介護福祉士

介護福祉士 第36回 問題27こころとからだのしくみ

問題

介護福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年1月28日(日)実施・こころとからだのしくみ

男性に比べて女性に尿路感染症(urinary tract infection)が起こりやすい要因として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題27

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 2
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは2「尿道が短く直線的である」です。

女性は男性に比べて尿道の長さが短く、まっすぐな形をしているため、外から細菌が膀胱まで入りやすく、尿路感染症になりやすいという特徴があります。

たとえるなら、女性の尿道は「短くてまっすぐな通路」なので、外敵(細菌)が奥まで侵入しやすいというイメージです。

👉 覚え方:女性は尿道が短く直線的=細菌が侵入しやすい。

ほかの選択肢:1子宮の圧迫(妊娠時等には関連しうるが一般的な要因としては尿道の構造の方が主要)/3腹部の筋力の弱さ(尿路感染症の直接の要因ではない)/4女性ホルモンの作用(尿路感染症の主要因とは言えない)/5尿道括約筋の弛緩(失禁の要因になりうるが感染しやすさの直接の理由ではない)。

なぜこれが正解か

正解は2。女性は男性に比べて尿道が短く(男性の尿道が約16〜20cmであるのに対し、女性は約3〜4cm)、さらに直線的な形状をしているため、肛門付近や外陰部の細菌が膀胱まで到達しやすく、尿路感染症(膀胱炎等)を起こしやすい。

各選択肢の解説

  • 1 子宮による圧迫は妊娠時の尿路の圧迫・停滞に関連する要因ではあるが、女性全般が尿路感染症になりやすい主要因としては尿道の構造の方が本質的。
  • 3 腹部の筋力の弱さは排尿機能や排便に影響しうるが、尿路感染症のなりやすさの直接的な要因ではない。
  • 4 女性ホルモンの作用は閉経後の粘膜の萎縮等を通じて間接的に影響しうるが、尿路感染症のなりやすさを説明する主要因ではない。
  • 5 尿道括約筋の弛緩は尿失禁と関連する要因であり、感染症のなりやすさそのものを説明するものではない。

覚え方・ひっかけ注意

「女性は尿道が短く直線的」という解剖学的な特徴が、男女の尿路感染症の発症率の違いを説明する最も基本的な理由。この一点を軸に覚えておくと関連問題に対応しやすい。

理論的背景

尿路感染症は、尿道口から入った細菌(大腸菌などの腸内細菌が多い)が尿道を遡り、膀胱炎や腎盂腎炎を起こす疾患である。尿は本来無菌で、排尿のたびに尿道が洗い流される。女性の尿道は約3〜4cmと短く、ほぼまっすぐ走るうえ、尿道口が腟や肛門に近い。細菌が膀胱へ達する距離が短く、汚染も受けやすいため、男性より発症しやすい。男性の尿道は約16〜20cmと長く、前立腺や陰茎で屈曲する。

選択肢の掘り下げ

「子宮の圧迫」は妊娠時などに尿の流れを滞らせる要因とはなりうるが、女性全般に共通する理由ではない。「腹部の筋力が弱い」や「尿道括約筋が弛緩している」は、排尿のしにくさや尿失禁につながる要素で、感染の起こりやすさを直接説明するものではない。「女性ホルモンの作用」は、むしろ女性ホルモン(エストロゲン)が膣や尿道の粘膜を健やかに保って感染から守る方向に働き、閉経後にその減少で感染しやすくなる。つまりこの選択肢は逆向きの説明である。本問は「最も適切なもの」であり、解剖学的な構造の差を答える。

試験での位置づけと関連論点

高齢者では、残尿の増加、水分摂取の不足、おむつ内の湿潤と汚染、尿道カテーテルの留置などが加わる。症状は排尿時痛や頻尿に乏しく、発熱や食欲低下、意識の変化として現れることもある。

現場での判断の根拠

陰部洗浄や排泄後の清拭は、尿道口から肛門へ向かう前から後ろの方向で行い、肛門周辺の細菌を尿道口へ運ばない。水分をこまめに摂り、排尿を我慢させず、おむつはこまめに交換する。尿の混濁やにおい、発熱などの変化に気づいたら、看護職員へ報告する。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題27。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」の問題27です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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