問題
介護過程の評価に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題107
※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。
※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。
※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。
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答え合わせ
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
自信の3択
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解説
※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。
※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。
答えは4「利用者の満足度を踏まえて評価する」です。
介護計画がうまくいっているかどうかを評価するときは、目標が達成できたかどうかだけでなく、利用者自身が「これでよかった」と感じているか(満足度)も大切な評価のものさしになります。
たとえるなら、結果の数字だけでなく、本人がどう感じているかも合わせて振り返るイメージです。
👉 覚え方:介護過程の評価=利用者の満足度も踏まえて行う。
ほかの選択肢:1生活状況が変化した場合は、あらかじめ決めた評価日を待たず、適宜評価を行うべき/2評価はサービス担当者会議だけで行うものではなく、日常的な観察・記録を通じても継続的に行う/3評価の中心は相談支援専門員ではなく、介護福祉職を含む多職種チームで行う/5評価基準は介護計画の実施「中」ではなく、計画を立てる段階であらかじめ設定しておく。
なぜこれが正解か
正解は4。介護過程における評価は、設定した目標の達成度だけでなく、利用者自身がその支援に対してどの程度満足しているか(主観的な満足度)を踏まえて行うことが重要である。
各選択肢の解説
- 1 利用者の生活状況が大きく変化した場合には、あらかじめ介護計画で設定した評価日を待たず、その都度適宜評価を行い、必要に応じて計画を見直すことが望ましい。
- 2 評価はサービス担当者会議のような公式な場だけでなく、日々のケアの中での観察・記録を通じて継続的に行われるべきものである。
- 3 介護過程の評価は、相談支援専門員(障害福祉分野)や介護支援専門員(介護保険分野)だけが中心となって行うものではなく、介護福祉職を含む多職種が協働して行うものである。
- 5 評価基準は、介護計画を実施している途中で設定するのではなく、計画を立案する段階であらかじめ明確に定めておく必要がある。
覚え方・ひっかけ注意
介護過程の評価に関する設問では、「決まった時期だけに評価する」「特定の専門職だけが評価する」「評価基準を後から決める」といった硬直的な選択肢は誤答になりやすい。「柔軟な評価時期」「多職種での評価」「利用者の主観的満足度」という視点が正解の軸となる。
理論的背景
介護過程は、アセスメント(情報収集・分析)→計画立案(目標設定・支援内容の決定)→実施→評価という循環的なプロセス(PDCAサイクル)で展開される。評価の段階では、目標の達成度(客観的な指標)に加え、利用者本人がその支援・生活に対してどの程度満足し、望む生活に近づいていると感じているか(主観的なQOL評価)を重視することが、利用者本位の介護過程の本質である。目標が数値上は達成されていても、利用者本人が満足していない場合は、支援内容や目標設定自体を見直す必要があり、逆に目標が完全には達成されていなくても、利用者が納得し前向きな変化を実感していれば、それも重要な評価の視点となる。評価基準は、計画立案時に「いつ、何を、どのように評価するか」を明確にしておくことで、客観的かつ一貫した評価が可能になる。
試験での位置づけ
介護過程の評価の視点は、介護過程領域の最頻出テーマの一つ。第36回 問106(初回面談)とあわせて、介護過程の一連のプロセス(アセスメント→計画→実施→評価)全体を体系的に理解しておくことが重要。
選択肢の発展補足
評価の際には、目標達成の有無だけでなく、その過程(プロセス)における利用者の反応や変化、支援内容の適切性等も振り返り、次の計画立案(再アセスメント)につなげることが、介護過程の質を継続的に高める上で重要である。
上位資格・発展
ケアマネジメント論の分野では、モニタリング(計画実施中の継続的な観察・確認)と評価(一定期間後の総括的な振り返り)の違い、評価指標の設計手法(アウトカム評価、プロセス評価)がより体系的に扱われる。
出典と作り方
本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」の問題107です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。
解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。
執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

