介護福祉士

介護福祉士 第36回 問題106介護過程

問題

介護福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年1月28日(日)実施・介護過程

介護福祉職が,初回の面談で情報を収集するときの留意点として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題106

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 2
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは2「目的を意識しながら話を聴く」です。

初めて利用者と会って話を聴くときは、「何のためにこの情報を集めるのか」という目的を意識しながら、利用者の話にじっくり耳を傾けることが大切です。

たとえるなら、ただ質問リストを埋めるのではなく、「この人を理解するために」という気持ちを持って話を聴くイメージです。

👉 覚え方:初回面談=目的を意識しながら話を聴く。

ほかの選択肢:1用意した項目を次々質問することは、利用者の話をじっくり聴く姿勢を欠き機械的な印象を与える/3ほかの利用者が同席する状況で質問することはプライバシーへの配慮を欠く/4最初に経済状態に関する質問をすることは、信頼関係が築けていない段階でデリケートな話題に踏み込みすぎる/5家族の要望を中心に話を聴くことは、本人主体の原則に反する。

なぜこれが正解か

正解は2。初回の面談における情報収集では、利用者を理解し今後の支援につなげるという目的を常に意識しながら、利用者の話にじっくりと耳を傾けることが最も重要な留意点である。

各選択肢の解説

  • 1 あらかじめ用意した質問項目を次々と機械的に投げかける方法は、利用者の話の流れや感情を無視することになり、信頼関係の構築を妨げる。
  • 3 他の利用者が同席する状況で個人的な質問をすることは、プライバシーへの配慮を欠き、利用者が安心して本音を話せない環境をつくってしまう。
  • 4 初対面の段階で最初に経済状態のようなデリケートな話題から質問することは、信頼関係が十分に築けていない中で不適切であり、利用者に不快感や警戒心を与えかねない。
  • 5 家族の要望を中心に話を聴くことは、利用者本人の意向や気持ちを後回しにすることになり、本人主体の支援の原則に反する。

覚え方・ひっかけ注意

初回面談での情報収集の留意点を問う設問では、「機械的な質問」「プライバシーへの配慮不足」「デリケートな話題を急ぐ」「本人より家族を優先する」といった選択肢は誤答になりやすい。「目的を意識した傾聴」という姿勢が正解の軸となる。

理論的背景

介護過程における初回のアセスメント(情報収集)は、その後の支援全体の質を左右する重要なプロセスである。単に決められた項目を埋める作業ではなく、「なぜこの情報が必要か」という目的意識(利用者の生活の全体像を理解し、その人らしい支援を組み立てるため)を持って傾聴することが、より深く本質的な情報の収集につながる。初対面の場面では、利用者が安心して話せる環境(プライバシーが保たれた個室等)を整え、本人のペースに合わせて、デリケートな話題(経済状況、家族関係等)は信頼関係が築かれた後に丁寧に扱うといった配慮が重要である。こうした姿勢は、バイステックの7原則における「個別化」「意図的な感情表出」「受容」等の援助関係の基本原則とも共通する。

試験での位置づけ

初回面談・アセスメントにおける情報収集の基本姿勢は、介護過程領域の頻出テーマ。第36回 問67(生活歴の理解)、38-35(利用者の全体像をとらえる支援)とあわせて、情報収集の「目的意識」と「傾聴の姿勢」を体系的に理解しておくことが重要。

選択肢の発展補足

初回面談で収集する情報には、身体状況、生活歴、価値観、家族関係、社会資源の利用状況等、多岐にわたる項目が含まれるが、これらを機械的に聞き取るのではなく、利用者の語りの中から自然に引き出していく面接技術(開かれた質問、要約等、第37回 問74)が重要である。

上位資格・発展

ソーシャルワーク実践論の分野では、インテーク面接(初回相談)における関係構築の技法や、アセスメントツール(ICF、フェイスシート等)を用いた体系的な情報収集の手法がより専門的に扱われる。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題106。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」の問題106です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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