介護福祉士

介護福祉士 第36回 問題48認知症の理解

問題

介護福祉士 | 第36回(令和5年度) | 令和6年1月28日(日)実施・認知症の理解

Aさん(80 歳,男性,要介護1 )は,認知症(dementia)で,妻の介護を受けながら二人で暮らしている。「夫は昼夜逆転がある。在宅介護を続けたいが,私が体調を崩し数日間の入院が必要になった」と言う妻に提案する,Aさんへの介護サービスとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。

【出典】公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題48

※問題文は同センター公表のものを改変せずに掲載しています。

※解説・補足は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※本問は出題当時の法令・制度に基づいています。

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答え合わせ

正解は 2
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

※この解説は goukaku-navi.jp が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。

※出題当時の法令・制度に基づく問題です。現在の制度と異なる場合があります。

答えは2「短期入所生活介護(ショートステイ)」です。

妻が数日間入院することになり、その間だけ一時的にAさんの介護を代わってもらう必要があります。短期入所生活介護(ショートステイ)は、数日〜数週間の短い期間、施設に泊まって介護を受けられるサービスなので、今回のケースにぴったりです。

たとえるなら、いつもの家族の代わりに、短い期間だけ施設が「代理の家族」として介護を引き受けてくれるイメージです。

👉 覚え方:数日間の緊急的な代替介護=ショートステイ。

ほかの選択肢:1通所介護(デイサービス)は日帰りのサービスで宿泊には対応できない/3認知症対応型共同生活介護(グループホーム)は長期入居を前提とした住まいで数日間の緊急利用には通常なじまない/4特定施設入居者生活介護も長期の入居を前提とする施設/5介護老人福祉施設(特養)も長期入所を前提とする施設。

なぜこれが正解か

正解は2。妻の入院により数日間、在宅での介護が困難になるという一時的・緊急的な状況においては、短期間の入所により介護を代替する短期入所生活介護(ショートステイ)を提案することが最も適切である。

各選択肢の解説

  • 1 認知症対応型通所介護(デイサービス)は日帰りで利用するサービスであり、夜間を含む数日間の介護代替には対応できない。
  • 3 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)は、少人数で共同生活を送りながら長期的に入居することを前提とした住まいであり、数日間の緊急的な利用を想定した制度ではない(緊急一時入居に対応する事業所も一部あるが、原則的な位置づけは長期入居)。
  • 4 特定施設入居者生活介護も、有料老人ホーム等への長期入居を前提としたサービス類型であり、数日間の緊急対応には適さない。
  • 5 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)も、原則として長期的な入所を前提とする施設であり、短期的な緊急対応にはショートステイの方が適切。

覚え方・ひっかけ注意

「家族の急な入院・冠婚葬祭・休息(レスパイト)」等、一時的・短期的な介護ニーズには短期入所生活介護(ショートステイ)を提案するのが定石。長期入居を前提とする施設(グループホーム、特養、有料老人ホーム等)と明確に区別する。

理論的背景

短期入所生活介護(ショートステイ)は、介護保険の居宅サービスの一つで、介護老人福祉施設などに短期間入所して、入浴・排泄・食事などの介護や機能訓練を受ける。利用の理由には、家族の病気・入院、冠婚葬祭、介護疲れの解消(レスパイト)などがある。利用は、居宅サービス計画(ケアプラン)に位置づけられ、連続して利用できる日数や、認定の有効期間に対する利用日数には、報酬や運営の通知で目安・上限が設けられており、長期の入所の代わりとして使うサービスではない(具体的な日数は、その時点の通知で確認する)。急な事情には、ケアマネジャーが、利用できる事業所を調整する。

選択肢の掘り下げ

本問の状況は、介護者である妻が数日間入院するため、夜間を含む介護が一時的に必要になった、という場面である。認知症対応型通所介護は、日帰りで通うサービスなので、夜間は対応できない。認知症対応型共同生活介護(グループホーム)は、地域密着型サービスで、少人数で共同生活を続ける住まいにあたり、短期の利用が想定されていない。特定施設入居者生活介護(有料老人ホームなど)や介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム。新規の入所は原則として要介護3以上)も、長期の入居・入所を前提とする。数日間の介護の代替には、ショートステイが適切である。

試験での位置づけと関連論点

通い・訪問・泊まりを組み合わせて利用できる小規模多機能型居宅介護も、地域密着型サービスとして出題される。医療的な管理を要する場合は、介護老人保健施設などによる短期入所療養介護が選択肢になる。

現場での判断の根拠

認知症の人は、環境が変わると混乱しやすく、昼夜逆転が強まることもある。そのため、利用前に、生活歴、好みや習慣、服薬、夜間の様子、不安になるきっかけと対応の工夫などを、施設へ具体的に伝えておく。慣れた物を持参することも助けになる。妻の体調回復後の在宅介護の継続も見据え、ケアマネジャーと相談する。

この問題の根拠出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」問題48。解説は合格ナビが独自に作成したものです。
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表した「第36回介護福祉士国家試験(令和5年度)」の問題48です。同センターの「過去問題利用にあたっての留意事項等」(https://www.sssc.or.jp/pastissues/index.html)に従い、問題文は文言を変えずに掲載しています(PDFの折り返しによる改行位置の違いのみ)。図は同センターのPDFから切り出したものです。 原本は同センターの「過去の試験問題」でご確認ください。

解説・補足は合格ナビ(goukaku-navi.jp)が独自に作成したもので、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターとは一切関係ありません。 本問は出題当時の法令・制度に基づいています。介護保険制度・障害者総合支援法などは改正されるため、現在の制度と異なる場合があります。最新の内容は厚生労働省などの公的な情報でご確認ください。

執筆・運営:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報)・編集方針。

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