介護福祉士

介護福祉士 第36回 問題36発達と老化の理解

問題

介護福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年1月28日(日)実施・発達と老化の理解

次のうち,健康寿命の説明として,適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題36

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 5
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは5「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」です。

「健康寿命」とは、単に長生きするかどうかではなく、健康上の問題で日常生活に制限を受けることなく、元気に過ごせる期間のことを指します。

たとえるなら、寿命という長さの中でも「自分らしく元気に動ける部分」の長さが健康寿命です。

👉 覚え方:健康寿命=制限なく元気に生活できる期間。

ほかの選択肢:1「0歳児の平均余命」は「平均寿命」の定義/2「65歳時の平均余命」は健康寿命ではなく単なる平均余命の一種/3「65歳時の平均余命から介護期間を差し引いたもの」は健康寿命に近い概念に見えるが正式な定義とは異なる(実際は日常生活に制限のない期間として算出)/4「介護状態に至らずに死亡する人の平均寿命」も正式な定義とは異なる。

なぜこれが正解か

正解は5。健康寿命とは、WHO(世界保健機関)が提唱した概念で、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」を指す。単なる生存期間(平均寿命)ではなく、生活の質(QOL)を反映した指標として重視されている。

各選択肢の解説

  • 1 「0歳児の平均余命」は健康寿命ではなく「平均寿命」の定義である。
  • 2 「65歳時の平均余命」は特定年齢からの平均余命であり、健康状態を考慮しない点で健康寿命とは異なる指標。
  • 3 「65歳時の平均余命から介護期間を差し引いたもの」という説明は健康寿命の概念に近づいているが、正式な算出方法(国民生活基礎調査等に基づく「日常生活に制限のない期間」の算出)とは異なる簡略化された誤った説明。
  • 4 「介護状態に至らずに死亡する人の平均寿命」という説明も、健康寿命の正式な定義とは異なる。

覚え方・ひっかけ注意

「平均寿命=生きている長さ」「健康寿命=元気に生活できる長さ」という対比で覚えると、両者を明確に区別できる。平均寿命と健康寿命の差(不健康な期間、介護等を要する期間)が近年の健康施策の重要な指標となっている点も押さえておく。

理論的背景

健康寿命は、2000年に世界保健機関(WHO)が健康調整平均余命(HALE)として示した考え方で、日本では厚生労働省が「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」として算出している。主な資料は国民生活基礎調査(健康に関する質問への回答)で、これを生命表と組み合わせて計算する。平均寿命(0歳の平均余命)と健康寿命の差は、日常生活に制限のある期間を意味し、この差を縮めることが、個人の生活の質と社会保障の負担軽減の両面で重要とされる。

選択肢の掘り下げ

「0歳児の平均余命」は平均寿命の定義で、「65歳時の平均余命」は、65歳の人があと平均何年生きられるかを示す別の指標である。いずれも、健康状態を問わず、生存期間の長さを表している。「65歳時の平均余命から介護期間を差し引いたもの」は、一見もっともらしいが、健康寿命の定義ではない。なお、自治体などでは、介護保険の要介護度などをもとにした「平均自立期間」という、別の指標が使われることがある。「介護状態に至らずに死亡する人の平均寿命」は、誰の何を平均したのかが曖昧な、誤った記述である。健康寿命は「平均寿命」と対比して、生活が制限されない期間の長さと理解する。

試験での位置づけと関連論点

国の健康づくり計画である「健康日本21」は、健康寿命の延伸と健康格差の縮小を中心的な目標にしている。生活習慣病の予防、フレイル(加齢による心身の脆弱化)の予防、社会参加の促進が、具体的な取り組みである。

現場での判断の根拠

介護の場面でも、できる動作を維持する、外出や交流の機会を保つ、栄養・口腔・運動を整えるといった関わりが、本人の健康寿命を延ばす支援になる。単に生命を延ばすのではなく、本人らしい生活を長く保つことに目標を置く。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題36。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」の問題36です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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