介護福祉士

介護福祉士 第36回 問題43認知症の理解

問題

介護福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年1月28日(日)実施・認知症の理解

次の記述のうち,若年性認知症(dementia with early onset)の特徴として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題43

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 5
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは5「高齢の認知症に比べて,就労支援が必要になることが多い」です。

若年性認知症は65歳未満で発症する認知症で、働き盛りの世代に多いため、仕事を続けられるかどうかという「就労」に関する支援がとても重要になります。

たとえるなら、まだ現役で働いている年代に発症するため、「仕事をどうするか」という課題が大きな悩みになりやすいということです。

👉 覚え方:若年性認知症=現役世代の発症で就労支援が重要。

ほかの選択肢:1進行速度は緩やかではなくむしろ速いことが多い/2女性より男性の方が発症者が多い/3 30歳代より50歳代の方が有病率は高い/4特定健診で発見されることが多いわけではなく、職場や日常生活での異変がきっかけになることが多い。

なぜこれが正解か

正解は5。若年性認知症は65歳未満で発症する認知症の総称で、現役世代(働き盛り)に発症するため、高齢の認知症に比べて就労継続・就労支援に関するニーズが特に重要な課題となる。

各選択肢の解説

  • 1 若年性認知症は、原因疾患によっては高齢発症の認知症よりも進行が速い傾向がみられることが指摘されており、「進行速度は緩やかなことが多い」という記述は実態と異なる。
  • 2 若年性認知症は女性よりも男性の発症者数が多いとされ、「女性の発症者が多い」という記述は誤り。
  • 3 若年性認知症の有病率は年齢とともに上昇し、50歳代の方が30歳代よりも有病率が高い。
  • 4 若年性認知症は、特定健康診査(メタボ健診)で偶然発見されるケースは多くなく、仕事上のミスの増加や日常生活の変化がきっかけで気づかれることが多い。

覚え方・ひっかけ注意

若年性認知症の特徴(男性に多い、50歳代に多い、進行が速い傾向、就労支援の重要性、経済的問題や家族への影響が大きい)を、高齢発症の認知症と対比しながら整理して覚える。

理論的背景

若年性認知症は18歳以上65歳未満で発症する認知症の総称で、原因疾患としてはアルツハイマー型認知症が最も多いが、血管性認知症の割合が高齢発症に比べて相対的に高い傾向があるとされる。現役世代での発症は、本人の就労継続の困難(解雇・休職)による経済的問題、子育て中であれば教育費等の家計への影響、配偶者・子どもへの心理的負担など、高齢期発症とは異なる複合的な生活課題を伴う。このため、若年性認知症支援コーディネーター(第38回 問82)の配置など、就労・生活支援に特化した支援体制の整備が政策的に進められている。

試験での位置づけ

若年性認知症の特徴(発症年齢、性差、進行速度、就労支援の必要性)は認知症の理解領域の頻出テーマ。第38回 問82(若年性認知症支援コーディネーターの役割)とあわせて、若年性認知症に特有の支援ニーズを体系的に理解しておくことが重要。

選択肢の発展補足

若年性認知症の人への就労支援としては、障害者雇用制度の活用、職場での業務内容の調整(配置転換等)、傷病手当金・障害年金等の経済的支援制度の活用等が組み合わされる。診断後も可能な限り社会とのつながりを維持できるよう、本人の意向を尊重した支援が重要とされる。

上位資格・発展

産業保健・精神保健福祉の分野では、若年性認知症の人の就労継続支援における企業側の合理的配慮や、障害年金(初診日から1年6か月経過後に請求可能)の申請支援等、より実務的な制度知識が扱われる。介護福祉士としても、若年性認知症の利用者・家族が直面する経済的・social的課題への理解を深めておくことが実践上重要である。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題43。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」の問題43です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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