1です。グローバル定義は、ソーシャルワークを「社会変革と社会開発、社会的結束、および人々のエンパワメントと解放を促進する」専門職であり学問であるとしています。中核となる原理は「社会正義、人権、集団的責任、および多様性尊重」です。また、ソーシャルワークの理論、社会科学、人文学に加えて「地域・民族固有の知」を基盤とすることが示されています。ソーシャルワークが個人だけでなく社会の構造にも働きかける点を押さえましょう。
A 社会変革 定義は、ソーシャルワークが「社会変革」を促進するとしています。人々を今の社会に合わせさせる「社会統制」は、定義の考え方と反対です。
B エンパワメント 人々の「エンパワメントと解放」を促進するとされています。エンパワメントは、人々が本来持っている力を発揮し、自分の生活をコントロールできるようにすることです。専門職が本人に代わって判断する「パターナリズム(父権主義)」は、これと対立する考え方です。
C 社会正義 中核をなす原理は「社会正義、人権、集団的責任、および多様性尊重」です。「経済効率」は含まれていません。
D 地域・民族固有の知 定義は、ソーシャルワークの理論、社会科学、人文学とともに「地域・民族固有の知」を基盤とするとしています。西洋の知識だけを基盤にするのではなく、それぞれの地域や先住民の人々が受け継いできた知を尊重する点が、2014年の定義の特徴です。
したがって、正答は1です。
定義の成り立ち 現在のグローバル定義は、2014年7月にオーストラリアのメルボルンで開かれたIFSWとIASSWの総会で採択されました。それまでの定義を改めたもので、日本では、ソーシャルワークの専門職団体(社会福祉専門職団体協議会)と教育団体(日本社会福祉教育学校連盟)が協働して日本語定義を作成し、2015年2月に決定されました。
本文の続き 本文は、設問の部分のあとに「この定義は、各国および世界の各地域で展開してもよい」と続きます。グローバル(世界共通)の定義を土台としつつ、各国・各地域で、その地域の状況に合った定義を重ねていくことが認められている点も特徴です。日本でも、この考え方に基づいて、日本における展開が示されています。
「構造」に働きかける 定義の最後の部分は、ソーシャルワークが「人々やさまざまな構造に働きかける」としています。困りごとを個人の問題としてだけ捉えるのではなく、差別や貧困を生み出す社会の仕組みにも目を向け、変えていくことが求められています。Aの「社会変革」、Bの「解放」も、この考え方とつながっています。個別援助(ミクロ)、地域や組織(メゾ)、制度や政策(マクロ)の各レベルの実践が、一つの専門職の中に含まれているということです。
集団的責任と地域・民族固有の知 「集団的責任」は、人々が互いの幸福に責任を持ち合うこと、人と環境のつながりを大切にすることを示す原理です。また、「地域・民族固有の知」が基盤に加えられたのは、西洋で生まれたソーシャルワークの理論だけを世界に広めることへの反省から、各地域の人々が持つ知恵や価値観を尊重するためです。
紛らわしい点 中核の原理を「社会正義、人権、集団的責任、多様性尊重」の4つとして正確に覚え、「平等」「効率」「自己責任」などに置き換えた肢に注意しましょう。また、「促進する」対象として社会変革・社会開発・社会的結束・エンパワメントと解放が並んでいることも確認しておきます。
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です。保育士試験(一般社団法人 全国保育士養成協議会 実施)の筆記試験科目「社会福祉」の出題範囲・保育所保育指針・関係法令に基づいて作っています。一般社団法人 全国保育士養成協議会が作成した試験問題を転載・改変したものではありません。根拠・出典:国際ソーシャルワーカー連盟・国際ソーシャルワーク教育学校連盟「ソーシャルワーク専門職のグローバル定義」(2014年採択)日本語定義条文の原文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で確認できます。法令・指針は令和8年4月1日時点の内容に基づきます。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・指針は改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 全国保育士養成協議会の公式サイトや関係省庁の公表でご確認ください。本サイトは同協議会と一切関係ありません。
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