介護福祉士

介護福祉士 第36回 問題104生活支援技術

問題

介護福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年1月28日(日)実施・生活支援技術

福祉用具を活用するときの基本的な考え方として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題104

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 2
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは2「複数の福祉用具を使用するときは,状況に合わせた組合せを考える」です。

福祉用具は一つだけ使えばよいというものではなく、利用者の状態や生活場面に応じて、いくつかの用具をうまく組み合わせることが大切です。

たとえるなら、その人の暮らしに合わせて、道具を一つずつ選ぶのではなく、全体としてうまく機能するように組み合わせるイメージです。

👉 覚え方:福祉用具活用の基本=状況に応じた組合せを考えること。

ほかの選択肢:1福祉用具が使えても住宅改修を検討しなくてよいわけではない(両者は補完的な関係)/3福祉用具の選択に迷うときは福祉用具専門相談員等に相談するのが適切(社会福祉士は福祉用具選定の専門職ではない)/4家族介護者の負担軽減だけでなく、利用者本人の自立支援も含めて総合的に考えるべき/5福祉用具の利用状況のモニタリングは継続的に必要である。

なぜこれが正解か

正解は2。福祉用具を活用する際は、単一の用具に頼るのではなく、利用者の身体状況・生活環境・生活場面(起居、移動、排泄、入浴等)に応じて、複数の福祉用具を適切に組み合わせて活用することが、効果的な生活支援の基本的な考え方となる。

各選択肢の解説

  • 1 福祉用具の活用と住宅改修(第36回 問69)は互いに補完し合う関係にあり、福祉用具が活用できるからといって住宅改修の検討が不要になるわけではない(両方を組み合わせることでより効果的な生活環境が整うこともある)。
  • 3 福祉用具の選択に迷う場合は、福祉用具に関する専門的知識を持つ福祉用具専門相談員(第38回 問9)や、理学療法士・作業療法士等に相談するのが適切であり、社会福祉士は福祉用具選定の専門職ではない。
  • 4 福祉用具の選定は、家族介護者の負担軽減だけを最優先するのではなく、利用者本人の自立支援・生活の質の向上も含めて総合的に検討すべきである。
  • 5 福祉用具の利用状況は、身体状況の変化や用具の劣化等に応じて継続的にモニタリングし、必要な見直しを行うことが重要であり、「不要」とする記述は誤りである。

覚え方・ひっかけ注意

福祉用具活用の基本的な考え方を問う設問では、「一つの用具・一つの手段に偏る」「見直しをしない」といった硬直的な対応の選択肢は誤答になりやすい。「状況に応じた柔軟な組合せ」「継続的な見直し」という視点が正解の軸となる。

理論的背景

福祉用具は、介護保険制度における福祉用具貸与・特定福祉用具販売(第36回 問69)、障害者総合支援法における補装具・日常生活用具給付(第38回 問98)として制度的に位置づけられ、利用者の自立支援、介護者の負担軽減、生活の質の向上を目的として活用される。福祉用具の選定にあたっては、単一の用具では対応しきれない複合的な生活課題(例:移動には歩行器、排泄にはポータブルトイレ、入浴には浴槽用手すり等)に対し、複数の用具を組み合わせて生活全体を支える視点が重要である。また、身体状況は経時的に変化するため、導入時のアセスメントだけでなく、定期的なモニタリング(利用状況の確認、身体状況との適合性の再評価)を通じて、必要に応じて用具の見直しを行うことが、福祉用具専門相談員・介護支援専門員の重要な役割とされる。

試験での位置づけ

福祉用具活用の基本的な考え方は、生活支援技術領域・社会の理解領域を横断する重要テーマ。第36回 問69(福祉用具の活用事例)、38-98(補装具の種類)とあわせて、福祉用具制度の全体像と活用の視点を体系的に理解しておくことが重要。

選択肢の発展補足

福祉用具の適切な選定・組合せには、利用者・家族の意向、住環境、経済的負担(レンタル料・購入費)等、多角的な要素を考慮する必要があり、福祉用具専門相談員による専門的なアセスメントとフィッティング(適合確認)が重要な役割を果たす。

上位資格・発展

福祉用具専門相談員の実務では、福祉用具サービス計画の作成、選定の理由書作成、モニタリングの実施方法がより専門的・実践的に扱われる。介護福祉士としては、日常のケアの中で福祉用具の使用状況を観察し、不具合や適合性の変化に気づいた際、専門職への情報提供・連携を行う視点が重要である。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題104。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」の問題104です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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